7月のリニューアルに向けて、着実に改装がすすむ札幌競馬場。
時々見聞きする「今の札幌」の様子が気になります。いつもは不便な紙の馬券が買いたくなったり、ビールばかり飲んで、何をしにきたのかわからなくなる競馬場が恋しくてたまりません。ああ、もう少し。ガンバレ!工事現場!
なんとな~く、時間の流れがまったりとした土曜日の競馬場は、あてもなくぷらぷら歩いて、気がついたらいつの間にか帰宅しちゃってる印象激薄になってしまいがちですが、先日の29日は違いました。
なんたってドバイ・デューティーフリー!今回の海外遠征で大将格となったジャスタウェイが、後続に6馬身差をつけての圧勝!!コースレコードを2秒上回って記録を塗り替えるおまけつきです。
昼間に日経賞でウインバリアシオンが勝ち、深夜にはジャスタウェイと、さぞかしハーツクライ父ちゃんはご満悦と思いきや、スタリオンの現場からは「なぜかご機嫌ナナメ」というリポートが。
さすがハーツ父ちゃん。かわいい息子たちまでもライバルとして危機感を持っていらっしゃる。
種牡馬の世界は命がけの椅子取りゲーム。「勝って兜の緒を締めよ」いう事でしょうね。
そしてシーマクラシックでも、ジェンティルドンナが勝利。何度みてもひやひやするムーア騎手の「黙って俺について来い!」騎乗の強引さにシビレました。
これが男馬であったらケンカになるところです。
「あっちいけ、こっちいけって、いったい何なのよー!」
男気にあふれ、荒れ狂うムーアの手綱さばきがハミを通じてビンビンと感じるジェンティー。諦めない男に必死についていき、すべての不利をひっくり返す1秒・1完歩を迎えたのちの優勝でした。
前哨戦の京都記念で6着と、うっかり競馬をしてしまった日本最強牝馬は、閉口する陣営の様子にバッチコイ精神がよみがえったのかもしれません。ある日突然旬を過ぎてしまう牝馬が多い中、ジェンティルドンナの復活の場は、悔し涙を味わったドバイの地。根性という度合いでいうならば、ジャスタウェイよりも、はるか上をゆく快進撃だと言えますね。
世界への道は日本から。
日曜日は今年2回目のG1高松宮記念!
贔屓だったキンシャサノキセキで2度馬券をとった事のある相性のいいレース。勝負をかける気持ちも華やぎます。ゆけ!ナケナシの1000円札!
提供したのはコパノリチャード。大昔からファンだったハリウッド俳優リチャード・ギアと同じ名前ということで、自動的に応援馬に。馬名って、女性ファンには意外と重要なのかもしれません。
3番人気で7.7倍のオッズに、迷うことなく単勝に決定!ここまで男らしく投入できたのは、前日の日経賞と毎日杯で3連単に手を出し、ズタボロになっていたせいでもあるのです。
昔みたあの映画のように、リチャードがリムジンに乗って迎えに来てくれると妄想した結果、みごと夢は叶いました!リチャード、ありがとう~!
競馬を愛してよかったわと言えるのは、普段はつれなくても、時々おいしいアメを1粒、口の中にころんと入れてくれるから。甘さ控えめでも嬉しいものですね。
たっぷりと濃厚な週末を楽しみ、今朝はちょっぴり幸せな気だるさが残っていますが、今週は豪華メンバーの揃う大阪杯があるのでいつまでもお花畑にいるわけには行きません♪人気が割れること必死のレース。馬券の買い方が難しくなりそうです。
「簡単にオヤジを越えるんじゃ~ない」
いいえ、あなたの子どもたちは、それなりに苦労して一進一退を繰り返した後、それぞれ頂点にのぼりつめているじゃないですか?ちゃんと褒めてあげましょうね。
明日から4月。新年度も引き続きJBIS競馬女子部にお世話になることになりました。
今後ともよろしくお願いします。