2016年05月02日

京都の神さまが愛したキタサンブラック。

長い歴史の分だけずっしり重い淀の盾はサブちゃんの胸に!

第153回天皇賞・春(G1京都芝3200m)は、2番人気のキタサンブラック(父ブラックタイド)が優勝!13番人気のカレンミロティック(父ハーツクライ)をハナ差4センチ差し返すというみごとな勝利だった。

3着には3番人気のシュヴァルグラン(父ハーツクライ)が入線。昨年の菊花賞に続いて2度目の「まつり」が京都競馬場に響き渡った。いいなぁ京都のお客さん。サブちゃんのまつりを2回も聞けるなんて!

キタサンブラックって、よっぽど京都の神さまに愛されているんだなぁ~と思わせる1枠1番からさっとハナに立ち、そのままラクな形で後続17頭を引率。

後ろの方で、どんなことが起きてるのかまったく見えない位置でも、キタサンとユタカは自分たちのペースを崩さなかったが、1番人気のゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)はちょっぴり引っかかってしまった。

私はこの時点で、アクターを軸にしなくてよかったと思いながらも、フェイムゲーム(父ハーツクライ)の後ろ過ぎる待機が気に入らない。そんなところから最後に大外をぶん回すしかない場所で届くんですか豪州の名騎手ボウマン!

今回キタサンとフェイムの2頭軸3連複たっぷり流し(トゥインクル、シュヴァルグラン、タンタアレグリア、トーホウジャッカル、ゴールドアクター)と、キタサンブラックの単勝応援馬券で勝負していたので、何だか突然、損害保険が解約された心細ぉ~い気持ちに。

それでも私の自賠責保険キタサンブラック。2周めで馬群がさらに縦長になったことで、これはひょっとしてあるぞと思わせてくれたのもつかの間、すぐ後ろでキタサンをマークするカレンミロティックは完全ノーマーク!!あぶなーーい!…ここで私は事故ってしまいました。

まさか13番人気が路上に、いや最後の直線で飛び込んでくるとは―――…。

昨年の菊花賞以来2度目のG1を飾ったキタサンブラック。この大きなイケメン馬は今年の古馬界の主役になりました。

オーナーも騎手も、その道では大御所。祝いの席で歌は必出です。表彰式後、マイクを握るサブちゃんの「一緒に歌いたい」という無茶振りに、関西人らしく「では歌います」といって、ボケてくれたり、「次に勝ったら歌います!」くらい、ユタカにはサービスしてほしかったですね。

チャリン~と虚しい小銭(450円)の音が、サブちゃんのまつりとお客さんの手拍子にとけこんでいく中、神社仏閣の多い京都の神さまたちは、この「まつり」がどうしても聞きたいんでしょうなぁと、札幌のお茶の間で、京都競馬場の空を見ておりました。

次走は宝塚記念や秋の天皇賞などプランがいっぱいのキタサンブラック。海外遠征は何となくサブちゃんのカラーじゃない気がするので「なし」でお願いしまーす(小声)。

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JBBAよりお知らせ

5月16日(月)千葉サラブレッドセールライブ中継を予定

5月23日(月)~24日(火)北海道トレーニングセールライブ中継を予定

競走馬のせり市場中継は、JBISサーチでご覧ください。

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以上

上坂由香

出身地
北海道札幌市
職種
エッセイスト

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