先週行われたスパーキングレディーカップ(JpnIII)
圧倒的な強さを見せたのはJRA 高木登厩舎のホワイトフーガでした
JRA 高木登調教師
「ほっとしました。58キロが心配でした。
前走(6月1日 さきたま杯 5着)も調子は良かったのですが、ゲートのタイミングが悪くて後方からの競馬。
浦和という特殊なコースだったのでその分だったかなと思います。
今回、蛯名騎手には『ちょっと噛むかも知れません』と伝えましたが、
やっぱり噛みましたね。
2番手で折り合いを付けたかったのですが。
馬格はありますが、胴が長いので58キロはどうかと思っていましたが、
最後よく押し切ってくれましたね。
4歳になり精神的にも落ち着きが出てきましたし、
だんだん大人になってきたかなと思います。
夏場は休んで9月から始動しようかなと思っています」
JRA 蛯名正義騎手
「馬の強さに助けられましたね。
雰囲気は落ち着いてはいましたが、パドックでは行きたがる素振りを見せていました。
やはりレースでは行きたがっていたので、ケンカしないよう、力は上だと信じて乗りました。
掛かった分、早めに動きました。
斤量をしょっているので、スムーズに周ることを心掛けて走らせました。
3歳の時も相当強い馬だと思っていましたが、さらにパワーアップして強くなったと思います」
レース後、関係者たちから「砂の最強牝馬だね」「このグレードを使う馬じゃない」と
その走りを絶賛されていたホワイトフーガ。
強さが際立つホワイトフーガですが、
レースを離れるととってもかわいい
そんなホワイトフーガの表情をたっぷりご覧くださいね
口取り撮影時は、厩舎スタッフさんの手を甘噛みして
甘える仕草も
2着のブルーチッパー(大井)に騎乗した森泰斗騎手
「厳しいかなと思いましたが、ブルーチッパーは手ごたえ以上に頑張る馬。
今回は相手(ホワイトフーガ)が強すぎましたが、
ハナに行くという条件は付きますが、ブルーチッパーも交流重賞で十分やれる馬です。
今日も直線まで競り合えれば・・・。
逃げ馬なのに交わされても直線でまたツメてきましたね。
最後まで頑張っていましたよ」
今回、ふと思い立って撮ってみました。
現場取材風景はこんな感じです。
映り込まないよう皆さん注意しているので、中継には映りませんが、
マスコミ関係者がぎゅぎゅっと集合して話を聞いています。
前列はしゃがんで聞くことが多いので、
脚がしびれ、レコーダーを掲げた腕がプルプルすることも
中央も地方も人数に違いはあっても同じ手順。
その前には、検量室から出てくる騎手の皆さんを個別に追ってコメントを聞くというスピード命の作業もあります
明日は大井で3歳ダート王の決定戦・ジャパンダートダービー(JpnI)が行われますね。
昨年のこのレースは大雨
パドックを歩く馬たちの脚元、跳ね返った水たまりのしずくが煌めいていました
昨年の覇者・ノンコノユメ(JRA 加藤厩舎)とCルメール騎手
こちらは2010年の覇者・マグニフィカ(川島正行厩舎)。
担当は100以上の重賞を制している大ベテラン多田厩務員。
「マグ」「マグちゃん」という愛称で親しまれていたマグニフィカは、
入厩当時から、故川島正行調教師がその素質を見抜き、
「ダービーを獲れる」と言っていた記憶があります。
9歳になったマグニフィカは、現在金沢で競走馬生活を続行中です
印象的だったシーンは2013年のクリソライト(JRA 音無厩舎)
ゴール後、戻って来たクリソライトの向こうに、勝負服と同じ色のライトが映り込んで
祝福するかのようなキラメキがありました
今年はどんなシーンが見られるのか楽しみです