BOKUJOB見学会(in 関東)
3回目の今回は、締めくくり、松風馬事センターの様子です
3月3日の土曜日に行われたBOKUJOB見学会(in 関東)。
朝8時に東京駅近くの鍛冶橋バス停を出発して、
松風馬事センターに到着したのは午後3時過ぎ。
かわいい真っ白なネコちゃんが向けてくれました
尻尾を立てて、興味津々ゴキゲンモード
牧場ではネコさんも大事なスタッフ(ネズミ捕り係など)ですね
馬場のランニングレールは日本初「ファーネルズ社のPVCレール」とのこと。
高い強度と、万が一の衝突時の高い柔軟性を併せ持ち、安全度が高いそうです
向こうの桜並木も気になります
3月上旬だったので、まだ蕾でしたが、
1か月後にはきれいな花がたくさん咲いて、牧場の春を彩っていたことでしょう。
今頃は緑の木陰を作っているかな。
牧場ではそういった自然の変化、美しさも働くうえでの魅力だと思います。
時々、大自然を相手にしている方の講義を聞きに行くことがあるのですが、
生きものである人間は、やはり自然からの影響を多く受けているのだなぁと思うこともしばしば。
気づかないうちに身心ともに自然からのパワーをもらっているのだと思います。
それは人間だけではなく、馬も・・・。
故川島正行調教師は、
「木々があると馬がリラックスできるから」と
厩舎周りにたくさんの木を植えていましたっけ。
施設見学の後、牧場の方のご厚意で馬との触れ合い時間が
現れたこのお馬さんを観た瞬間「うわぁ」という気持ち
この写真を見た方から「水玉パンツちゃん」(笑)と呼ばれたことも。
かわいい
このお馬さんは、半血で父ノヴェリストのビビアンリスト
ノヴェリストが種牡馬登録する前、
試験として行われた種付けで生まれた馬だそうです
右目が青い「さめ」。ミステリアス
こちらはアドラビリティ(父ゴスホークケン)
見学者の皆さんからもらったおやつをモグモグ
案内してくださった石内さんの言葉を・・・
「松風馬事センターでは、ジョッキー志望でも厩務員志望でも、
皆に人間性の部分から丁寧に教えることを大切にしています。
日々のことや、仕事でわからないことは、僕たちがしっかり教えて育てていく。
学校で学んだことも活かされるけれど、社会に出てから教わることもたくさんある。
絶対の正解はないけれど、早く始めた分だけ経験を積めるメリットがある。
頑張っているスタッフがいるから牧場は成り立っています。
だから、若い人が少しでも興味を持ってくれるというのは、牧場にとって幸せなこと」。
早春のやわらかなお天気にも恵まれ、
自分から進んで牧場の方々にインタビューなどする必要がない同行取材にとはいえ、
牧場設備やそこで働く皆さん、見学者の方々の存在など
普段の競馬場取材で知ることとは別の学びがあり、
私自身にとっても有意義な時間となりました。
参加者の方々の中から多く出ていた質問のひとつに、
「専門学校に行った方がいいのか、すぐに就職しても大丈夫か」というものがありました。
今回訪問した牧場には、専門学校を出て就職した方も、
一般の学校を出て専門分野を学ばずに直接牧場に就職した方もいました。
私自身の友人たちにも、
その双方から牧場への就職へと進んだ人がいますが、
彼らはみなそれぞれの立場で努力し、
強い馬、ファンの心に響く馬たちを手掛けて来ました。
そんな彼らの姿を見ると、
「選んだ道が正解になるように頑張っていくのが大切」だと思うことも
BOKUJOBメインフェア、いよいよ目前
6月2、3日(安田記念)に東京競馬場で、
6月23日、24日(宝塚記念)に阪神競馬場で開催されます