冬の競馬場は寒い
でも、冬ならではの風景に見入ってしまうことも多々です。
馬たちの白い息、
馬体からたちのぼる白い湯気。
昼間も3時ごろまではあたたかでも、
3時を過ぎると、ぐっと冷えてくることが多いです。
体温は頭からも逃げるのね・・・と感じることもあるため、
屋外では、ニット帽などあると良さそう。
1月も半ば。
そろそろ、すこーし、春の気配も探していきたいと思います。
2025年01月14日
2025年01月07日
2024年12月24日
2024年12月10日
先日、福島競馬場へ向かう途中、
相馬野馬追でお馴染みの福島県の相馬に立ち寄りました。
相馬市歴史資料収蔵館は
相馬の歴史や文化に関する展示がすばらしかったです
実際に野馬追で使用する甲冑、関連文献などなど・・・
特に相馬野馬追の絵巻が圧巻
細部まで丁寧に描かれていて、時間を忘れて見入ってしまうほどでした。
他には相馬の伝統的な焼きものなども。
内部は撮影禁止で、
図録の販売もないとのことなので、
記憶に焼き付けてきました
お隣の「郷土館」では、
実際に使用されていた昔の小学校の机や椅子、
農機具などを展示。
祖父母の家の納屋にあったような
懐かしいもの、今はもう手に入らない貴重な品が展示されていました。
「破棄してしまったら、もう絶対に手に入らないもの」と
係の方も話していらっしゃいましたが、
誰かが大切に使い、
暮らしの中で息づいていた「そのもの」だからこそ
今の時代に向けて、伝える力があるのだと思いました。
相馬におでかけの際にはおすすめです
相馬中村神社の参道横に冬桜の花
福島競馬場
また会えました
2024年12月03日
11月29日、多くの競馬ファン、関係者に惜しまれつつ引退した
森泰斗騎手。
引退記者会見
「今後は白紙。ゆっくり考えたい」とのこと。
「立場が人を作るといいいますが、
リーディングジョッキーになって責任を感じながら
ここまで乗って来ました。
性格的に100点満点をつけることはない。
80点くらい」。
森泰斗騎手らしい、真面目な人柄が伝わる記者会見でした。
引退の日の1Rはワンラヴで勝利
ワンラヴの編み込みが
こちらは5R オマタセシマシタ
会心の勝利に笑顔
積み重ねた勝利は地方競馬4448勝。
JRA11勝。
苦労人、努力の人、
華やかなリーディングジョッキー、真面目な人柄・・・
引退の日、
ひときわ大きなファンからの声援に
笑顔で手を挙げる勇姿が心に沁みました
クラブ関連のコラムの取材でも
大変お世話になり、感謝いっぱいです。
森泰斗騎手、どうもありがとうございました。
次のステージでのご活躍をお祈りいたします
2024年11月19日
2024年11月12日
今週の南関東競馬は川崎開催が行われています。
川崎競馬場といえば、
内馬場にある遊具がファミリー層に大人気
内馬場からスタンドに向かう地下通路
この地下通路、
つい先日、ウォールアートが完成したとのこと
川崎競馬倶楽部さんのブログで紹介されています
とっても素敵なアート
さて、今日は2歳重賞ローレル賞、明日は3歳重賞ロジータ記念が行われます。
こちらの写真は、
2015年、ローレル賞の勝ち馬・モダンウーマン
この後、ホッカイドウ競馬から南関東に転入。
年末の東京2歳優駿牝馬、年明けのユングフラウ賞、
そして桜花賞と、3歳春に大輪の花を咲かせました
今年も迎えた牝馬たちの晴れ舞台。
みんな無事にケガなく、力を発揮してほしいですね
2024年11月05日
2024年10月29日
先日撮った船橋競馬場の工事風景。
鉄塔の下、向かって左側は
以前、馬運車の駐車場があった場所です。
下の写真は2024年5月撮影 馬運車の駐車場が閉鎖された頃
鉄塔は上の写真と同じもの
この場所には、かつて「馬の温泉施設」があったとのこと。
当時最新の設備が整っていたので、JRAからも出張して療養する馬がいたそうです。
船橋競馬場育ちの調教師の中には、
「子供時代に、馬の温泉のプールで遊んだことがある」という方も
小学校から帰ってきたら、馬の運動を手伝ったという話も聞いたことがありました。
ここは、レースだけではなく、たくさんの人々の思い出。
記録と記憶が刻まれているんですね。
さて、明日は平和賞。
南関重賞ウイナー・ルースリンドの産駒、
ストゥディウムがこのレースを制してから10年が経ちました。
早いなぁ
2024年10月22日
2024年10月15日
2024年10月08日
10月2日に行われたジャパンダートクラシック。
勝ち馬はJRAのフォーエバーヤングでした。
勝利を決めた後、
ずっとコンビを組んでいる坂井瑠星騎手は、
スタンドのファンに向かって一礼。
その後、降り注ぐ大歓声に応えました
こちらは口取り撮影の後のシーン
レースの熱狂も素晴らしいものでしたが、
感謝や労い、祝福が伝わって来る、
こうしたシーンも競馬の魅力だと思います。
矢作芳人調教師と坂井瑠星騎手
ともに大井育ち
矢作調教師の
「大井に来てくれたファンが喜んでくれれば」
「大井競馬への恩返し」
という言葉も沁みるジャパンダートクラシック(JpnI)でした。
2024年10月01日
明日は大井競馬場でジャパンダートクラシック(JpnI)が行われます。
今年から施行されているダート三冠競走の新体系によって、
昨年まで行われていたジャパンダートダービー(JpnI)に位置するのが
このレースとなりました。
新体系になっても、
これまでの歴史と
優勝馬や関係者の輝きは消えることはありませんね
2017年の優勝馬 ヒガシウィルウィン
負傷で休養中だった森泰斗騎手に替わって手綱を握ったのは本田正重騎手
2017年の優勝時の写真は、
当時こちらにも掲載しましたが、
未掲載のものの中から、もう1枚。
表彰式の後、ファンの皆さんにサインをする
本田騎手と、
故佐藤賢二調教師。
囲みインタビュー取材待ちの時に撮った写真です。
ライトの光、祝福と、熱気。
キラキラと、本当に美しい時間、まぶしい風景でした。
これから始まる新しい歴史のその前に、
こんな風に輝く風景がいくつもあったことを、
憶えていたいと思います
2024年09月17日
9月6日、川崎の2歳新馬戦、スパーキングデビュー新馬での写真。
1コーナー手前の風景です。
この日の馬場の砂のコンディション、深さはこんなかんじでした。
歩くのも大変そう
競走馬ってすごい
このデビュー戦、「ピンクノバラ」という牝馬が出走していました。
父は南関重賞ウイナー・レガルスイ。
産駒はこのピンクノバラを含めて3頭、全て牝馬。
3歳はレガコ、
同じ2歳のリヴェルベロは、
8月21日に浦和で行われたルーキーズサマーカップ(SIII)で2着、
9月12日に園田で行われたプリンセスカップでは5着でした。
ピンクノバラの馬名は、
ピンクのバラの花言葉「感謝」にちなんだそう。
父レガルスイの馬名はイタリア語で「絆」。
その絆が繋いだ「感謝」。
ピンクノバラの走りにも注目していきたいと思います
2024年09月10日
2024年09月03日
今週の南関東競馬は川崎開催が行われています。
明日は戸塚記念(SI)。
このレース名を聞くと、夏の終わり、秋の気配を感じるような・・・
その川崎競馬場ですが、
先日、コースの内側にある駐車場から入場してみました。
芝生がきれい
内馬場には遊具もあるので、
ファミリー層も楽しそうでした。
開放的
スタンドには地下通路を利用。
夕方でお腹が空いたので、
たまには場内のレストランに・・・ということで、
4Fにあるこちらへ
T.T BREWERY 川崎競馬場2号スタンド店
指定席入り口の手前にあるので、
指定席券無しでも利用可能です
お仕事の合間ということで、
残念ながらクラフトビールは飲みませんでしたが、
とっても美味しいハンバーグを堪能しました
ジンジャーエールをお供に
日没後、内馬場から見たスタンドもいい雰囲気でした
2024年08月27日
2024年08月20日
2024年07月30日
2024年07月23日
2024年07月16日
今日は7月16日。
京都は祇園祭・宵山です。
明日17日は前祭山鉾巡行
実家は京都なのですが、前祭山鉾巡行を現地で見たことはなく・・・
いつか見てみたい
こちらは、2年前、前祭山鉾巡行を終えた鶏鉾。
国の重要文化財に指定されているタペストリー(復元)
保管されている本物は、
16世紀のベルギーで制作されたものだとのこと。
画材は叙事詩イーリアスから
「トロイの王子と妻子の別れ」だそうです。
京都では毎日のように「祭り」が行われていますが、
5月に行われる葵祭での賀茂競馬(かもくらべうま)は競馬の発祥とされる神事。
伏見区にある藤森神社は勝負運の神様とされ、
駈馬神事(かけうましんじ)でもお馴染み。
京都競馬場内の池は、
かつて平安京の南の守り神とされた「朱雀」にあたる池で、
干拓によって消滅した巨椋池の名残とも言われているそうです。
日本の歴史を学ぶと、
たくさんの馬たち、人馬の繋がりを感じることも多々
その流れの中に、
今日の競馬も積み重ねられているのだと思います。
さて・・・今回の馬写真は
京都繋がりで、
船橋・新井清重厩舎のサンシスイメイ(3歳牝馬)
歴史家・思想家・漢詩人の頼山陽(らいさんよう)の
京都の書斎「山紫水明處」を思い出しつつ撮りました
2024年07月09日
夏は夜、と枕草子にもありますが、
晴れた日の競馬場は、
日没後の空が格別に美しい
大井競馬場
東京ダービーのパドック
午後7時20分ごろ
こちらはレース後、戻って来る人馬を撮影した時のもの。
人それぞれ、撮りやすい位置がありますが、
何名かはこのあたりから
柵と植え込みの隙間に「もぐって」います。
重いカメラを持って、
柵をくぐる・・・
柔軟性?も必要かも・・・。
このあたりだと、戻って来る時の表情や
ウイニングランしている姿を下からのアングルで撮れますが、
どんな感じで戻って来るのかは騎手と馬次第。
撮れることもあれば、
そっちだったか撮れない・・・ということもあります。
大井競馬場といえば、
ちょうど10年前、2014年夏ごろの写真がありました。
スタンドを解体工事中。
今は広場などになっているあたり。
それでは、また来週お会いしましょう
2024年07月02日
2024年06月25日
6月5日に行われた東京ダービー。
今年からJpnIとなり、
その最初の優勝馬はJRAから出走したラムジェット(栗東 佐々木厩舎)。
4連勝でダービー制覇となりました。
馬房ではとてもおとなしい馬、と佐々木調教師。
次走は10月2日、同じ大井競馬場で行われるジャパンダートクラシック(JpnI)を
目指すそうです。
口取り撮影はいつもの場所ではなく、
ゴール前付近で行われるということで、
カメラマンさんたちが声を掛け合いながら距離を確認。
お陰さまで、無事に晴れ姿を撮影することができました。
人馬ともに晴れやかな表情。
肩掛けの文字も入った
今週の南関東は船橋と大井で開催。
日程が少し変則になっている模様。
明日の帝王賞も楽しみです。
2024年06月18日
2024年06月11日
2024年06月04日
明日、6月5日、大井競馬場で東京ダービー(JpnI)が行われます。
今年からダート新体系となり、
初めてJpnIとして行われる東京ダービー
ここで10年前を振り返ると、
2014年の優勝馬はハッピースプリント
吉原寛人騎手、初のダービー制覇でした
晴れのシーンを激写
・・・って、
あれ?
手!手が!!!
この立ち位置だと
手が写らない
競馬場撮影あるあるですが、
鞭を掲げて喜びを爆発させるジョッキー、
高く上げたガッツポーズ、
上の写真のような
口取り写真でのポーズ
はみ出てしまうこともしばしば。
口取り撮影は、多くのカメラマンさんたちと並んで撮影。
位置をささっと変えられる状態ではないので、
カメラのレンズによっては、
「うわぁぁぁ・・・」となることも
あわてて、カメラ位置を調整しました。
肩掛け部分が少し減ってしまいましたが・・・
素敵な笑顔、
そして、Vサインを撮ることができました
大井競馬場では、
パドックに向かう馬たちが、
スタンドからよく見えます。
撮影:3月20日
パドックに向かう京浜盃の出走馬
レース前の緊張感が伝わってきて、
息をひそめて見守る気持ち
明日のレース、
人馬ともに、無事に、力を発揮できますように
2024年05月28日
2024年05月14日
2024年05月07日
スタンドのリニューアルが完了した船橋競馬場。
オープンの日、新スタンドから見た風景はこちら・・・
きれいな花壇はマリーゴールドでしょうか
撮影:2024年4月29日
2008年はこんなかんじでした。
右側のポンポンポン、とみっつならんだ植え込みの左。
ガラスのつなぎ目の少し右側あたりには、
障害コースのなごりの生垣も見えています。
砂の色も違いますね。
こちらは検量前からの光景。
勝ち馬はミホノキセキ。
ここも今後、変更になる場所。
新しい場所はこちらになります。
5月は過ごしやすい季節で、競馬も楽しさ倍増。
とはいえ、最近は急に暑くなるなどがあるので、
外での体調管理に気を付けながら、
競馬を楽しみたいですね
2024年04月23日
4月のハートビートナイター。
忙しい合間に素敵な笑顔を見せてくれたのは、
石崎駿騎手(船橋)と笹川翼騎手(大井)のエージェント、
川島光司さん
3月に行われたドバイゴールデンシャヒーンでは、
イグナイター(園田)に騎乗した笹川騎手のエージェントとして、
そして、通訳としても騎乗を支えました。
船橋競馬場で生まれ育ち、
父・故川島正行調教師のもとで厩務員を経験。
当時「光司は子供の頃から海外に言っていたよ」と川島正行調教師が
おっしゃっていましたが、
幼い頃から培った語学力が、
世界の舞台での日本馬の活躍に大きく貢献しました。
親子2代でドバイ参戦(川島正行調教師は2005年アジュディミツオー)というのもすごい
「楽しいことを提供する力」「南関東競馬、船橋競馬場への愛」は
父・川島正行調教師ゆずり
そして、この先にはさらに大きな夢も
周囲を明るくする笑顔は昔から変わらず、です
光司さん、お忙しいところ、ありがとうございました。
2024年04月16日
今週末から京都競馬場での開催がスタートしますね。
リニューアルから1年。
先日、帰省で京都に行ってきましたが、
コロナ禍もひと段落し、
町のにぎわいも戻ってきているようでした。
紫式部の生涯を描く大河ドラマ「光る君へ」の舞台は平安京が中心。
その平安京に遷都されるひとつ前の都は、
京都競馬場の北西に位置する長岡京でした。
以前目にした資料によると、
京都競馬場の北側が
長岡京のはじになっていたようです。
ふと、長岡京の地図を見てみると・・・
1957年廃止された「長岡競馬場」の走路の後がはっきりと残っています。
今は、府立乙訓高校や竹の台団地辺り。
出典:gogolemap
長岡京は1240年ほど前の都。
戦国時代にあった勝竜寺城は現在は公園になっています。
京都競馬場のそばには「淀城跡」や戊辰戦争の激戦地も。
競馬も歴史も楽しめる京都ってやっぱりいい
2024年04月09日
2024年04月02日
先日、阪神競馬場へ行ってきました。
桜はこんなかんじ。
桜花賞の頃にはもっとたくさん咲いて、
レースとそれぞれの晴れ舞台に華を添えることでしょう
阪神競馬場には阪急電車を利用する方も多いと思いますが、
梅田駅近く、阪急三番街の通路で、
素敵な展示を見つけました。
レゴで作られている阪神競馬場
一般の通路沿い。
無料で見ることができます。
「日本中央競馬会の全面協力のもと制作しています」のコメント
40000ピース
300時間かけての大作
日本人初のレゴ認定プロビルダーの三井淳平さんの作品だそうです。
梅田に詳しくないので、
具体的な場所はというと、「???」なのですが、
レゴストア前だったように思います。
おでかけの際は阪急三番街のフロアマップなどの地図で
チェックしてみてくださいね。
観客の表情や仕草、細かいところまで
とっても楽しく表現されていました
2024年03月19日
2024年03月12日
今年は「新歳ダート三冠競走」元年。
その前哨戦のひとつ、京浜盃(JpnII)が3月20日、大井競馬場で行われます。
京浜盃といえば、以前から南関東三冠を占うレースとして重視されていましたが、
今年からダートグレード競走のJpnIIとなりました。
地方所属馬は上位2頭、
中央所属馬は5着以内の上位2頭に
4月24日に行われる羽田盃(JpnI)への優先出走権が与えられます。
10年前の勝ち馬を振り返ると・・・
ハッピースプリント(大井 森下厩舎)
この後、羽田盃、東京ダービーを制し、
ジャパンダートダービーで2着。
2015年にはダートグレード競走浦和記念を制しました。
3月18日からの大井開催はトゥインクルレース
2024年春の新しい景色を楽しんでいきたいですね。
2024年03月05日
3月5日で勇退する中野栄治調教師(JRA)。
2月のハートビートナイター、JRA交流ベストレイン特別に
管理馬・ホワイトビーチが出走していました。
鞍上は短期免許で騎乗のレイチェル・キング騎手
ふわふわ、さらさらと揺れる栗毛も美しかったです。
中野栄治調教師のお父様は、元大井の調教師・中野要氏。
競馬の歴史をたどりながら、
門出の春を思う季節となりました。
2024年02月27日
2024年02月20日