大変長らくお待たせをいたしましたー!
今年のダービー馬ワンアンドオンリー(父ハーツクライ、母ヴァーチュ、母父タイキシャトル)のお出ましです!凱旋門賞ジョッキーになる可能性を大いに秘めた横山典弘騎手とのコンビで快勝!無事に菊花賞トライアルを制しました。
これで、先週セントライト記念を勝った皐月賞馬イスラボニータと頂上決戦がみられるということですが(イスラは父フジキセキの仔というだけで、いろんなことが言われがちですね)、私としては特別な存在ワンアンドオンリー!なんたって泣く子も黙るダービー馬です。皐月賞馬に菊花賞で負けてもらっては困るんですよね~!
まぁでも、今年はいろんな意味で『ゴールドシップ年』でもあるので、肝心かなめのダービーをサボり(真相はわかりません)、皐月と菊花を制した彼の実績が、ここにきて再びめぐってくるという事態もうっすら脳裏をよぎらないでもないのが競馬の面白いところ!
ゴルシの菊花賞はその年のダービー馬ディープブリランテが回避したこともあり、これまた何ともいえませんが、とにかく彼らがケガをしないよう無事に!大舞台で顔を合わせてもらいたいですね。
さて、お手持ちのカレンダーをご覧ください。
なんです?まだ9月のままぶら下げているなんてことはないでしょうね?
9月29日と30日に、いったい何があるっていうんです?もはやどうでもいいじゃありませんか!ニクの日?そんなことを気にしなくても、毎日食べりゃいいんですよ。
めくってください、思い切り。愛してください、燃え尽きるまで。
そうです。10月5日!毎年訪れる世紀の瞬間!凱旋門賞(23時30分発走予定)\(^o^)/
我が国からは世界のジャスタウェイ(父ハーツクライ)、麗しき鋼の美脚ハープスター(父ディープインパクト)、そして、フーテンの豪脚馬(←やたら気に入ってるフレーズ)ゴールドシップ(父ステイゴールド)が出走します。バックボーンのお父ちゃんたちも、これ以上の父はいない国内最上級クラスのラインナップになっております。
菊花賞ではイスラボニータとワンアンドオンリーが決着をつけることになりますが(イスラは秋天に行くともささやかれていますね)遠く離れたフランスの地でも、どうしても戦わなければならない相手が待っています。
トレヴ。ひゃあ。
何度きいても寒気がしますね。
昨年の凱旋門賞馬であり、我が国最強馬オルフェーヴルに5馬身の差をつけ子ども扱いしたフランスの女傑です。私たちはあの日以来、強すぎた彼女の名前を永遠に忘れることはないでしょう。
渋くて重い馬場でも好走するといわれている日本の牡馬たちですが、どしゃ降りのジャスタはともかく、ゴルシに限っては、事実上重馬場で走ったことはなく稍重止まり。本当のところ、どうなんでしょうか。
そして彼らの最大の敵は、なんといっても59.5kgという斤量でしょう。
動物愛護団体からお叱りを受けても致し方ない厳しいものです。馬格のないオルフェは、これを克服することはできませんでした。いい加減、このルールについて、とっとと改善命令をしてくれないと、危なくて2度と出馬しませんよ!くらい、言っちゃってもいいと思いますが。
今年の出走馬をざっと見ると、勝つための作戦通り『3歳馬』が多く、斤量は牡馬56kg牝馬54.5kgという圧倒的で理不尽なくらいの有利さがクセモノ。
そこで!日本代表の3歳牝馬ハープスターが、この世界一古馬泣かせの凱旋門賞において1完歩以上抜けて走ってくれるのではないかと期待が高まりますね。父はディープインパクト。受け継がれた血の記憶に、「あの日の悔しさ」や「疑われた無念さ」が凝縮されて、彼女の馬体に熱湯のごとく流れていることでしょう。
斤量に負けてはならぬと、血の中から空耳が聞こえてきそうなのは、香港で開花宣言をした季節外れのド根性馬ステイゴールド産駒であるゴールドシップ。だいたい、父ちゃんが日本屈指の変わり者です。息子のゴルシも何をしでかすかわかりませんが、鞍上の典さんと息がぴったりだなんて、典さん自体も変わり者ってことでしょうか?おそらく、そうなんでしょうね(小声)
世界戦といえば、世界一の馬ジャスタウェイ。父ハーツクライとともに頂点の味を知る男。ディープの仔を負かすのはハーツの仔!と100万回言われ続けた日本の最強馬です。さほど大きくない馬体では、さぞかし重たかろう、距離も長かろうと、大きなお世話は尽きませんが、いろんな困難を乗り越えて本格化してきた彼の実績と競馬の上手さを信じています。
どうしても戦わなければならない相手。
「なんだよ、ジャスタ、よりによってお前かよ!」
「あのねゴルシ、キミはここに何しに来たと思ってるのさ」
同厩で馬房もお隣さん同士のジャスタとゴルシ。普段はとても仲良しだといいますが、タイプの違う同期の彼らがこともあろうに凱旋門賞でやりあうとは、神様も面白いシナリオを書きますね。
大昔はライバルに負けたくないがために対決レースをことごとく回避(この時点ですでに負けていると思いますが)した馬もいるらしいですが、それをしてしまうと、強い馬の華々しい戦歴書の中に、ミカンのあぶり出しのように隠された謎の文字「しんにゅうにきざす」が見えてきて、結果的に「よくない方の」記憶として残ってしまいます。戦略のひとつなんでしょうけどね。
現在はミカンのあぶり出しなんてことは小学生でもしない化石文化になり、世紀のガチンコ対決を思う存分楽しむことができる時代になりました(イスラ、菊花出てよ~)
今の所、英国のタグルーダ(牝3歳 父シーザスターズ)が6.5倍の1番人気。無傷で英オークスとキングジョージの優勝馬。騎手はハナガン(←誰ですか)。よくわかりません。
…何だか書いているうちに、凱旋門賞なんて、3歳牝馬限定にすりゃーいいのに!という、悪魔の声が聞こえてきました。ウオッカがダービー馬になったあとに行けば、さっさと勝っていたものを、とまで聞こえてきます。この話を肴に、しょっぱい酒が飲めそうですよ。
ジャスタウェイとハープスターはともに3番人気。ゴールドシップは6番人気。
こういう一大事の時に限って、シレっと勝って帰ってくるのがゴルシと典さんっぽいんですけど。ね!典さん♡(〃▽〃)
次回のブログ更新は凱旋門賞の結果が出た翌日。
札幌記念でゴルシに勝ち、しまいの脚が伸びに伸びるハープスターに渾身の二重丸をつけて、日本代表馬のワンツースリーを夢みますか!
FB仲間さんからいただいたワンアンドオンリーの写真。宝物です。