新ひだか町から、こんにちは。
「今まで影響を受けた人はいますか?」と聞かれたら、皆さんは誰を思い浮かべますか?
私の中で、真っ先に思い浮かぶのは角居勝彦調教師です。
昨日で20年の調教師生活を勇退されましたね。
本当にお疲れさまでした。
私が現在馬産地日高にて、馬にまつわる活動出来ているのは角居先生の影響が大きいです。
今回は角居先生との出会いの話にお付き合い下さい。
私と馬との関わりは、今から13年前に始めた乗馬がきっかけでした。
馬に乗る毎日がとにかく楽しく、しかも1年半で10キロ以上の減量に成功!
(日高にきて8キロ太りましたが…笑)
年数を重ねるにつれて、馬に乗せてもらうだけではなく「私が馬にしてあげられることは何だろう…」
そう考えはじめた時に見つけたのが、角居先生の引退競走馬に関する記事でした。
その記事を読み、いてもたってもいられず先生宛てに自分の馬に対する思いを便箋5枚にぎっしりと書き、ポストに入れました。
今思い出すと、一方的に相手の事も考えず書いた読みにくい片想いのラブレターのようで恥ずかしいです…。
実は、手紙を送った直後にはじめて馬の死に直面しました。
私にとって、とても思い入れの深い馬でした。
<今でも命日には手を合わせる馬です>
仲間と大泣きし、花を買いに行き、何故かケーキを食べて偲んだのを今でも覚えています。
そして、馬が亡くなったその日に家に帰ると、角居先生からの返信が――。
私の若干空回りしている思いに、丁寧に応えて下さる文面でした。
馬の死の悲しみと返信の嬉しさが混ざった、今でも忘れられない日です。
返信を読んだ後、更に懲りずに手紙を今度は少し短めに書きました。
(恐れを知らないってスゴいですよね。苦笑)
この結末はと言いますと…。
なんと!角居先生から「会いましょう!」と連絡をいただき、北海道に来た時に実際にお会いしました。
話をしましたが記念写真を撮ったことしか覚えてません…。
帰ってきてから、ただのお上りさんな自分にガッカリしました。
しばらくは心のどこかで「このまま終わる私じゃないところを見てもらいたい!」という気持ちがありました。そこから自分を奮い立たせ、地域おこし協力隊として移住。
新ひだか町で再会した時には、「まさか本当に馬産地に移住なんて!」と苦笑いされました。
それからも、ひだかうまキッズ探検隊や町での講演会などに協力していただき、地元の子ども達に「是非、栗東に遊びに来て下さい!」と声をかけて下さいました。
<角居調教師を囲んで調教師の仕事についてインタビュー>
おそらく普通に考えると社交辞令だと誰もが思いますが、私は真に受けました。笑
当時の役場の上司に「子ども達を栗東トレセンに連れていきます!」と宣言し、保護者の協力を得て栗東トレーニングセンターと阪神競馬場の視察ツアーを実現!
この時も「まさかここまで来ると思わなかった!」と、笑顔で迎えて下さいました。
その子達は今年、高校生になります。
コロナ禍で修学旅行も本来の行き先ではなくなり、「あの視察が修学旅行になって嬉しかった!」と言ってもらえて、ジーンとしました。
私の無謀な思いつきに、調教師という多忙なお仕事の合間を縫って協力していただいた角居先生には感謝しかありません。本当にたくさんの貴重な体験を与えてくださいました。
今はまだ色んな方達に助けてもらい与えてもらうことばかりですが、角居先生のように与える側になれるように、いつか...なりたいです。
最後にお知らせです。
2月28日(日)よりメロディーレーン布マスク用ケース(布マスク付)の販売がスタートしました!
<撮影協力:メーヴェ>
以前のマスクケースより少しサイズが小さくなり持ち運びしやすいです。
弊社がセレクトした、フィルターポケット付きの呼吸しやすいマスク付きです。
フタを開けると、かわいいメロディーレーンのイラストが現れます(^^)
北海道はまだ雪が残っていますが、春が近づいてきているのを何となく感じる今日この頃です。
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