今回も岩手から、こんにちは。
前回は「チャグチャグ馬コ」についてのおおまかな紹介でしたが、今回は岩手で出会った人のお話し(part1)をしたいと思います。
盛岡市交流推進部観光課の職員の方が、新たな「ご縁」を繋いでくださいました。
チャグチャグ馬コ同行会滝沢支部の鈴木学さんです。
南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会は盛岡市・滝沢市・矢巾町の3つから成り立ち、毎年お祭りの行進行事に参加しています。
鈴木さんは数十年前に盛岡競馬場で厩務員として働いていた経歴の持ち主。
現在は障がい者施設を開所し、農福連携(農業と福祉)の活動を行なっています。
数年前にひょんなことから重種馬を自分で飼うようになり、現在は2頭の重種と1頭のポニーを繋養しているとのこと。
馬に対する思いを淡々とでも熱く!語る鈴木さんとの会話はとても楽しく、気づけば1時間半ほど経っていました。ちなみに2022年にはチャグチャグ馬コでフランス遠征にも行っております👇
やはり「馬」が共通の話題になると、何時間でも飽きません!笑
岩手の優しい語り方にも心がホッコリしました。
その中で「鈴木さんの馬に会ってみたい!」と突然のお願いを快諾してくださり、次の日の朝に早速厩舎を見学させていただきました。
元は牛舎だったところに間仕切りを入れ、そこにはおりょうさんと鈴(りん)ちゃんの名付けられた馬たちが朝飼いを食べていました。
朝飼い中は写真を撮ろうとするものではないですね…💦
性格はとても温厚で、鈴ちゃんはかなりの食いしん坊とのこと。
現在2頭のお腹には赤ちゃんがおり、5月頃出産予定です。
今年のチャグチャグ馬コ時は、親仔で参加する姿を見られるかもしれません。
チャグチャグ馬コのお祭りは年に1度のみ。
お祭りで活躍する以外にも、地元の子ども達や観光客などにチャグチャグ馬コに親しんでもらえる取組みを鈴木さんたちは行なっています。
田植えの時期には水田で馬にゴムチューブを轢かせて、子ども達がチューブに乗って楽しむそう。
私もぜひ体験して泥んこになってみたいです!笑
年々減少する馬の頭数や後継者不足——。
色々な課題はあるかもしれませんが、馬の魅力を伝えるのをあきらめないで続けること。
そして、人を動かす最も大切な部分は「馬を愛する」ことなのだと。
まだまだ紹介したい岩手のあたたかい人たちについては、また次週書きたいと思います。(たぶんあと2週は書いてしまいそう...です。)
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