2013年08月28日

技能継承

 

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「火をみていると なんだか落ち着く」

 

心が穏やかになったり 一体感が生まれたり・・・不思議な力があるらしいですね

 

バーベキューの残り火や花火など・・・そんな楽しい夏も終わりの気配です

  (バーベキューも花火もしてないけど・・・)0o。(´-`)

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熱気と扇風機と・・・花火が終わったあとのようなニオイに包まれた ココはまだまだ真夏sun

 

 
装蹄師になって4年目のかたの 蹄鉄を作る作業がみられるということで

装蹄師の武田さんの工房におじゃましました

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前々回は 削蹄を勉強させていただきました

馬の蹄は 「第二の心臓」と呼ばれるくらい 大切な部分であるということ

 

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常に自由に動き回れる野生馬とは違い 

管理のもとで生きる馬たちは 装蹄師さんに定期的にケアしてもらわなければなりません

 

ケアしないで 伸びっ放しでいるとどうなるか―――――――――――

私たちの爪と同じように 下へと伸びて巻いていくそうです

でも 常にあの体重がかかっているため 外側にひらいて 割れたり 欠けたり・・・

正しく支えるべき部分でふんばれなくなり 

私たちでいえば つちふまずに力が入るような ヘンな立ち方になってしまい

(もちろん4本の脚にも負担がかかりますし) 全体のバランスがとれなくなってしまうそうです

 

蹄が悪ければ 血液循環も悪くなり・・・大きな内臓をかかえる草食動物は

内臓にまでもダメージを受けてしまうのだそうです

 

かたくて 頑丈そうにみえる蹄ですが・・・

私たちの爪と同じように 熱も感じるし 

蹄の裏側に関しては 指腹や足裏と同じように痛みも感じるデリケートな部分だということ

ちゃんと 先まで血の通った部分なのですね

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―――――と 前々回のおさらいをさせていただき

工房では――――――――

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↑ 色々なサイズと素材の蹄鉄がズラリ!

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↑ 「治療用の蹄鉄」も

微妙に反っていて 着地したときの衝撃をやわらかくしたもの

 

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↑ この鉄の棒にしかみえないものが 装蹄師さんの腕によって あの芸術的なカタチになります

 

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↑ 使用済みの蹄鉄をいただいて 作品にもしたことがあります

  箱型の額に レザーの台も作って アクセサリーを飾るケース風に仕上げました

 

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 馬が付けてすり減ったあとと 付ける際に調整して削ったあとと・・・

きっと同じものはひとつもない・・・というところに魅力を感じます

 

 

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熱して たたいて ・・・を 何度も繰り返します

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炉の中で 真っ赤になった鉄は 1200度 !

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「競走馬はみんな一流のアスリートにならなければならない」 と

昔から より強い馬を送り出すために 蹄を守り 早く走れるようにと考えられてきた蹄鉄

その技が 今もこうして受け継がれています

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健康に生きていくため―――

早く走るため―――

馬にとって大切な この両方を求められる仕事

そして

肉体的にはキツイ仕事だけれど 生き物相手だから奥深い・・・

ひとつのことをやるとしても 一頭一頭違うから 何通りものやり方があり 無限の可能性がある

 

 

 ―――――――と 匠のお言葉

ガツンと胸に響きました!

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重たい道具を巧みにあやつり 熱い鉄を打つ カッコイイ職人さんの手です

でも 

馬という生き物に触れ 命を守る仕事だからか どこか温かみのある手だとおもいませんか?

 

 

 

そんな 人と馬のありかたを学べる 装蹄師になるための試験は10月

ちょうど 昨日から願書の受付も始まっております!!

 

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蹄鉄は人間でいうところの靴。
アスリート一人ひとり違うように蹄鉄も馬によって同じものがないですね。
足にフィットした靴を履けば負担も少なく結果も出せる。
馬も同じで職人の腕の見せ所ですね。
一芸に秀でた職人はどの世界でも光るものがあります。
絵の世界でもこれからの活躍を期待しています。

あのディープインパクトが「飛ぶ」ことができたのも、
彼の特殊な蹄に対応するべく、装蹄師さんの弛まぬ努力のおかげだ
という話はよく聞きますよね。
命を守ることにも繋がる仕事・・・感慨深いですねthink

馬蹄は幸運のしるし・・・ということで、競馬に出かけるときは
何かしら身に付けるようにしていますclover

同じものは一つもない。まさに職人技ですね。蹄鉄は一度出来たものを馬に合わせてみてまた調節するのですか?手間のかかる仕事ですね。でもしっくりきたときは達成感があるでしょうね。さゆりさんの箱の作品すてきですね!!かっこいい!これもまた一つしかない芸術品ですよね。happy01

■南関東 さま■

いつもコメントありがとうございますhappy01

馬に負担をかけないようにと、つねに馬のことを考えてお仕事されているのだなーと感じましたhappy01
職人魂のようなものを感じ、あらためて素敵なお仕事だな、とおもいました
shine

蹄鉄と言うとシンザン鉄を思い出すのは
年のせいですね。

蹄鉄は幸運を呼ぶそうで懸賞で当たったスペシャルウィークの蹄鉄を飾っていますscissors

ホースシューも素敵ですがさゆりさんの作品すごく気に入りましたlovely

■虚空 さま■

いつもコメントありがとうございますhappy01
ディープインパクトの蹄について書かれた本を読んだことがあります。
そして実際にみていても大変なお仕事だなーとおもいましたsweat01
馬蹄もラッキーアイテムですよね♪
私にとって馬のグッズはみんなラッキーアイテムなんで、馬モチーフのものをみるとつい欲しくなっちゃいますねhappy01

■カトパク さま■

いつもコメントありがとうございますhappy01
同じものがないって、なんだか特別で格好いいですよね♪
既成のものは、サイズを合わせて形も調整するそうですよ。

好きな馬の蹄鉄を手に入れられたら、こんなふうにその馬の顔を描いて、セットで飾れたらいいなーとおもい作ってみましたhappy01

■さゆりさんの絵が大好きなおばさん さま■

いつもコメントありがとうございますhappy01

懸賞で何かをひき当てることもスゴいことですが、スペシャルウィークとはまたスゴいですね♪蹄鉄だけを飾るのも素敵ですねnote
なんだか御利益ありそうですね!

文字通り“熱”のこもったレポ、
お疲れ様です^^
毎度のことですが、
競走馬に携わる人々の多様さ…
一頭の競走馬が競馬場で走るために、
表舞台には出ないたくさんの“プロ”の方々が、
裏方として存在している…
そういう方々にスポットライトを当てるレポは、
いつも見ていて清々しいです。

蹄鉄と言えば…
幸運のお守りとか魔除けとかにも使われるそうで、
アトリエの入口に埋め込んでおられたのは、
そんな意味もあったのですね^^

■太郎 さま■

いつもコメントありがとうございますhappy01
一頭の馬に様々なプロの方々が関わり、
私が勉強させてもらえた部分はほんの一部なんですけど、そのお仕事の素晴らしさが伝われば嬉しいですhappy01
蹄鉄に魔除けの効果まであったとは…知りませんでしたsmile

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以上

飛渡さゆり

職種
画家

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