2016年01月04日

今年もJBIS競馬女子部をよろしくお願いします!

毎年のことでアレですが、元旦早々から正月に飽きていた私。早いひとだと30日くらいからおせち料理の準備をして、よくわからないが誰がこんなに食べるんだ!というくらい作りまくり、結局自分もそれを食べてしまうから激太りするという、まったく腹立たしいことこの上ないお正月!

「明日って日曜日なんだ」と、うっかりツイッターでつぶやいたのは土曜の夕方だった。

正月になると曜日の感覚がモノの見事に失われ、しかも競馬のない日曜日なんだと気づいた時の衝撃たるや。

偶然そのツィートを目撃した美浦の元ジョッキーY調教助手氏からは「わーー!…」の模範解答をいただき、淀の友人も曜日感覚ございませんのご返答。

世界中で「今日って何曜日だっけ?」が連発されたことでしょうなー…。

そんな2016年最初の月曜日。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?そこのお父さん。「安」は去年の漢字ですからね。そろそろ仕事に行かないと、命の保証はありませんよ(小声)。

有馬記念?そんな昔のことはもう忘れました、と言えば、ひどくかっこいい話だけど、そうはいかない記憶のスポーツ競馬。いい意味で私たちをキリキリ舞させたゴールドシップの引退レースということもあり、冬の中山競馬場からは、ファンの熱気が狼煙のように空高く立ちのぼっていたことでしょう。

6冠馬の労をねぎらうご祝儀がわりの1番人気はゴールドシップ。最後までよくわからない芦毛の怪物は、約束通りのスタートから最後方にのんびりと構え、全盛期を髣髴させるロングスパートをかけてファンを熱狂させたものの、最後はあたたかな歓声をゆっくりと味わうかのように流してみせる役者ぶり。16頭中8着というど真ん中着順だった。それなのに私ったらまだしつこく思っている。

「やっぱりゴルシは最後まで強い馬だったな」

あまりにも強すぎて戦う相手がいなかったマルゼンスキー、敵はおのれの中にありのオルフェーヴル、そして、枠とか着順とかそういう小さいことはどうでもいいゴールドシップ。何となく、この3頭に共通点がある気がして並べてみたくなった。さしてライバルのいない時代。ゴルシほど、ファンの一喜一憂と共に走り抜いた馬もいないように思う。

思い起こせば、オルフェーヴルが引退した後、何かもう普通の馬じゃ満足できない身体になってしまった私。当然白羽の矢は強烈な個性を持ったゴールドシップの「触ってはいけない」尻に命中。しかも最後の1年あたりから、妙に顔が可愛くなってきて、そういう路線からも攻めようって寸法かい?と、片方の眉をグイと上げて見たりして。

さらにいうと、なんたって今浪さんの存在が涙を誘う。どうしてそんなにゴルシのおじいちゃんみたいな雰囲気を漂わすのか。サブちゃんは関係ないのにまつりを歌うし、そんな場面じゃないのにいちいち泣けてしまうではないか。

私は今まで、ここに書く時、ゴルシのことを「フーテンの豪脚馬」と言い放ち、友人は「変態」と賛美し、どんなレースになっても愛され続けた稀代のクセ馬は、新しい航路をみつけて無事に引退。父ステイゴールドも暮らしたビッグレッドファームで繋養される。ステイがいた放牧地と同じだろうか。

これからは、日高の馬産地各位の期待に応えて大暴れしてほしい。早く会いに行きたいなー。

―――――――――――――――――

今年の有馬記念1着馬はゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)。隼人くん頑張りました。

年度代表種牡馬的な項目があれば、問答無用にヒーローの名があがる締めくくりになった。

2着はデムーロさんのサウンズオブアース(父ネオユニヴァース)、3着にサブちゃんのキタサンブラック(父ブラックタイド)。おまけに4着はエルコンの血が不気味だったマリアライト(父ディープインパクト)。ここまでの着順で私の馬券はぴったしカンカンなのに、軸を5着のラブリーデイにしていて完全オケラ。終わりオケラですべてよし。実に私らしい締めですな。

年が明けて2016年一発目の勝負は明日の中山金杯と決めた。

今のところフルーキーが1番人気?チッ!またデムーロさんか。嫌いじゃないけど金杯は違うだろう。何かもっとミヤビな感じのする馬ですよ(本気にしないように)。

いましたヤマカツエース!!!山勝ってもう金杯の雰囲気てんこ盛りじゃないですか?

うまい地酒みたいで好きだなー。

何はともあれ、今年もJBIS競馬女子部をよろしくお願いします!

ヤマカツエース来ましたね!
母父グラスワンダーのワンツーなのがファンには嬉しい年始です。
今年も日高産馬の活躍と共にブログを楽しみに読ませていただきます。

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以上

上坂由香

出身地
北海道札幌市
職種
エッセイスト

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