みなさまこんにちは、河合紗希子です。
先日のこと。
帰国して初めて乗馬に行くことができました!
実に2ヶ月ぶりの馬さんたちとの再会です
嬉しくて嬉しくて…。
予想通り騎乗感覚は忘却の彼方で全然上手く乗ることはできませんでしたが、馬房の掃除や馬の手入れはむしろ前よりもスムーズに済ませることができたので個人的にははなまるです。
手入れをする時に上手にコミュニケーションがとれず、トラウマレベルで派手に噛まれ、一時は近づきたくなくなったことすらある馬だったので、なんだったら上手く乗れるよりも嬉しい出来事でした。
そう、意外と知られていないのですが…
馬って噛むんです。
それも、
かなりのパワーで。
馬に親しみのない方に言うと驚くし、私も初めて知った時は同じように驚きました。
競馬ビギナーだった頃に参加した馬産地ツアーで、ある牧場さんのご厚意で馬の横に立って一緒に写真を撮らせていただける機会があったのですが
「馬はみなさんが思っている以上に力があります。まともに蹴られれば死にますし、甘噛みで骨折します。」
と説明を受け、甘噛みといえば我が家の小型犬のそれしか体感したことがなかった私は、衝撃とともにちぢみあがったのでした。
そして乗馬を始め、実際に「噛まれる」という経験をしたわけですが…
痛い。
まじで痛い。
噛まれた腕は真っ青になってパンパンに腫れたし(骨折は免れました)、2年経った今もいくつか消えずに残っている跡があります。
ポロシャツが破けた時もあり、その時は激しい動揺で
「ポロシャツって破けるんだー!!!!」
と全力でとんちんかんなツッコミを入れてしまいました。
もちろんそんなふうに噛まれたのには理由があって、シンプルに私が「馬にとって嫌なことをした」ということなんです。
とはいえ乗馬を始めたばかりの頃は馬の気持ちを全然読むことができず、精一杯の予想と少しずつの経験で
(早く終わるよう努力しますので今日はおとなしくしていてください…!)
と祈るばかりでしたが、馬の脳の仕組みとともに馬について解説しているこちらの本を読んでからは色々なことが腹落ちしました。
『馬のこころ ──脳科学者が解説するコミュニケーションガイド』
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2021年度JRA賞馬事文化賞を受賞した本なので、ご存知の方も多いと思います。
脳科学者である著者が、脳科学に基づいて馬がどのように感じ・考え・学び・実行するかについて説明した本。
自然界において「被捕食動物」であるウマは、「捕食動物」であるヒトとは脳の仕組みと習性が根本的に違うということがよくわかり、とても面白く、非常に勉強になりました。
予想と経験だけでなく、こういう知識もどんどん取り入れて、馬とよりよいコミュニケーションをはかれるようになりたいな、と改めて思います
ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフを
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