今回は宮古島から、こんにちは。
実は先週…
南で暮らす在来馬に会いに行ってきました🐴🏝
北海道から南へ行くのは、なかなか気軽にひとっ飛び🛫とはいかず。
4月頃に「よしっ!行くぞー」と決意し、準備をしてきました。
結果からお話しすると、
「5日間では時間が足りなかった」です…。
これから何週間か渡り、南で暮らす馬と出会った方々についてお伝えしますのでお付き合いください🙇♀️
今回は宮古馬と宮古馬に関わる人たちについてです。
訪れたのは「まいぱり」と「荷川取(にかどり)牧場」の2カ所。
最初に訪れた「まいぱり」では、6頭の宮古馬が出迎えてくれました。
初めて見た感想は…
「どの馬かを見分けるのが、難しすぎる!」でした。
今回色々お話を伺った荷川取エミさんに、何度も馬の名前を聞き返してしまいました。苦笑
それほど毛色も体格も同じです。
体高は120cm程、栗毛や鹿毛が多いのが特徴です。
この日は朝から作業ボランティアの方が5名程いらっしゃっていました。
聞けば、ほとんどが島外出身。
他のお仕事をしながら、お休みの日に大好きな宮古馬のお世話をしているとのこと。
皆さんに手入れしてもらっている馬たちの表情が、とっても穏やかです。
まいぱり内ものんびりとした雰囲気。
アカショウビンが牧柵に留まる姿に、テンションが上がりました!
馬が黙々と食んでいる草は、ネピアグラス。
北海道では見かけない、長い牧草。
使用していないのでは・・・?と思ってしまうくらい、清掃の行き届いた厩舎。
放牧地の横には、見たことのない器具?機械がありました。
67年くらい前までは『しーとーや(製糖する) 』の際に、この機械を用いてサトウキビを搾っていたそうです。
製糖の時に馬が活躍するというのが、沖縄地方ならではだなと。
今は学校授業でまいぱりを訪れた子ども達に、実演披露するそうです。
次に伺ったのは、「荷川取牧場」です。
ここでは30頭の宮古馬を管理されています。
放牧地内の木陰で佇む、馬たち。
市から委託を請けて、牧場内で馬を管理しているとのことです。
荷川取明弘さんは常に動き回って黙々と作業をする、口数は少ないですが優しい方。
牧場を見学した後に、今月27日(日)に行われる『第31回サニツ浜カーニバル』の実施場所である、サニツ浜に案内していただきました。
干潮時に広大な干潟が姿を現します。
昨年はここで浜競馬と体験乗馬を行ったそうです。
干潟を馬が走る光景・・・、いつか見てみたいっ!
サニツ浜には、足の長ーい馬のオブジェがあるのも特徴です。
最後に道路脇に車を停めて、マンホールを指さしました。
よく見ると、ここにも馬がいます!
下地地区のマンホールはこの絵柄とのこと。
昔から地域に馬が根付いていたことがうかがえます。
宮古島には2泊しましたが、あいにくのお天気でした。
ほんの少しのプライベート時間で「うみがめシュノーケリング」を予約していたのですが、強風のため延期に・・・。
ただ、馬と過ごしていた時は、雨風がおさまるのが不思議でした。
日本在来馬の神さまに見守られている気がしながら、また次の島に移動です🛫
荷川取エミさんから教わった、宮古の言葉が耳に残っています。
「ぬーまぬどぅ(うまがいる)」
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