2014年01月06日

オルフェ到着!

あけましておめでとうございます。

今年もJBIS競馬女子部をよろしくお願いします!

2014年午年、今年最初のブログ更新が私!というマズイタイミングではありますが、

今回はオルフェーヴルがふるさとの北海道に帰ってきた模様をお伝えします。

 

2013年12月25日の午後、安平町早来の社台スタリオンステーションに、2011年の三冠馬オルフェーヴルが到着しました。

22日に行われた有馬記念を8馬身差という凄まじい強さで圧勝した後、およそ6万人のファンが見守る中山競馬場で引退式を終え、福島県のノーザンファーム天栄に移動。

24日夕方、社台スタリオンステーションに向け出発しましたが…!途中、交通渋滞のため予定していた函館行きのフェリーに乗り遅れるというハプニング発生。軽く何かが起きてしまうのは、最後までオルフェらしいエピソードですね。当初の予定より2時間遅れでの到着となりました。

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日本の宝を待ち受ける取材班。50名ほど集まっていたでしょうか。

 

 

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「オルフェの馬運車がつきましたよ~~!」

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ひ~~。やっと着いたか~。

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はいはい、降りますよぉ~…

 

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…って、むむ!なにここ!何か白いし!寒っ!!(降りない!)

 

 

子どもの頃にみた雪を思い出したのか、はたまた、遠くから流れてくるお母さんたちの匂いに安心したのか、ほんの少し抵抗した後は

「ああ、そうか、ぼくは帰ってきたんだな」と納得して、故郷の地に降り立ちました。

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名馬の証、左後一白が、北の大地を踏みしめた瞬間です。

ここから父としての新たな物語が始まります。

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 手綱を持つのは、オルフェの担当になった工藤さん。

アスファルトの上を歩いているのに、蹄の音があまり聞こえなかったのが不思議です。

ようやく帰ってきた最強馬を、馬産地北海道は全力で包み込んでいたのでしょうか。

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途中立ち止まってポージング。とてもリラックスしていますね。

 

 

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私の方に向かって歩いてくるオルフェ。ここからは、緊張して固まった私の目の前を通り過ぎていくまで連続でどうぞ!

 

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息が止まった至近距離2メール!

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あぁ、行っちゃった~…

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一時代を築き、ラストランは12万人以上のファンを驚愕の強さで昇天させ、引退式を見届けようと競馬場に留まった6万人の「ありがとう」が染み込んだ馬体はこれなのか!と思うと、うかつな声はかけられないような気になってくる。毛量豊富で艶やかな黄金色の尾は、世界最高峰の風を2度も受け、後続のG1馬たちに影を踏ませることなく見せつけてきた誇らしい勲章のようだった。

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社台スタリオンステーションの徳武英介さんは「種付けに関しては未知数ということもあり、150頭ほどで申し込みを止めましたが、あとは状況を見ながらということになると思います。年内は少しゆっくりさせて環境に慣らすことを最優先させたいと思います。オルフェーヴルは父母とも国産馬でありホームブレッドですので、その意味からも特別な馬になりますね。彼の魅力の一つでもあるヤンチャな部分はほどほどにしてもらって、能力の部分を最大限に伝えてもらえればと思います。メードインジャパンの血を受け継いだオルフェーヴル産駒で、いつか凱旋門賞に挑戦してほしいと思います」

オルフェの担当になった工藤和司さんは「担当が決まった時は正直緊張しましたが、今は嬉しいですね。新しい環境に早く慣れてくれればと思います。馬房にはオルフェ専用の放牧スペースもありますので、のびのびできますよ。間近でみて、やっぱりいい馬だなと思いました」

工藤さんはオルフェのほかに、ネオユニヴァースとルーラーシップを担当しているとのこと。

この日は長旅だったせいか、とてもおとなしいオルフェでしたが、すぐに本領発揮をすることでしょう。担当の方を困らせたりしないように「いい子でね」と声をかけてきました。

 

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馬房のオルフェ。パドックにつながる扉の前でしばらく景色を見ていました。ここは社台スタリオン。最強種牡馬たちの城です。数々の名レースと記録を手土産に無事に辿りつきましたが、これからまたあらたな闘いが始まります。

私の中で、すでにディープインパクトの強さを超えているオルフェーヴルの種付け料は600万。少し安い(?)ような気がしますが、彼自身がその血を爆発させたサンデーサイレンスとメジロマックイーンの黄金配合があるように、予測のつかない不思議なめぐりあわせがある気がするのは、私だけではないはずです。

1543391_449870645134961_1683824354_ オルフェ引退レース(有馬記念)撮影:山口ひろし氏

ホエールキャプチャ、ソレミア、トレヴ、ジェンティルドンナ。

男相手であんなに強かったオルフェが負けた美しき女の子たち。

現役当時はヤンチャで有名でしたが、本当は照れ屋で優しい青年なのかもしれませんね!

彼には最強馬らしく、たくさんの素晴らしい母馬たちが集まってくると思いますが、思いっ切り「お父さん似」の産駒をお願いしますよ~♪

 

 

 

 

由香さん
明けましておめでとうございます。
本年も更新楽しみにしてます。

オルフェーヴル、無事に故郷に到着しましたね。
もうすっかり競走馬から一頭の馬になりましたね。
あの有馬で見たオルフェとは
別馬のように優しくなったというか…
これからは、後輩達のレースを見守って欲しいですね。

種付け料は600万ですが、
これは牧場側が敢えてその金額にしたそうで
あまりに高く設定すると
他牧場でオルフェを種付けするのに金額面で
負担がかかるから600万に設定したそうです。
それだけ、花嫁さんがいっぱい集まるといいですね。

素敵な記事と画像を有難うございます。
元気そうで何よりです。
残りの馬生を幸せに暮らしてくれたらと願っています。

ブログ読ませていただきました。
なんかじんわりしてきました;;
オルフェの競走馬時代が走馬灯のように頭の中を駆け巡っています。

第二の人生も無事に行ってほしいですね。
そして自身果たせなかった凱旋門賞制覇をオルフェの産駒でいつの日か夢見てます。

とってもステキな画像ととってもステキなコメントありがとうございます。レースから離れたオルフェの表情を観られて嬉しいです。感激です・・改めてジーンときています。今後のオルフェに期待しています・・・いい仔を送り出してほしい(凱旋門賞馬は絶対オルの仔で)
何より今後のオルフェが幸せで、長生きをしてくれる事を願っています。

しょうさん>今年もよろしくおねがいします♪オルフェ、無事につきましたよ~。とってもおとなしくて「あんた、本当にオルフェなの?」って感じでしたが、キリっ!とポーズする姿はさすが最強馬!誰よりもかっこよかったですよ♪2月から本格的にお仕事が始まりますが、お兄ちゃんのドリジャと一緒に黄金配合の継承に頑張ってもらいたいですね!

名馬オルフェさん>こんばんは♪オルフェ元気に故郷に帰ってきました。これからは皆さんに愛され期待される種牡馬となって、また私たち競馬ファンを楽しませてくれますね!

銀細工師さん>こんばんは♪お読みいただきありがとうございました♪大好きなオルフェの取材ができて幸せでしたよ♪競馬史上、たくさんの最強馬、名馬がいますが、私がおばあちゃんになった時に「オルフェーヴルっていう最強馬がいたのよ」と、孫に話す日を夢みています♪

チュケミケさん>こんばんは♪ブログをお読みいただきありがとうございました!オルフェが引退して本当にさみしいですよね。何度思い返しても、雑音を振り払うように走るオルフェがまぶしかったなとうるうるきてしまいます。平凡な血統ですが、彼の不思議な力は、必ず凱旋門へ続いていると私も信じていますよ♪

この取材は新しい歴史的なストーリーの第一歩ですね!やっぱりお馬さんはライブが1番です。これからも頑張ってくださいませ♪

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