2015年05月28日

シンガポールで活躍している高岡調教師

先日のブログでもお伝えしたとおり、

今週はシンガポールのクランジ競馬場で調教師として開業している

高岡秀行調教師に取材させていただきましたので、

その内容をお伝えしたいと思いますhappy02

高岡先生は、ホッカイドウ競馬で騎手として活躍後調教師に転身、

リーディングに輝いた後シンガポールに渡り開業。

そして、シンガポールにおいても2006年にはダイアモンドダストで

コミッティズプライズ(GⅢ)を勝ち、シンガポール初重賞制覇。

その後、2008年にエルドラドでシンガポールゴールドカップ(GⅠ)を制し、

2009年にはジョリーズシンジュが4歳三冠制覇を達成するなど

輝かしい功績を挙げています。

その高岡厩舎があるクランジ競馬場の厩舎地区は競馬場の隣に併設されており、

厩舎地区の中には坂路やプール、ウォーキングマシンなどの施設もありました。

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(坂路:往路はポリトラック、復路はファイバーサンドになっているそうです)

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(屋外に設置されているプール)  

そして、驚いたのが2階建ての厩舎があることsign03

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2階に馬房がある馬は、2つの厩舎の間にあるスロープを上がっていくそうです。

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高岡厩舎は平屋建ての馬房でしたhorse

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馬房を見せていただくと、

日本より1頭あたりのスペースが広いことが特徴的sign03

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日本と奥行きは変わらないそうですが、

横幅が日本の一般的な馬房よりも広くなっているそうです。

敷材は日本で多くみられる麦稈や藁はなく、おが粉、

新聞紙などを裁断したもの、チップのいずれかが使われているとのことでしたclover

厩舎には砂浴び場もありました。

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オーストラリア・ニュージーランド産など南半球の馬が中心という

シンガポール競馬ですが(そのためか馬格がある馬が多く目立ちました)、

高岡厩舎では日本産馬が6~7割を占めているそうです。

シンガポールの競馬は芝・コースとポリトラックのコースがあるので、

芝馬もダート馬も適性があるのかと思っていたのですが、

「ポリトラックとダートではスピードの絶対値が違うので、

コテコテのダート馬は厳しいです。芝馬の方が適性はありますね」と語ってくれました。  

また、日本での調教の違いについては「シンガポールでの調教で、

一番気を付けるのは暑さですね。年中30~35度と高温なので、

調教をやりすぎると馬が暑くてバテてしまいます。

そのため、メリハリをつけて調教するようにしています」とのこと。

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  (朝の調教風景)  

ちなみに、スコールがあり一度に大量の雨が降るシンガポールですが、

馬場の水はけは良く、スコールの後でも不良馬場になることはないそうです。

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4月に中山競馬場の馬場を取材した時に歩いた感触と比較して、

クランジ競馬場の馬場は堅い印象を受けたのですが、

そのことについてお伺いすると、

日本の芝は縦に伸びるのでふわふわした感じになるのですが、

シンガポールの芝は縦に伸びないので堅い感じがするそうですが、

地盤自体は砂地なので柔らかいとも教えてくれました。

そして、異国の地で開業した高岡調教師が最も思い出に残っているレースは、

エルドラドのゴールドカップだそうです。

「なかなか勝てなくて、1年間どうしたら結果が出せるか悩みました。

長い距離を使うようになったら勝ちだして、

ゴールドカップでは見違えるように走ってくれました」と当時を振り返っていました。

これからも、日本生産馬の海外での活躍に期待したいですsign03

そして高岡先生、お忙しい中色々なお話を聞かせていただき、

本当にありがとうございましたconfident

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坂路があることには驚きです。

てっきり競馬場で追い切りとかやると思ってました。

地方競馬よりも全然施設が充実してますね(笑)

近年、シンガポール競馬が注目されるように

なってきましたけど、まだまだ発展しそうですね。

高岡先生が異国の地で活躍してる姿は、日本ではあまり報道されないので
今回のコラムで近況を知り、嬉しく思います
道営競馬から離れた理由の1つが…悲しい理由だったので…ツラいと言うか…悔しかったですが
先生が成績を上げてから、サマーセールで中国・シンガポールの馬主さんが馬を購入する機会が多くなり、良いサイクルだと感じます
凄く勉強になりました。ありがとうございます!!

☆しょうさん☆☆
わたしも競馬場だけで追い切りってると思っていたので、
坂路を見たときはびっくりでした!
本当、中央くらい施設がたくさんありますよね!
しかも、緑も多くて馬にとっても良さそうな厩舎地区でした^^

☆下重知彦さん☆
勉強になったと言っていただけて嬉しいです!
ありがとうございます!!
シンガポールで日本のトレーナーや馬が活躍することは
国際的に日本の競馬がもっと認めてもらえることにもつながりますし、
良い流れですよね♪
これからも、高岡先生の活躍に期待したいです!

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以上

豊岡加奈子

出身地
北海道函館市
職種
競馬記者

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