みなさまこんにちは、河合紗希子です。
東京はあたたかな一日でしたね。
乗馬を始めて朝が早くなって、この間まで起きる時間はまだまだ外が暗かったけれど、日がのぼるのも早くなったし朝のさされるような空気の冷たさも無くなったなあとしみじみ。
ダウンコートではなく、トレンチコートにチェンジする日も出てきました。
きっと春はすぐそこですネ
なーんて思っていたら
順調に
鼻水と涙がたらり&くしゃみ連発ですよ!!!
うん…
植物も元気に芽吹いてますねこれ…。
春はすぐそこ、間違いない…。
(つらい……)
乗馬のすごさを改めて
さてさて、そんなわけでカワイ、花粉にやられながらも乗馬に通っております。
駈歩にも突入したものの、すんなり駈歩が出せるときもあれば全然だめな日も
もっと上手く馬に乗れるようになりたい…と思いながら、先日Kindleにおすすめされるがままに読んだ本に「駈歩が出せないのは、たいてい半減却が上手くできていないから」という記述がありました。
半減却!!!
ここのところ先生にすごく言われる言葉!!!
半減却(はんげんきゃく)というのは、簡単に言うと…馬が前進しようとする動きに対して、馬のパワーは減らさずにスピードを抑えること、というところでしょうか。
どんな時に使うかというと、発進、速足(トットッという走り方)から並足(トコトコ)に変わる前などの下方移行前、停止前、図形を描く指示の前…などなど。
やり方は、これまた簡単にいうと、拳を控えて腰を張り、マヨネーズを絞るように脚で馬の腹を圧迫する。
(簡単に言うけれどやると難しいあるあるです)
半減却を使えると馬に次の指示を出しやすくなるとは知っていたものの、私はこれまで、いまいち深い意味まではわからずに「マヨネーズを絞るように脚で馬の腹を圧迫する」をなんとなーくやっていたんですね。
なので
(半減却めちゃ重要じゃん…これできないとお話になんないじゃん…!)
と脂汗をにじませながら本を読み、翌日の乗馬で早速実践。
もちろんすぐに全てを会得はできないものの、色々と試みてみると…確かに馬とのコンタクトに変化が!
騎乗後は、先生に「半減却で馬に何が起こっているか」を教えていただく機会があり、これまた目からウロコでした。
馬が前に向かって走る時、推進力は主に後脚が生み出します(前脚は主に方向転換)。
そうすると、馬の重心はもちろん前脚にかかっていくことになり、馬はどんどん前傾姿勢になるわけですね。
馬が前のめりの状態だと、より遅い動きをさせる下方移行や停止、図形を描かせる時に馬がバランスを崩してしまうわけです。
なので、馬の状態を戻してやることが必要になってくるわけで、それが半減却!
なぜ「拳を控えて腰を張り、マヨネーズを絞るように脚で馬の腹を圧迫する」なのかというと
・拳を控えて腰を張り、
⇒人間が姿勢を変えて馬の重心を後ろに戻しながら
・マヨネーズを絞るように脚で馬の腹を圧迫する
⇒馬の前に向かうスピードのベクトル(←)に対して、人間がマヨネーズを絞るように腹を圧迫する…、すなわち、上(↑)に向かってベクトルを加えると…
馬は、走っているリズムはそのまま、スピードを抑えることができるとなるのだそうです。
うわぁ…
乗馬ってすごい……!!!
これまで「馬に乗る」と簡単に言葉にしてきましたが、馬に乗るってつまり、馬という「生き物」と、その生き物が走ることによって生まれる「スピード」、全てをまとめて操る技術なんですね。
ただ脚で馬の腹をギュッと圧迫していただけとは違って、こういう理論がわかると自分の動きへの意識もガラリと変わります。
いやもう本当に、知れば知るほど奥が深くて、知れば知るほど面白い!!!
乗馬を始めて、もうすぐ丸9ヶ月。
あゆみはゆっくりでも、この調子で、自分のペースで楽しんで行きたいなと思います。
ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフを
----------------------------*
個人BlogやTwitterもつれづれなるままに運営ちゅうです。
Twitter … @sakkomaru
Instagram … photogreenforest
個人Blog … Evening proimrose