みなさまこんにちは、河合紗希子です。
GWですね!
いかがお過ごしでしょうか。
東京競馬場がある府中の街は、この時期は東京競馬の開催とともに、街の一大イベント・大國魂神社の「くらやみ祭り」も行われ、とにかく活気に溢れています。
くらやみ祭り
暗闇祭り(くらやみまつり)は、4月30日〜5月6日にかけて東京都府中市の大國魂神社(武蔵国の国府である当地の総社)で行われる例大祭で、武蔵国の「国府祭」を起源としており、東京都指定無形民俗文化財となっている。
府中市の中心部を六張もの大太鼓と八基の神輿が回る壮大な祭として知られている。
期間中は約70万人の人出で賑わう。
▶︎Wikipediaより引用させていただきました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%84%E3%81%BF%E7%A5%AD
1000年以上の伝統を持つ、まさに府中の風物詩とも言える大きなお祭り。
私も子供の頃から祖父母に連れられてよく遊びに行きました。
最大の見どころは、やはり5月5日に行われる神輿渡御(みこしとぎょ)。
人が何人も乗れるような超巨大な大太鼓が6張も打ち鳴らされ、御神輿が担がれ街を渡ります。
私のイメージでは、大國魂神社といえばこの大太鼓!
街をいく大太鼓を見るだけでも迫力がありますが、地鳴りのようにビリビリと響くあの音を間近で浴びるのは、まさに全身の毛穴が開くようなものすごいインパクトがあります。
府中駅前は大勢の人で埋め尽くされ(もちろん交通規制や封鎖も行われて)、荘厳な雰囲気と人々の力強い掛け声とともに場のエネルギーがガンガン上がっていく…。
なんともいえない気持ちよさ!!!
まさにこのBlogを更新している今週はお祭り開催期間なわけですが…
今年の5月5日は日曜日。
NHKマイルカップの開催日と神輿渡御が重なっているんですよね。
そういえば、昔からG1とくらやみ祭りの兼ね合いってどうなっていたのだろう?とふと気になって調べてみると、Wikipediaにこんな記載がありました。
くらやみ祭り
祭りが暗闇に行われる理由は、貴いものを見る事は許されないという古来から存在する儀礼に起因し、神聖な御霊が神社から神輿に移り御旅所に渡御するのは人目に触れる事のない暗闇でなければならないという神事の伝統がそのまま現代まで引き継がれているためである。
徳川幕府(江戸時代)期には現在の様な神幸の形になった様で、神輿渡御は午後11時ごろ開始され、翌日午前3時〜4時頃に神社に戻ったというが、1959年(昭和34年)に午後4時渡御開始、翌日午前4時に還御開始と改められた。その後、2003年(平成15年)に午後6時渡御開始となるなど、時代背景に応じて柔軟に変化している。
かつては例大祭期間中における東京競馬場(府中競馬場)でのレースについて、JRAは警察などの要望もあり警備上の重複による混乱を避けて自粛していたが、前述のように2003年より渡御開始が午後6時に変更となりレース時間と重ならなくなったため、以降は開催されるようになっている。
▶︎Wikipediaより引用させていただきました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%84%E3%81%BF%E7%A5%AD
NHKマイルカップ
2002年の第7回は日曜日の5月5日が大國魂神社で行われる「くらやみ祭」への配慮から東京競馬を行わなかったため土曜日の5月4日に施行されたが、2013年、2019年、2024年は5月5日が日曜日の場合でも東京競馬を開催するため日程の変更は行われていない。
▶︎Wikipediaより引用させていただきました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97
あっ…
そうですそうです、確かに!
私が子供の頃は、神輿渡御は日が暮れる前に行われていた記憶!
そして2003年頃、古くからの伝統に合わせて18時開始に戻るというニュースを見たような…。
くらやみ祭りと競馬の開催、こんな関わりがあったんですね。
競馬場とくらやみ祭り、もう一つの関わり
ところで、東京競馬場とくらやみ祭り、もう一つ深い関わりがあるんですよ。
それは、5月3日(金)に行われる行事「競馬式(こまくらべ)」!
競馬式(こまくらべ)
旧甲州街道を一之駒から四之駒まで(府中市役所前交差点と大国魂交番の間)、4頭の御神馬が200mの距離を3往復する。
騎手は烏帽子直垂姿で騎乗する。
このこまくらべに出走する馬、
実は、東京競馬場の乗馬センターに所属している馬たちなんです。
東京競馬場から、毎年くらやみ祭りに「出張」をしているんですって!
そして、こまくらべにはこんないわれが。
競馬式(こまくらべ)のいわれ
大國魂神社例大祭は、4月30日より5月6日迄の間に様々な行事が執り行われるが、5月3日夜行われるこの式は、往古国司によって行われた。
その頃、武蔵国府の周辺には、武士の勃興と共に 多数の牧が増え、良馬が多く産出するようになった。国司は駿馬を朝廷に献上するために、良馬を府中に集め、馬場で走らせ、検閲の上選定した。その行事が今は競馬式(こまくらべ)と呼ばれ、約千年以上続けられている古式である。
現在は午後8時騎手4人が馬を牽き、馬場に集合し、お祓いを受けた後、発走前に「名対面の儀」を行い、 順次発走し、旧甲州街道を三往復する。これは速さや着順を競うものではなく、検閲の為のものである。
▶︎大國魂神社HPより引用させていただきました。
https://www.ookunitamajinja.or.jp/matsuri/5-kurayami.php
東京競馬場がある街、府中。
この行事からも、府中という街は非常に古くから馬と深い繋がりがあったということが感じられますよね。
今週、東京競馬場にお出かけの際は、ぜひ大國魂神社のくらやみ祭りにも足を運んでみてはいかがでしょうか
ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフを
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