またまた浦河から、こんにちは。
春から新しい生活が始まる人や新たなことをスタートする人──。
春は新たなことが始まる季節ですね🌸✨
3月28日(金)はBTC軽種馬育成調教センターにて、体験見学会(春)が行われました。
昨年は青春サラブレッドで取り上げられていました📺
ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
今年の募集締め切りが例年より1カ月早くなったこともあり、春休みの時期に実施することになったそうです。
当日はあいにくの雨☔でしたが、全国から21名の参加者が集まりました。
遠いところは、沖縄県から参加者も!
はじめにBTC施設内を見学。
広大な施設内にある各調教施設をバスで見学して回りました。
その後は、研修生が1年間を過ごす『あかしあ寮』へ。
部屋や食堂、トレーニングルームを見て回ります。
一昨年新しくなったばかりなので、どの空間もとても綺麗です。
部屋は全室クーラーとバス・トイレ完備。(今や北海道にクーラーは必須になってきました…)
間取りを撮影する参加者が多かったです。
トレーニングルームでは、電動シミュレーターを体験🏇
ほとんどの参加者が乗るのが初めてで、動きについていくのに悪戦苦闘していました。
個人的に気になったのが、食堂内にある研修生の各マイ棚。
調味料などによって個性が発揮される棚だなぁ…と、見ていて興味深かったです。笑
基本平日は美味しい食事が用意されていますが、土日祝は自分たちで食事を用意します。
平日に数名で買い出しに行き、冷蔵庫に自分の食材をストックします。
ある程度の年齢になってからの寮生活は、正直不自由さを感じるかもしれません。
ただ、1年間のハードな研修を受けることを考えると、結束力が深まる場になることは間違いないと思います。
その後は、研修の様子を見学するために覆馬場へ。
号令に合わせて部班騎乗。
隊列を崩さないよう教官の指示に従いながら、馬の様子はもちろん周りの様子も見ながら騎乗します。
その時に教官が話していたことで印象に残っているのが、基本は『3乗7厩』という言葉です。
研修の目的は、馬に乗れるようになることと思いがちです。
しかし、10のうちの7割は厩舎作業や馬の手入れなど馬の世話全般をとおして馬のことを考え気を配ること。そうすることで、残りの3割の騎乗での馬とのコミュニケーションに繋がっていくのだと──。
見学者の中にこの言葉が響いた人がいるのではないかと思いました。
全ての見学終了後に、研修生と一緒に昼食。
研修の内容や普段の生活について、色々と質問ができる貴重な場になったと思います。
見学者の中の数人に志望動機を聞いたところ・・・。
部活で陸上の中距離をやっていて、仕掛け方など競馬に通ずるものがあり興味を持ったと言っていた人がいて「なるほど!」と。
それぞれが色々なきっかけで馬に競馬に惹かれたと思います。
その最初の時の気持ちをいつまでも忘れずに、もっと馬を好きになってくれたらと願うばかりです。
午後は、個人的に研修生のフィジカルトレーニングを見学。
トレーナーによるトレーニング指導に、研修生は汗を流していました。
もうすぐ研修を修了する研修生に思い出に残っていることを聞いたところ「1日1日が内容が濃すぎて、どれとは言えない」とのこと。
教官に日々同じことを指導され、それができない歯がゆさに落ち込むこともあったが、ある時に馬と一緒に乗り越えることができた達成感が忘れられないと笑顔で語ってくれました。
馬は自分と向き合うことの大切さを教えてくれ、自分が成長する手助けをしてくれる恩師のような存在なのだなと。
今後も競馬場で行われるBOKUJOBフェアや馬術大会でもBTCブースが出ますので、興味がある方は是非足を運んでくださいね!
Twitter:一般社団法人umanowa
Instagram:一般社団法人umanowa
Youtube:馬産地ひだかの馬房から