2014年11月19日

馬の第2の心臓

ついに、新冠も雪が降りましたsnow
日高地方では11月に積もるのは珍しいようです。新冠町はすぐに解けてしまいましたが、新ひだか町三石や浦河の方はけっこう積もったと聞きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
先週のブログで、門別競馬場の誘導馬に新冠乗馬スポーツ少年団の国体優勝をした生徒が乗るという企画があるといいました。
先週の木曜日、門別競馬場に行く予定だったのにまさかの吹雪・・・shock
第4レースが中止になるほどの悪天候でした。
行く予定だと言っていたのですが、悪天候と違う予定が入ってしまったために観に行くことができませんでした。
とても残念です。
 
 
 
 
 
 
悪天候の中、3人とも誘導を無事に終えることができたみたいで良かったですconfidentdash
その後のホッカイドウ競馬のサイトで素敵な騎乗姿を見ることができましたsign03
 

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さて、今日は馬の装蹄についてお話したいと思います。
皆さんは装蹄の様子を真近で見たことがありますか?
 
 
 
 
 
蹄鉄は、馬にとってとても大切な物です。運動量が多い馬ほど、蹄が削れてしまい脚を痛めてしまいます。
人が裸足でスポーツするのと同じですね。馬にとって蹄鉄は人で言う靴と同じです。
 
 
 
装蹄は、まず馬の蹄を切ることから始めます。馬の蹄も人の爪と同じように、時間が経てば伸びてきます。
伸び方は個体差があるのですが、馬の歩き方などによって蹄の形はベストな状態よりも変形してしまい、放っておくとこれも脚を痛める原因となってしまいます。
 
 

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次に蹄鉄の形を馬によって蹄に合うように形成していきます。
昔は装蹄師さんが1本の鉄から蹄鉄の形を作っていたようなのですが、今では基本的な蹄鉄の形になっているものを使用しています。
 

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蹄鉄の形を合わせるために、熱を加えて鉄をやわらかくしてからハンマーで形を整えていきます。
 

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蹄鉄は、熱くなると赤くなります。 

 
蹄の形にあったら、よりぴったりとくっつくように「焼きつけ」といって、熱い鉄を馬の蹄にくっつけます。

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焼きつけの様子です。煙でてますよね?
 
 
 
 
ちなみに、競走馬はアルミの蹄鉄を使っている場合があるので熱を加える工程と焼きつけという作業もありません。
私が高校まで通っていた乗馬クラブでもアルミ鉄だったので、大学に来て初めて焼きつけを見て感動した覚えがありますshine
 
 
 
 
最後に鉄を冷やして、釘で馬の蹄に装着していきます。
装蹄師さんは、痛くないところを見分けて釘を打っていきます。
 
 
 
 
 
馬にとって脚は「第2の心臓」と言われるほど重要なところになっています。
蹄の状態によっても走り方が変わってくるので、奥が深く難しい世界だなと感じましたcatface

裕美さんこんばんは(^_^)/
紅葉が綺麗な季節になりましたが関東地方もとても寒くなってきましたよ>_<...
新冠も雪が降ったんですね。これからもっと寒くなると思うので体調に気を付けて下さいね(o^^o)

焼き付けした後釘で蹄に装着するんですね、
痛そうに思ってしまいますが、装蹄師さんがちゃんと見分けて打ってくれるから大丈夫なんですね!
馬にとってとても大切な蹄鉄。本当に第2の心臓だと読んでいて思いました。
教えてくれてありがとうございます!


ラッキーバニラさん→
こんばんはmoon3
関東地方は紅葉が綺麗なのですねshine新冠町が紅葉していたのがだいぶ前のことのように感じますcoldsweats01
もう、葉がすべて落ちてしまいました。
装蹄師さんも修行して素晴らしい技術を持ってらっしゃるので、大丈夫ですsign03
お役に立てて光栄です!こちらこそありがとうございますconfident

蹄鉄といえば有名なのはシンザンのトモの蹴り足が強すぎ脚同士がぶつかるという有名な話ですね(^.^)

馬は脚が悪くなる=死につながるのでたしかに第二の心臓ですね!

アファームドさん→
トモの入りが良すぎると、前の鉄を踏んで落鉄や前肢の蹄球を怪我してしまうこともありますよねsweat01でも、素敵なことでもありますsign03
馬が歩くことによって、血流も良くなるみたいですよhappy01

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以上

鈴木裕美

出身地
新潟県
職種
乗馬クラブインストラクター

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