2014年12月01日

完全ノーマーク!

毎度、前置きが長すぎるので、今日こそはさっさと言おう。

ジャパンカップはエピファネイア!!っていうかスミヨン!!!

もぅー、いっそのこと角四にしちゃったらどうでしょうか。

私は今回の馬券に年末の運命を賭けていた。ここで負けるともう後はない。崖っぷちから墜落して即死すればさぞかし気持ちいいと思うが、途中で、突き出た木なんかに引っかかって寒風にさらされるのはまっぴらごめんだ。寒すぎる。

凍死する前に、がっちがちのこちんこちん馬券をこしらえてやると意気込んで、たたき出した買い目は――

女傑ジェンティルドンナの3連覇を阻止して世代交代をもくろむハープスター。斤量もふわふわの離陸しやすい53kgで文句なしの軸!

ジャパンカップといえば牝馬のイメージというのをどうしても捨てきれない結論だった。

それでも若い女の子に面と向かって、軸とかアタマとか、昼下がりの気だるい時間に何となくイヤラシイので、もう1頭!

今年のダービー馬ワンアンドオンリー。鞍上はもちろん、場の空気なんて読んでたまるか!でおなじみの横山典弘騎手。人気が落ちた時こそ変なチカラを発揮するいつものパターンを想像した。

そしてもういちょ。私と同じ誕生日で波に乗る青い流星スピルバーグもサクっと投入。

後は、どう転んでも印は外せない正統派ジャスタウェイ、入れときましょうか(失礼な!)ジェンティルドンナという具合の3連複。

ここまで書いてみて、エピファネイアの『え』の字もなしに倒れそうです。完全にノーマークでした。恐るべき強さエピファネイア。休養中のキズナも、誰にも気づかれないようにニヤリとしたはず。

わずかな着差に泣いたエピは、もうどこにも見当たらないダントツの圧勝でした。

ジャパンカップに出るんでしたっけみたいな、私にとって突然のお客さま状態だったエピ。

スミヨン騎手だってそうだ。何度会ってもしっくりこない友人のようなひとの勝利に喜んでいいのか悪いのか、おそらく顔がタイプじゃないんだと思う。どうにも受け付けないそのくるくるとした大きなおめめ。それに、どうして1着と確信した瞬間に「シーーー!」なのか。

何となくいつも意味のわからない男だ墨四。あら?角四でしたね(どっちも違うけど)。

同じシーでも、ウオッカのダービーみたく、シイ騎手の天空を鮮やかに貫くひとさし指にしてほシイ。

はい、負け惜しみをたっぷり言いました。

応援直後。普段はたいてい頭の上か目の前にある両手は、引力に逆らえずダラリと下がったまま、アロースタッドさんのつるつるしたソファーに脱力して動かず。あたりは私の馬券のように真っ暗闇になっていた。意識を取り戻し、ひゃんとまわりを見渡すと、アローの皆さんも真っ暗闇仲間だったようで。

そうです、わたくし、ジャパンカップはブエナビスタの時以来、3年ぶり2回目のアローさんの事務所観戦でした。

アローさんに来たのは他でもない、先日スタッドインしたスマイルジャックにお目通りをいただき、しっかりとご挨拶をするため。

現役当時、何度か会えるチャンスはあったものの、縁がなかったのか、すれ違ったままだった。

冬の足音など聞こえない。山の木々たちの呼吸と書いて静寂にしたくなるような日。

スマイルジャックはアローさんの特等席ともいえる一番事務所側の馬房に入って、とろとろと微睡んでいた。

主任の本間さんに伺うと

「着いた時は、見たこともないくらいものすごくガレていてびっくりしたが、今は元気にしています」

川崎競馬場で引退式を終えた後、いつもと違う「お迎え」馬運車を見て、いったい自分はどこに連れて行かれるのだろうと心細かったのかもしれない。輸送には弱いわけではなかったスマイルでも、ただならぬ雰囲気と、体内の方位磁石で北に向かうことはわかっていたはず。

長かった現役時代。張りつめていた緊張感から解き放たれた馬体は、北海道に着くまでギリギリのところだったのか。

スマイルたちが食べるステンレスの飼い葉桶がきれいに並んでいた。

ちょっとだけ味見をしたくなるようなおいしそうな晩ご飯。種牡馬としてのからだ作りの基本が、ボリューム満点の飼い葉桶の中に力強く込められているようだった。

彼にとって久しぶりの故郷の冬。栄養をつけて、春の仕事に備えてくださいね。

Dcim136720141130 「スマイル、食べ方きたないと女の子にモテないわよ」

「いいから、その最後のニンジンもちょうだい」

「やーだ。チューしてくれたらね」

「ゲッ!それだけは勘弁してよ」w

いやぁ~エピ君、びっくり!!!でした・・・!!
新馬戦、パドックのモニター(実物!?は見ていません)を見ただけで、”このお馬さんは何!?馬格が違いすぎ・・・!”と、思わず叫んで、私の出資馬が不憫でなりませんでした。(一応、2着でしたが・・・)
その後、彼は彼で(エピ君の事ですが)色々苦労はあったと思いますが、昨日はそれが漸く報われて(エピ君なりに、言いたい事は沢山あったでしょうから)良かった・・・と思います。
ちなみに、私の名付け馬君にも出資されてらっしゃる方で(どうやら、その方は数十頭に出資なさっている様ですが)必勝祈願で、ゴール板近くのモニターで観戦されて、口取り集合場所に2番目に駆けつけた・・・との事、10万の観衆の中、ターフで口取りなさって、感無量!!と、ブログで報告されていました。
一生の思い出が出来たそうです・・・。凄い!!!

白馬が王子様さん>お返事遅くなりスミマセン!
よくよく考えればエピ、苦労人(馬)なんですよね。実力は折り紙つきなのに、キズナはいるは惜しい所だわのレースが印象的で、本当は強い馬なんですよね。エピを持ってる一口さんは、いろんなことがあったぶん、ものすごい感動感涙なさったことでしょう!来年はキズナも帰ってきますから、エピともう一度対決してほしいです!

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以上

上坂由香

出身地
北海道札幌市
職種
エッセイスト

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