今年の菊花賞馬トーホウジャッカルが回避して、10頭立てになった阪神大賞典。
3000mという過酷な距離にもかかわらず、勇敢な牝馬が2頭出走してくれたおかげで華のあるレースになり、そういえば、メイショウベルーガはどうしているかな~なんて(2010年3着)、おぼえてる限りの記憶の中を行ったり来たりしながら、私はまず、デニムアンドルビーとフーラブライドを馬券にしようと決意!男の戦場と思われたレースに挑戦する心意気を買いました。
こういうのが本当の応援馬券というヤツですかね。
それにラブリーデイとラストインパクトまでは順当。問題はたった1頭、ゴールドシップ!
ゴルシに馬券を賭ける時、なぜだか襟裳岬の断崖絶壁が目の前に広がって、ここからダイブしたら、さぞかし気持ちイイ~だろなぁーと眺めながら、彼のスタートを待つ。
何度となく見たあのポヤーンとしたヤル気のない出方だったらそこで何もかも終了!ここから飛ぶしかない。
「ゴルシが負けたら、何もない春ですぅ(by進一)」
…あっ!意外にちゃんと出た!これは競馬になるぞと回れ右!身投げヤメヤメー。岩田騎手は、スタート直後からゴルシに気合を入れていたが、いつの間にかデニムちゃんと並んでルンルンな感じで走っているゴルシに再び嫌な予感が。キミら、公開デートか。
岩田騎手も必死だったのだろう。「よりによって美人のデニムと併走か。アカン。先に行かなくては」と、何度かギアチェンを試みて、ガチャガチャやっているうちにいいところに入ったんだろうなーと思わせる2週目向正面で男を上げたゴルシ。やればできるこYDK。
いつも競馬ファンに結構な心配をかけるゴールドシップはあっさりと史上初の3連覇を達成した。
昨年の宝塚記念以来の優勝というから、もう何か月ぶりの勝利かよくわからないが、ズブくてなかなか出航しない豪華客船の旅は、春の天皇賞まで面舵一杯になった。また乗りますよ~この船に!
きくところによると、レース直後、息もあがらずけろっとした顔と対照的に、脚を気にするそぶりもあったらしいが、どうやら大丈夫そうで本当によかった。
ゴルシくん、あなたわかっちゃいないと思いますが、今や日本の競馬界古馬部門をけん引してるのは、キミですからね。四の五の言ってると、隣の馬房に須貝先生入れますよ(小声)
牝馬で連帯したデニムアンドルビーや掲示板確保のフーラブライドも立派でした。これからも、長いところで活躍してほしいなぁ。メルボルンカップなどいかがでしょうか?(夢)
ゴルシ軸で上記に上げた馬たち4頭を流した3連複は、やっすいながらもみごとに的中。いつもいい線行くのに買い方がおかしくてダメだった私に、1頭軸から数頭流すこの手法がマイブームで相性がいい。来週の高松宮記念もこれでゆくぞー。
中山スプリングステークスは、人気順で決着がつきそうだったので見学のみとしたら、5番人気のサブちゃんのお馬キタサンブラックが優勝。無敗で皐月賞の優先出走権を獲得した。
私の注目馬はダノンプラチナで、熱烈応援の姿勢でテレビにかじりついたものの、最後伸びずに3着。うーん。気の早すぎる私は、ここらあたりで芦毛のダービーがみたいと思っていたんですよ。ウィナーズサークル以来のそろそろ感が今年あってもおかしくないプラチナの存在。
昨日は平凡な内容の3着で皐月の切符をとりましたが、若馬は正直どこでどうなるかわかりませんからね~。ここ最近の皐月賞は準クラシックみたいな感じもあることだし。
ダノンプラチナもYDKだとしつこく信じることにしまーす!
ジャングルポケット(撮影:長谷川さゆり氏)