4月13日、船橋競馬場に藤田菜七子騎手が初めて参戦しました
当日は1Rから重賞レース並みの混雑ぶり
改めて菜七子騎手の人気のすごさをヒシヒシと感じました
エレガントルージュ(3歳牝馬 川島正一厩舎 馬主:吉田照哉様)
ルリアンソリデ(4歳牡馬 稲益貴弘厩舎 馬主:野崎優様)
ブラックバカラ(5歳牝馬 高知・雑賀正光厩舎 馬主:(株)めばえ企画様)
その藤田菜七子騎手のJRA初勝利のメモリアルホースとなったのは、
美浦・相沢郁厩舎のサニーデイズ(5歳牡馬 父フジキセキ 馬主:星野祐介様)
このお馬さんについて、担当の鈴木慎之輔助手にお話を伺いました
新人騎手の初勝利という一生に一度の記念、
さらに、競馬ファンのみならず、全国規模で話題になっている藤田菜七子騎手の
初勝利の座を射止めたサニーデイズの普段のお顔を披露しちゃいましょう
じゃ~ん
コチラです
うん、いいお顔
(撮影:鈴木慎之輔助手)
実はこのサニーデイズ。
3度の膝骨折を経験していて、
「まずは無事に」という思いのもとでレースに送り出したそう。
鈴木助手はゲートに行っていたため、レース結果はゴールするまでわからなかったそうですが、
勝って泣きそうな顔になっている菜七子騎手と、
無事に帰ってきたサニーデイズの姿を見て、ほっとした思いだったとのこと
そして、すごく嬉しかったそうです
大歓声に包まれた直線の先にあったあの1:08.8の中に、
いろんな思いがぎゅっと込められていたんだなぁ・・・
これはまた、レースビデオを見返さなくちゃ
ちなみに、ワタシがこの仕事を続けてこられたのは、
鈴木助手の人当りの良さ、周りへの心配りなどをお手本にしていたから
最近ちょこっと忘れ気味だったので、
今回のサニーデイズの勝利は、私自身にとって初心を思い出す良い機会になりました。
さて、4月13日の船橋開催当日、別件の仕事で菜七子騎手にインタビューする機会をいただきました。
川崎でのデビュー戦も取材しましたが、直接菜七子騎手に会うのはこの日が初めて
師匠の根本康広調教師が、つかず離れずのほど良い距離でサポートしていらっしゃる姿も印象的でした。
菜七子騎手には、レースの合間ということで、短い質問をいくつか。
そして、レコーダーのスイッチを切った後、
写真撮影の前に空気をほぐそうと、
「前にスイーツが食べたいって言っていたけど、もう食べたのかな?」と聞いた時の、
にこっと笑って「はい食べました
」と答えた顔は、まさしく18歳の普通の女の子
(その時の表情は千葉県調教師会のブログに掲載しました)
その時、ああ、世間のアツい熱の中で、
自分の未熟さを痛感しながら、騎手として結果を出そう、期待に応えようと
一生懸命頑張ってるんだな・・・と、なんだかぐっと来る思いがしました。
私と菜七子騎手の年齢差や社会人としての経験の差がそう思わせているのは間違いない・・・。
けれど、きっとそれだけではないはず・・・。
OL時代、会社で泣くことは絶対にしたくないと思い、
ひとり、部屋に帰ってから悔し泣きしたり、
今なら笑い飛ばせるようなことで悩んだりもした社会人の先輩として、
同時に、取材する側として、陰ながら応援していければいいな、と・・・
ふと、そんなことも思いました。
あ、そうそう
明日4月20日はサニーデイズのお誕生日
今回の記事に関して、取材に協力してくださった鈴木慎之輔助手、
お忙しいところどうもありがとうございました
さて、今回の締め括りはこの仔。
ある馬の初年度産駒2歳馬くんです
目元と毛色が父にそっくりと厩舎でも話題です
お父さんは「ダレ(←ヒントです)」でしょう(笑)