11月8日、川崎競馬場で、3歳牝馬によるロジータ記念(SI)が行われました。
名牝ロジータは昨年12月に亡くなったそう。
その血は受け継がれ、今も競馬場で熱いレースを見せてくれていますね
今までも、オーナーや調教師さんから
「この馬はロジータの血を受け継いでいるんですよ」
「デビューが楽しみだよ。ロジータの孫だからね」
などという言葉を聞いたことがありました。
それだけ特別な存在なのですよね
今回のロジータ記念(SI)は、
哀悼の気持ちを込めて、スターターは喪章を付けていたそうです。
ロジータ記念(SI)を制したのはステップオブダンス(大井 藤田輝信厩舎)。
鞍上はデビュー当時からずっとコンビを組んでいる森泰斗騎手でした
ステップオブダンスの母母は
芝の重賞路線で活躍したダンスダンスダンス。
牝馬ながら皐月賞に出走して5着と健闘しましたっけ。
同じ頃、愛読していた村上春樹さんの作品に
『ダンスダンスダンス』という小説があったので、
競走馬のダンスダンスダンスのこともよく覚えています。
懐かしいな。
森泰斗騎手は6月の船橋開催で負傷し、約3か月間騎乗をお休みしていました。
個別でインタビューした時などに受けた真摯で繊細な印象から、
療養中はつらい時間を過ごしたのだろうと思います。
だから、こんな笑顔を見られてほんとに良かった
今レース後の騎手や関係者の笑顔を撮っていると、
大雨の日にカッパを着て地面にしゃがんで撮影する・・・
コメントを書いたメモが雨で流れて読めない・・・
きったない靴で電車に乗る・・・
なんて、なかなかシビアな現実も吹き飛んじゃうような・・・
森泰斗騎手
「理想的なポジションが取れました。
この距離にしてはハイペースだったので、
深追いしないように気を付けていました。
手ごたえも抜群で、あとは抜け出すタイミングだけだと思っていました。
スピードもセンスもある馬で、 デビューの頃から素質を感じて、期待していました。
ずっと手綱を任せてもらっていたので、こういう結果が出せて嬉しいですね。
春頃は入れ込みがちでしたが、 今日は落ち着いていました。
背中も、乗った感じがしっかりしていて、 確かな成長を感じますね」
これからもこのコンビでたくさんの煌くシーンを見せてほしいです
こちらは、同じ日に行われた全日本2歳優駿のトライアル、
川崎若駒オープンで勝利したオールパスレス(浦和 平山真希厩舎)
スタートで大きく躓いて、最後方からの競馬に。
そこから4馬身差の圧勝劇を演じました。
まだ気性面で幼いところがあるそうですが、
平山調教師によると、砂を被っても大丈夫、一生懸命走る馬とのこと。
キャロットクラブの会報の取材も兼ねていたレースなので、
いろいろなことを会員さんにお伝えしたいと思い、
ものすごくたくさん写真を撮りました
会報には使わない、オフショット
さてさて、南関東では、
浦和の工藤伸輔厩舎の手作りメンコ、川崎のコスプレ誘導馬など
南関手芸部(勝手にそう呼んでいます)が楽しいシーンを演出中
こちらは、船橋 齊藤敏厩舎の大津調教師補佐
仕事をしっかりこなしながら、
いつもちょっとした仕掛けをして
来場したファンの皆さんを楽しませています。
この時は、
「誘導馬スタッフに借りちゃいました」と
羊毛フェルトのスズメさんを保護中
ほんものそっくり
このように、この時はほのぼのしていた大津調教師補佐ですが、
この日の最終レースで厩舎所属馬がきっちり勝利していましたよ
誘導馬スタッフさんの肩にすずめちゃん
早くも11月半ば。
そろそろナイター競馬が寒いので、カイロを貼ろうと思います。
ではまた来週の火曜日にお会いしましょう