2月27日、都内のホテルでNARグランプリ2017の授賞式が行われました。
殊勲騎手賞を受賞した大井の的場文男騎手
入場するとすぐに「よろしくお願いします」と一言。
大ベテラン・大井の帝王、周囲への心遣いもさすがです
「5000勝をした頃は、(佐々木)竹見さんの記録(7151勝)はずっと遠いと思っていました。
目標があるから頑張れます。
今は、もう年だし、勝鞍のペースも前よりスローペースになったけど、
(佐々木竹見さんの記録まで)あと57勝なので、
今年できるか不安もあるけど、目標にして頑張っていきたいですね。
自分ができる限りのことは、周りの方への恩返しのつもりで、
一頭一頭騎乗していきたいと思っています。
一頭一頭全力投球。
期待に応えられる騎乗をしていきたいです。
クラシックでいい馬がまわってきたら、
チャンスを活かさなければと思っています。
東京ダービーはほとんどあきらめてますね(明るく笑って)
2着9回も記録だからね(笑)」
レースから戻って来る時、
鞍上から馬を讃えていることも多い的場騎手。
今年の9月で62歳を迎える大井の帝王は、
やっぱり「帝王」としての存在感抜群で、チャーミング
これからも魅力あるパワフルな騎乗で、
魅了し続けてくれるのだと思います。
こちらは優秀新人騎手賞を受賞した岩手の鈴木祐騎手(岩手)
1995年6月生まれの22歳。
昨年は52勝をあげ、日本プロスポーツ大賞 新人賞も受賞しました。
新人賞らしく、はきはきした元気な声での受け答えも好印象。
「素直に嬉しいです。
1年目はレースの流れについていくのにいっぱいいっぱいでしたが、
2年目は考えて騎乗することができました。
それが勝ち星に繋がったと思います。
2年目は人の騎乗を見て、良いなと思ったことはマネをしました。
日本プロスポーツ大賞では、
こういうスーパースターがいる中にいていいのかなと思っていました。
ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンドでは、
夢だった中央の競馬場で乗ることができて、いい経験になりました。
たくさんのファンの方がいて、緊張もしたけど、頑張ろうと思いました。
今年は去年よりも技術をあげていきたいです。
人にはない、何かを見つけたいと思います」
年度代表馬となったヒガシウィルウィンの関係者については、また来週お伝えしますね。
こちらは、2月28日に行われたエンプレス杯(JpnII)優勝馬アンジュデジール(JRA昆貢厩舎)。
横山典弘騎手とのショットもまた改めてお届けしたいと思います