明日は、今年前半のダート競馬の総決算、帝王賞(JpnI)が行われます。
10年前、2009年の覇者は当時7歳だったヴァーミリアン(栗東 石坂正厩舎)でした。
2着はフリオーソ(船橋 川島正行厩舎)
この前走、フェブラリーステークスでのヴァーミリアンは6着。
当時の石坂調教師のコメントを振り返ると、復活に賭けた熱い思いが伝わってきました。
「絶対に勝ちたいと思っていました。
(前走から)ヴァーミリアンはあんなものではない、という気持ちでした。
いつも通りの自然な調教をして臨みました。
ゲートがすごく上手くなっていますし競馬も上手くなっています。
七冠達成ということは人から聞いた時にはそうかと思っていましたが
実際にレースになると忘れていました。
出るだけでも大変なレースですから嬉しいです。
ヴァーミリアンが衰えていないところを見ていただけてよかったです。」
「スタートがすごくよかったので様子を見てと思っていたのですが
いいポジションでレースができました。
あまり他の馬のことは考えずマイペースで行きました。
7歳という年齢ですが馬が若いです。
今日はヴァーミリアンらしい走りができましたね。」と、勝利にエスコートした武豊騎手。
このシーン、もう10年前なのですね。
今でもはっきりと覚えています
17歳になったヴァーミリアンは、
種牡馬を引退し、現在は北海道のノーザンホースパークで乗馬のお仕事をしています。
ライディングショーにも出場しているそう
4月末に会った時には、のんびりひなたぼっこ中でした。
あの眩しい優勝シーンから10年。
こんな風にまた会える時が来るなんて、ステキなことだなぁと思います
明日の大舞台、どの馬も力を発揮できますように