無観客競馬が開催されている現在――。
皆さんはテレビやスマホから、馬たちにエールを送っていることと思います。
競馬場で応援出来る日が来る事を願うばかりです。
競馬の楽しみ方はそれぞれとは思いますが…
レース前の場内に響き渡るファンファーレは、いつ聴いてもドキドキしますし胸が高鳴なる瞬間です。
今年11月にJBC2歳優駿がホッカイドウ競馬で開催されることもあり、ファンファーレがリニューアルされました。
作曲者は北海道出身の小鹿紡(こしか つむぎ)さん。
彼女に会う機会があったので、今回の曲作りについて話を聞かせていただきました。
まず、一般競争について――。
この曲が一番苦労したそうです。
「ホッカイドウ競馬だ!」と分かってもらえるよう、ハイテンションで高音からアップテンポで始める。
そして意外性のある展開・転調をさせ、最後は安定した和音が響くように工夫したとのこと。
特別レースについて――。
一般競争をもとに、さらに疾走感を意識して制作。
イメージは「メインスタンドから向こう正面スタートのレースを見る時に聞こえる音」。
曲の後半は徐々に馬がスタンド前に近づいてきて、目の前を通過してゴールする時の「足音と歓声」を表現したそうです。
そして、重賞レース――。
「特別感と重厚感」を出すために、スローテンポに。
競走馬が入着し、歓声が上がるのをイメージ。
覚えやすく親しんでもらえるようなメロディーを意識したそうです。
合いの手を入れる日が待ち遠しいです!
ホッカイドウ競馬のファンファーレが流れた時は、この話を思い出しながら聴いてみて下さいね。
そして、彼女は馬好きが高じ、何度も競走馬のふるさとである日高に足を運んだそうです。
更に自ら牧場に志願し、作業を実際に体験させてもらったとのこと。
競馬を好きになると、馬が育った背景を知りたくなるものですよね。
曲作りは徹夜になる事が多く早起きすることが不安だったそうですが、
毎日の牧場の仕事が楽しくてまったく苦ではなかったようです。
何週間か経って作業にも慣れてきた頃には、1歳馬を曳かせてもらったそうです!
「馬のブラッシングとボロとりの作業が好き」と嬉しそうに話していました。
馬産地で馬と人との出会いがあり、少しずつ未来へ繋がっていく...。
そんな出会いに関わりお手伝いすることが出来たら、幸せだなと思いました。
彼女のこれからがとても楽しみです!
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