馬と文学。
今回、ちょっとした発見がありました
先日購入した「新版 三島由紀夫 生誕100年」(別冊太陽 平凡社)。
作品が書かれた背景などを知りたいという想いのもとで
ページをめくっていくと・・・
「私は人間だから、やはり人体の美を一番上に置く、
その次に美しい動物は馬だと思ふ。」
という文章が
昭和29年の毎日新聞の夕刊に掲載されていた内容とのこと。
三島由紀夫は皇室内にあった乗馬クラブに入会して乗馬を学び、
乗馬の師匠が書いた「馬術読本」(中央公論社)では
序文と装幀を手掛けたそうです。
先述した毎日新聞の記事には
人の家でコーヒ―に角砂糖を出されると、
その角砂糖を馬に与えて喜ぶ顔が見たいと思う、という内容の記述もありました。
他には、
北海道の牧場で見た、朝もやの中での調教の風景の美しさについても。
私にとって三島由紀夫の作品は難解なことも多いのですが、
こういう一面を知ると、親近感が沸いたような
ちなみに、三島由紀夫が美しいと思う動物、
1位:人間
2位:馬
3位は「猫」でした
ランキング2位と3位が写っています