今回のブログは何を書こうかと、昼ご飯がわりのチョコパイを食べながら、コーヒーを一口飲んだところでツイッターを開いた。
ひどくのん気だった私に目に飛び込んできたのは…
>【凱旋門賞】オルフェーヴルの鞍上はスミヨンに決定!
「げっ!…(絶句)」
えー?とか、はぁ?とかではない。心の底から愕然とした「げっ!」が出てしまった。
私の記憶が確かなら…いや、確かでないことが多いので、競馬サイトを今一度確認する。
突然行方不明になってしまった池添騎手の消息を探しに…。
池添さんは、当たり前だがちゃんといる。サイトにはこう書いてあった。
>1月には池添が今春のフランス長期遠征を発表。「やれるだけのことはやっておきたい」とロンシャン競馬場の開催期間となる4月7日~6月10日の約2カ月滞在し、経験を積むことで凱旋門賞での騎乗指名を目指していたものの、スミヨンとの騎乗契約が今週中に成立。再び仏トップジョッキーが日本最強馬の背中にまたがることになった。
先に言っておくが、私はスミヨンさんが嫌いなわけじゃない。
面識もないひとを、情報だけでキライになったことは一度もない。ブエナビスタの天皇賞・秋だって、スミヨンさんは勝ってくれた。彼の騎乗に何度も馬券を救ってもらったひとだっているだろう。昨年の凱旋門賞は、スミヨンさんのGOサインのタイミングがいろいろ取りざたされてはいたが、多めに見積もっても、オルフェは全力を尽くしての2着だったと私は思っている。
でも!でも、だ。
今年の凱旋門賞は、池添さんがオルフェに乗ると思い込んでいましたがーーー!!(絶叫)
ひょっとして、昨年のジャパンカップがボディブローのようにジワっときいてきたのかもしれない。
あの時もし、岩田ジェンティルドンナとのガチンコ対決で、馬体を寄せられぶつけられても、何すんだ!コノヤロー!くらいの跳ね返しが池添さんにできて、オルフェが勝っていたのなら…。
5月になったばかりなのに、10月の話が簡単そうに決まっていく。簡単ではない話だと思うけれど、結果を聞くのは一瞬の出来事で、そこにたどり着くまでの苦労が何にも見えないだけに、私たち競馬ファンは自分なりに想像するしかない。想像してみごとに勝ってくれるまでの未来を夢みるだけだ。
凱旋門、がいせんもん、ガイセンモン…。日本の競馬で十分だった素人の私が、その道のエキスパートたちに呪いをかけられている。ここで勝てば世界一の競走馬になるらしいが、ジャパンカップで凱旋門馬は惨敗しているじゃないか?そう思ってみても、まだ呪いは解けない。やっかいなレースだな。
さて、明日のNHKマイルカップはどうしよう。
チョコパイをもうひとつ食べて、最初の出だしから戻って考えてみようか。
何にも知らなかったように、頭を切り替えられるかは自信がない。