「こんなに集まるものか?」と思うくらい、今をトキメクG1馬が勢ぞろいした豪華すぎる安田記念が終わりました。
大雨が降った後の不良馬場は、馬たちにとって2400mくらいを走りきらなければならないような激重マイルでしたね。
今回の安田記念は、世界戦を終えて帰ってきたジャスタウェイの走りに注目が集まりました。
もちろん私の本命もジャスタウェイ!
なんたって、今年に入ってからハーツ父ちゃんの子どもたちが大活躍。オークスのヌーヴォレコルト、日本ダービーのワンアンドオンリーと続き、「2度あることは3度ある」という、つい言ってしまいがちな言葉が浮かばない方こそ、むしろ不自然な流れです。
いったい、どうしたというのでしょうか?
この件に関しては、近いうちにスタリオンへ行って、直接ハーツ父ちゃんに伺ってみなければいけませんが、トンチンカンな私のことです。「何か呪いでも解けたのでしょうか?」と、言ってしまいそうなので、バッテン印のマスクを持参して行きます…。
優勝したジャスタウェイのレース展開はきわめて危ないものでした。
道中は中団につけ、深い馬群の中にのまれた状態でコーナーをまわり、広がりあぐねる最後の直線をどうにかぬけだして前へ出たものの、彼より先に離陸していたのはグランプリボス!
ぬかるんだ滑走路に脚をとられながらも、一瞬遅れてジャスタウェイも離陸!
そらいけー!飛べー!飛んでくれ~~!…うわっ!こりゃ届かないかも…。
世界を知っている男は、私の弱気な態度に泥団子をぶつけながら応えます。
「冗談じゃ~ないよ。ぼくを誰だと思ってるの?世界のジャスタウェイだよ?」
あきらめない男の脚は最後にぐぐん~と伸びて決勝線を駆け抜けました。最高の泥の味は、オルフェーヴルのダービー以来でしょうか。ジャリっとしてて、うまいなー!
去年の覇者ロードカナロアもそうですが、いつの間にか、安田記念は「世界の~~!」が似合う大レースに。もう1回くらい世界王者がこのレースを勝ったら、「世界の安田記念」に名称変更はいかがでしょうか。
本当に強い馬は、どんな馬場でも誰が乗ってもキッチリ勝つ!そんな王道をみせつける素晴らしい結果に、彼の今後は宝塚記念を経て凱旋門賞というプランもささやかれていますね。このままいくと、今年の凱旋門賞は、日本馬だらけということになるかもしれません。各国何頭までとか、規定があるのでしょうか。どちらにしても、国内の明るいニュースは、すぐに世界へ通じるようになり、国境や距離をさほど感じなくなりました。それもこれもみんな、世界戦の先駆者が頑張ってくれたからこそでしょうね。
さて、応援馬券の話を。
トーセンラー。
デビューした時から「ラーちゃん」と呼んで熱烈応援してきたディープインパクトの息子は、なんたって馬場が悪いとうまく走れない究極のパンパン王子。重~不良になると途端に2桁着順になるというわかりやすい競走馬です。ラーちゃんの蹄鉄だけエッジをきかせてくださいよ~~(ダメです)。
ずっと2000m級を走って来て、去年のマイルCS1着で「ぼく、ずっとこの距離を走りたかったの」と、キラキラの馬体でアピールした逸材も、もう6歳。ちゃん付けするようなトシではなくなってしまいましたが、私の応援は続きます。
不良馬場にトーセンラー…。1回泣きました。それでも買うのが愛情ってもんです。
14着。あのねー、まったく、わかりやすいよキミは!だから好き!涙
だから好き!←分かります!
私もいくつ愛情馬券を買ったことでしょう(笑)
2014-06-09 14:09:15