日本全国に秋の訪れを知らせる第49回スプリンターズステークス(G1中山・芝1200m)が、凄まじい激戦の中で終わりました。
今年はこのレースをけん引してきた世界のロードカナロアがいないため、予想の方もかなりの混迷を極めていた模様。スポ紙のプロ予想家の展開も割れる割れる!
各社いろんなことを自信なさげに書いてあり、前評判1番人気のベルカントにいきなりハテナマークが点灯して2番人気になるなど、目まぐるしく変わるブレブレオッズ。困りますねー。
直前で浮上してきたのはストレイトガールでした。
そのストレイトガール。6歳。もちろん牝馬。フジキセキ産駒。美人とはいえないけれど鼻白で愛嬌がある。鞍上戸崎で文句なし。
でもなぁー、あれだけ香港で頑張って来たのに、ヴィクトリアマイルを勝っちゃってるもんだから、何となく短距離馬って感じがしなくて、実は一番迷った馬。前が止まらなくて最後届かない気がしてヒモに…。
私の本命はパドックでもそつなくよく見せていたウリウリでした。迷った時の助け舟イワタ騎手。そろそろにっこり笑ってもらいたい。そんな気持ちも混ぜ込みました。
そこから疑惑のストレイトガール、馬も鞍上も中山のプロ、ベテランコンビのサクラゴスペル。この馬に関しては、先日某有名俳優がついに!結婚したこともあって、桜つながりで「なんかある」サイン馬券とみました。
札幌で買い忘れて涙を呑んだウキヨノカゼを間違いなく入れ、夏の女王ベルカント、最近自慢の旋回が甘くなったハクサンムーン、逃げの新星アクティブミノル、1着はないが2着に来そうなレッドオーヴァル、マイル馬かと思っていたらここでやって来たミッキーアイル、大穴フラアンジェリコ、信頼の鞍上G1馬コパノリチャードの10頭を馬連で流しまくることに。
さらに!
不気味な外国馬リッチタペストリーにルメールさんが騎乗するとあって、1-4と1-6の枠連を買って保険をかけてみたり、いつぞやのようにノーザンF生産馬のワンツースリーがまたあるかもしれないとウリ、ミッキー、フラの3連複のおまけつきで遊んでみました。
こんなに盛大にかけたんだ、どれかいっこくらい当たるだろうと思っていたら…
なんと1番人気も高らかにストレイトガールが優勝!同じ最速の上りで飛んで来たウリウリは届かず5着に沈み、痛恨の軸折れ!
全部ハズレマシタ――――!(涙)外枠はやっぱり不利だったのでしょうか…。
上から5頭ちゃんと買ってるのに、まったく当たらない私。
「ワイド買っておけよ」とのご指摘もあるでしょうが、私は1着から当てたいんですよね、なんとしても。いや、菊花賞はワイドも買っとくかな…。
いい線行くのに毎度地獄を見せつけられて久しからずや。こうなると、私の馬券が当たるなんて、今世紀中ないと思われていた福山が結婚するくらいびっくりなことですよ。まったく。
人生の中で2~3回死んで行き返ってきたゾンビ作家、伊集院静先生の言葉を思いだしました。
「ぜんぜん大丈夫」
…本当に大丈夫なんだろうか私。
みごと激戦を制したストレイトガールは、またしても香港遠征を挟んだのち引退する運び。なんたって母系は大切ですよ。すでに功労馬馬房にお引越しされたフジキセキ父ちゃんには、これからも安心して余生を送っていただきたいと思います。
その夜、マイブームの糖質ゼロ松竹梅を呑む気にもなれず、あたためた牛乳をすすりながら、マッタリと日本馬不在の凱旋門賞を観戦。
トレヴの3連覇なるかとのことでしたが、それはかなり難しいこと。ちょっとでも斤量が重くなると厳しいレースです。
3歳の英国ダービー馬ゴールデンホーンが、昔のハリウッド女優みたいな馬名で気になり、馬券が買えるならこの馬だなと思ってたら「ここで当たるか…」来てしまいました。
すでに日本で一番有名なフランス馬トレヴは4着。一昨年オルフェーヴルと走ったあの日を思い出して、これでひとつの大きな時代が終わったような気持ちになりました。
正直、トレヴの負けるところは見たくなかったなぁ。ちょっぴり切ないなぁ。
でもトレヴさん、負けたってぜんぜん大丈夫。今までいっぱい勝ってきたんですもの。
今後はオルフェとの産駒対決が必ずあるはずなので、いつかまた会う日まで。
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