―――次はマカヒキかっ!
昨日行われた中山競馬場。メインレースのG2弥生賞(芝2000m)は、お父ちゃん譲りの最後方スタートから最速のあがりで飛んで来たマカヒキ(父ディープインパクト)が優勝。
2着に元気過ぎたリオンディーズ(父ディープインパクト)、3着にはユタカのエアスピネル(父キングカメハメハ)が意地を見せるも、前の2頭に2馬身という決定的な差が如実に。
こういうとナンですが、やはり最後の切れ味勝負になるとDの字一家にはかないませんなー。
マカヒキの鞍上は、その日の10Rブチコ(父キングカメハメハ)で気持ちよく勝利していたルメール。差のない2着リオンはミルコでワンツー。おそろしく強いのは馬なのか騎手なのか、さぁどっち!
ルメールさんには、きさらぎ賞馬サトノダイヤモンドもいることで、馬ももちろん強いけど、騎手の方がもっと強い気がしてならず。ここにきて身体が足りなくなるという微妙なことにもなった。これは私の理想で勝手なことをいわせてもらえば、皐月賞はダイヤモンド、ダービーはマカヒキなんていかがでしょう(黙っとけ)。
土曜日の阪神チューリップ賞に戻りたい。シンハライト(父ディープインパクト)で勝った池添騎手は、「外国人騎手には負けたくなかった」と、アカラサマに語っていた。他にこういった発言をする騎手はほとんどいないように思う。「勝ちたい」と「負けたくない」では、「負けたくない」方が気持ちの比重が重い気もするし、私はに好感が持てた。いいな~と素直に思った。
過去にオルフェーヴルとコンビを組んで、泣きながら育て上げた大事な鞍を、外国人騎手に引き渡さなければいけなかった池添騎手ならではの悔しさが、完全にバネになっていますな。よろしおすえ。うちの典さんも、後ろの方でオタオタしていないで、ミルコやルメに「いい加減にしないとイタイメにあわせますぞ」くらい言ったっていいんですよ(ダメです)。
日本人は、昔から、いろんな工夫をして外国に追いつき追い越してきたど根性民族。後ろから追いかける方が、マカヒキのように加速がつきますからね。
ともかく、今年は3歳牡馬が大変な状況で、まだまだトライアル戦も残っています。またびっくりする馬がきっと出てきますよ。今後牝馬の方も駒がそろって賑やかになるでしょうな。
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3月1日に、角居調教師が代表理事を務める一般財団法人ホースコミュニティが、引退馬のキャリア支援する「サンクスホースプロジェクト」をリリースさせました。
国内では毎年約7000頭のサラブレッドが生産されていますが、中央競馬での競走馬生活を終えた引退競走馬の生活環境をサポートしていくのが、サンクスホースプロジェクトの主な取り組みです。
乗馬クラブやホースセラピー業などと連携しながら、引退馬の再就職に向けて支援していくそうです。
いよいよ日本の競馬界も、欧米ではすでに始まっているこの考え方に向けて動き出しました。
馬が持つ可能性を大切にし、馬のいる身近な暮らしから福祉につなげ、やがてそれが人々の心を豊かなものにしてくれると、私も信じています。
詳しいことやお問い合わせはこちらまで。
運営事務局:一般財団法人ホースコミュニティ
〒520-3015滋賀県栗東市安養寺2丁目6-8 スペクトラムビル1F
TEL:077-584-4224
FAX:077-584-5946
Web:http://thankshorseproject.com
mail:info@thankshorseproject.com
こころ強いプロジェクトですね。少しでもお役にたとうと思います。
私は自馬は持てませんが、乗馬も大好きです、それも、サレブレッドがとりわけ乗り味も反応も自分にあっているから大好きなんです。
・・・人と馬がもっとなかよくなれる、そう期待します。そうそうたるメンバーの応援が頼もしいですね。
さくら 2016-03-09 01:08:28