みなさまこんにちは、河合紗希子です。
桜が満開の週末。
世田谷にある、JRA馬事公苑の桜まつりに行ってきました
初めて訪れる馬事公苑にちょっとどきどき。
想像以上に広い苑内。
正門横にいらした守衛さんに声をかけると地図をくれました。
今回、馬事公苑は桜の名所らしいとの噂を聞いて足を運んだのですが…
歩いてみてリサーチ不足を猛反省。
グラスアリーナを横目に抜けて奥まで進むと
そこには
日本庭園、ウメ広場、ヒマワリ広場、菖蒲池…
いやいやいや!!!
ぜんぜん桜だけじゃない!!!!!
実はわたくしガーデニングがこどもの頃からの趣味でして、中高は園芸部だったりもしました。
こんなふうに緑が美しく設計された公園や手入れされた庭園を見ると、とてつもなくテンションが上がるのです。
今花が咲いていなくとも木々を見ながら歩けばわかります。
ここは四季折々の花が美しく苑内を彩り咲き乱れるように計算して設計された素晴らしい場所!
高まる気持ちのまま人の流れにのってサクラ広場に足を進めると、それはそれは見事な桜のアーチ。
シャッターを切るのも忘れてしばしうっとり。
薄ピンクのトンネルを歩きながら、自宅からさほど遠くないところにこんなに素敵な場所があるのになぜもっと前から足を運ばなかったのかと激しく後悔しました。
というのも、馬事公苑は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの馬術競技会場に選定されたため、来年以降は開催にあわせて工事が始まるのです。
この春の景観を楽しめるのは今年まで。
残念ながらお天気は薄曇りでしたが、苑内はたくさんの人で賑わっており、現在の馬事公苑・最後の桜まつりを惜しんでいるかのようでした。
苑内ではいろいろなイベントも催されていましたよ
ジョッキー姿のターフィーさん、そしてキティちゃん!
ターフィーさんとキティちゃん、ここでもこどもたちに大人気♪
いろいろなキッチンカーも集まり、私は魂の求めるままパクチーカレーをチョイス。
もぐもぐしながらふと思う。
あれ…もっとこう…
お花見っぽいものにすればよかった……?
いやいや!!
おいしかったから全てOK!!
馬事公苑ならではの風景、いろいろ。
↓こんな風景も
ふさふさの土の上にちょこんと座っている白鳥さん。
体にとてもフィットしたくぼみになっていて
…巣なのかな。
…つがいかな。
…もしかして…あっためてるのかな……!
と、静かにテンションがあがりました。
ちなみに
「園」は植物のある庭
「苑」は動物もいる庭
という意味からも、馬事公苑と名付けられたそうですネ。
可愛い看板。
「ポニー」は体高147cm以下の馬の総称なんですって。
苑内にこんなふうに馬の解説板があって、それを読むのも面白かったです。
木曽馬も道産子もポニー。
初めて知った!
帰宅後、馬事公苑のことを調べていると、様々な関連事項に思いがず出会いました。
昭和8年ごろにあった一大馬事施設の設置計画から
東北地方の大凶作、帝国競馬協会の解散・日本競馬会の発足を経て、昭和15年の創設・開苑。
戦争。
幻の第12回東京オリンピック。
幻になった馬術競技場としての活用構想。
現在の競馬学校が開校されるまでの、騎手養成所としての姿。
第18回東京オリンピック。
実現されたオリンピック馬術競技場としての姿。
時代とともに変化してきた馬事公苑の歴史に、まさに今加わらんとしている2020年のオリンピックを思うと、なんだか自分の観たあの景色は一瞬のものにするのはあまりにせつない気がしてしまいます。
馬事公苑が重ねてきた結果にある「今」の景色を、しっかり刻んでおこうと思いました。
また、余生を馬事公苑で送ったという、馬術競技馬ウラヌスを知りました。
ウラヌスとともにロサンゼルスオリンピック馬術大障害飛越競技で金メダリストとなった西竹一大佐。
日本人ただ一人のオリンピック馬術メダリスト。
そして…戦争。
2020年、東京オリンピック・パラリンピック。
この馬事公苑で、一体どんな風景が広がるのでしょうか。
まだまだ先のような、ぼんやりと現実感のない気持ちでいましたが、桜まつりに足を運んだことで不思議と身近に感じてきました。
こころにやきつけた美しい桜のトンネルを反芻しながら、4年後、そしてこれからの景色を想像してみようと思います
JRA馬事公苑
〒158-8523東京都世田谷区上用賀2-1-1
開苑時間…9:00~17:00
入苑料…無料
⇒馬事公苑の施設概要
⇒馬事公苑のあゆみ
馬の博物館
〒231-0853横浜市中区根岸台1-3
開苑時間…午前9時30分~午後5時
開館時間…午前10時~午後4時30分 ※入館は4時まで
入苑料…無料
入館料…大人100円、小中高校生30円
⇒馬の博物館でロサンゼルスオリンピックの記録映像が公開されているらしいです。
…見たい!
----------------------------*
個人BlogやTwitterもつれづれなるままに運営ちゅうです。
Twitter … @sakkomaru
Instagram … photogreenforest
個人Blog … Evening proimrose