3月30日に川崎で行われた第19回 クラウンカップ(SIII)はガーニーフラップ(父タイキシャトル 馬主:上村洋司様)が優勝しました
船橋・稲益貴弘厩舎にとって嬉しい重賞初制覇
最後の直線ではガーニーフラップらしいキレのある豪快な末脚で
先頭ゴールを果たしました
今回の鞍上は初コンビとなる大井の的場文男騎手
的場文男騎手
「素直でおとなしく、乗りやすい馬ですね。
返し馬で乗った感じで、少しズルいところがあるかなと思ったので、
ゲートを出てから気合をつけました。
初コースということで、(馬場入り後に)1周コースを見せたので大丈夫でした。
距離は長くなればなるほど良いタイプ」とのこと。
この勝利で、自身が持つ記録を塗り替え、
地方競馬最高齢重賞勝利(59歳6ヶ月23日)を達成しました
記録更新に
「自分では感じてないけど(笑)ファンの皆さまのおかげですね」と的場騎手。
こうなったら、2020年東京オリンピックで、現役騎手として聖火リレーに参加して欲しいなぁ
ちなみにインタビューの最後の締め部分では、なんとなく早口に・・・
話し終わると、
「車、車行っちゃってないかな」と・・・
騎手の皆さんは、公正確保のために決められた送迎車に乗ることが義務付けられていますが、
的場騎手はその車がもう行ってしまっていないかを心配していたようで・・・
もちろん、置いてけぼりなんてありませんよー
ちょこっと慌てる大ベテランの姿に周囲も一瞬ほのぼの。
親近感を感じさせてほほえましかったです。
ああいう面もまた、多くのファンやマスコミに愛される理由のひとつなのでしょうね
こちらは戻ってきたガーニーフラップと的場文男騎手を迎えた稲益調教師。
涼やか~
稲益貴弘調教師
「ずっと厩務員(元騎手の篠田厩務員)と一緒に、
同級生(1980年生まれ)でやってきたので、勝てて嬉しかったです。
いい馬と出会えて、生産者や育成した人たちに感謝したいですね」
現時点での予定は、レース間隔が短くなる羽田盃(SI)は出走せず、
5月4日に行われる地元船橋での東京湾カップ(SIII)を目指すとのこと。
そして、6月8日の東京ダービー(SI)を目標に仕上げて行く予定だそうです
ガーニーフラップの母ハンナリトはタレントで女優の安田美沙子さんの命名馬。
美沙子さんのTwitterでもガーニーフラップ優勝の喜びが綴られていましたよ
今回、印象的だったのは、レース後のガーニーフラップを関係者の皆さんが
かわるがわる撫でていた姿
幸せな空気に満ちた、素敵な時間でした
さて、JRAでは4月9日から福島が開幕
この季節の東北は春の色と冬のなごりのハーモニーが美しいですね
高速道路から見える山々も木々の萌える新芽がきれい
ところどころ見える山桜のピンクも可憐です
こちらは吾妻小富士
雪化粧して美しい
レース名にもなっていますね。
福島といえば、この木漏れ日のような光が刺すパドックもお気に入りです