9月28日に行われた第63回 日本テレビ盃(JpnII)は、
JRA松永幹夫厩舎のアウォーディー(6歳牡馬 馬主:前田幸治様)が優勝しました。
武豊騎手
「道中の感じも、4コーナーでの手ごたえもいい感じでしたが、
相手(モーニン JRA)もGIホースなので、ちょっとヒヤッとしました。
勝ててほっとしました。
いいコンディションでしたし、乗りやすい馬ですね。
自信を持って乗りました」
レース後、優勝馬だけが立つことができる、煌きシーン
11月3日のJBCでの走りも楽しみです
さて、今回は南関東のダンディ、コアレスピューマについてもお伝えしておきましょう
コアレスピューマ(父ハイブリツジスルー 馬主:小林昌志様)は
JRA池上昌弘厩舎で2007年1月の3歳新馬戦でデビュー。
その後、船橋坂本昇厩舎に移籍し、12歳となった今年もオープンクラスで走り続けました。
坂本昇厩舎時代。
担当の伊藤厩務員と共に、ダンディな大人の魅力いっぱいだったコアレスピューマ。
長く競走馬として活躍し、ファンに愛されたコアレスピューマですが、
6月16日の川崎スパーキングスプリントをラストランに引退し、
先月から千葉にある引退馬協会さんで
フォスターホースとして第2の馬生を送っています。
ピューマといえば、ちょうど10年前の秋、美浦の池上厩舎にお邪魔した時のこと。
ホワイトボードにはゲート練習をする2歳のピューマの名前がありました
・・・ということは、あの日、2歳のピューマに会っていた・・・
ということなのですね。
引退馬協会の沼田恭子代表のお話では、
ピューマの故郷、雅牧場さんから連絡があった際、
長い間、第一線の競走馬として頑張ったピューマをファスターホースにしてあげたいと思い、
今回の受け入れとなったそう。
スムーズな受け入れには、
準備が整う迄待ってくれた馬主さんの、ピューマへの思いも大きかったそうです。
ピューマといえば、赤にピューマの刺繍を施したメンコも凛々しく、
とてもおしゃれなお馬さんでした。
「まだまだ若いよ。牝馬がいると向かって行っちゃう(笑)」
と伊藤厩務員も話していた通り、
年齢を感じさせない凛々しさも”ピューマ”らしさでした。
坂本調教師の娘さんが
「ピューマにおじさんって言うとキッした顔をして怒るんですよ(笑)」と
愛情たっぷりに話していたこともありましたっけ。
馬房でも凛々しい(坂本昇厩舎)
「12歳ですが若々しさがある馬ですね。
うちには途中から来た馬ですが、長く走ってくれて、
ケガなどではなく、無事に引退して良い所へ行けて良かったです」(坂本昇調教師)
ピューマは地方競馬の現役馬唯一のハイブリッジスルー産駒という貴重な存在でしたが、
ピューマが暮らしている乗馬倶楽部イグレットには、同じくハイブリッジスルー産駒の山吹というお馬さんもいるそうで
「珍しい血統ですが、親近感を持っています」と沼田さん
コアレスピューマの近況は引退馬協会さんのブログ「しらさぎだより」で閲覧することが可能です。
なお、引退馬協会さんでは、引退馬の里親制度であるフォスターペアレント制度による
コアレスピューマの会員も募集中とのこと。
申し込みなど詳細につきましては、引退馬協会さんのHPでご覧いただけます。
ピューマ、これからも凛々しく元気にダンディでいてね