2016年11月23日

ジャパンカップのベストターンドアウト賞

horseみなさまこんにちは、河合紗希子です。

11月も残りわずか!
週末は今年の東京競馬の締めくくり、ジャパンカップですね。

世界対日本ということで馬のゼッケンにも国旗マーク。
撮りウマをはじめて一年半ですが
私がそのなかで最も「楽しかった」レースはどれかと言うと、実は2015年のジャパンカップです。

今でも思い出すだけでワクワクする去年のジャパンカップのパドック。

ゴールドシップをはじめとする出走馬の顔ぶれに興奮したのはいわずもがなですが、それ以上にこころときめいたのは海外の馬と日本の馬が一緒にあゆむパドック全体からかもしだされた「華やかさ」でした。

そう!!
個人的にジャパンカップで注目したいのは、海外の馬とスピードを競うことはさることながら
海外と競うベストターンドアウト賞!!!

ベストターンドアウト賞とは、いわゆる競馬のベストドレッサー賞。
パドックにおいて、最も美しく・手入れが行き届いていた馬を担当した厩務員さんに贈られます。


carouselponyベストターンドアウト賞 (Best Turned Out Award)

◆競馬に設けられた表彰制度のひとつであり、パドックにおいて「人馬の一体感」を最もよく醸成できた厩務員に対して贈られる。
◆馬が醸成する優雅さはもとより、引き馬を行っている担当者の整然さも問われ、厩務員の身だしなみも審査対象となる。

◆審査のポイント
・馬の手入れがよくなされているか
・馬の躾がよくなされているか
・人馬一体感をもったパレードがなされているか


今年のダービーでは、アジュールローズ大西貴久調教助手(古賀慎明厩舎)が受賞されたのが記憶に新しいと思います。

この賞についてはダービーの時にふと気になって調べてみたのですが、日本で設けられたのは2013年ダービー。
つい最近のことなのですね。

JRA競走馬総合研究所HP内の研究人コーナーで、このベストターンドアウト賞について坂本浩治さんが書かれているコラムが非常に興味深かったです。

 ⇒『競走馬にもベストドレッサー賞』2014年01月08日
 http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/column2/c107.html
 
 carouselpony日本中央競馬会競走馬総合研究所
 carouselponyHP内・研究人コーナー

昨年のジャパンカップでは、パドックでの海外馬の優雅さや美しさ、そのエレガントな雰囲気が本当に素敵で、私は夢中でカメラのシャッターを切りました。

海外で広く浸透しているこの賞が日本に創設されたのは2013年。
賞として歴史が浅いということは、同時に、観客である私たち競馬ファンの「見る目」の歴史も浅いということ。

凱旋門賞をはじめとする海外競馬の中継では、いつも日本と全く違う競馬場の雰囲気やパドックの美しさに惚れ惚れします。
この週末は、そんな先端をゆく海外競馬の「美しさ」を東京競馬場で味わえるという贅沢ないちにちでもあるわけですね。

坂本浩治さんのコラムには、
「パドックにおいて当たり前のようにワンランク上のパレードが提供できること、同時にそのすばらしさを味わい評価いただける馬主やファンが存在すること、これが競馬先進国といわれる国々と本当の意味で日本が肩を並べたといえる最後のキーポイントなのではないでしょうか。」
という一文があります。

ジャパンカップで競われるベストターンドアウト賞。
おおいに堪能するとともに、それを見る・楽しむ自分自身の感性も鍛えたいものだなと思いました。



ではではみなさま、今週も素敵な、そしてオシャレな競馬ライフをclover




horse昨年のジャパンカップから

昨年のベストターンドアウト賞!
山元譲治調教助手(池江泰寿厩舎)とラブリーデイ

Dsc_7500_fotor

山本調教助手は、この日はベストターンドアウト賞を意識してのグレーのスーツだったとのこと。
チラみせネイビーベストも素敵ですshine

horseフランスのイラプト
何度かこのBlogで同じ写真を載せていますが、このイラプトのオシャレないでたちと担当の方が醸し出す雰囲気が非常に私好みでした。

Dsc_7666

背中のオシャレも素敵。

Dsc_7779_fotor

イラプトは今年の登録馬にも名前が♪とても楽しみです。

horseドイツのイトウ
担当の方の馬をひく姿が、どんなシーンでも背筋がピンとしていてとても美しかったです。

Dsc_7589_3

さりげなくオシャレなイトウの頭絡。
そして馬を引き立たせるスーツのグレーと、頭絡と合ったネクタイの赤が全体をキュッと引き締める感じがとても私好みでした。


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こんにちは👋😃

パドックの周回を評価する。そんな賞があったなんて知りませんでした😫

G1になるとみんながスーツになるのはただ晴れ舞台だからって思ってました❗😅

勉強になります🙇

レースだけじゃあなくて、レースの前から戦いは始まっていたんですね😆

河合さんの撮られた写真を見て思いましたが、日本の競走馬は雄大に見えて海外の競走馬は優雅に見えました。

まるで武士と騎士のような雰囲気🐎

河合さんの表現力に感謝です😊


では👋😘

>まさひこさま
ご来訪&コメントありがとうございますm(_ _)m
私も初めはそう思っていました(笑)!ダービーの時、レース前に場内でアナウンスがあって、それから気になって調べてみたんです。なるほど〜、海外との違い、そう感じられましたか!確かに、雄大と優雅、そんな印象もありますね。
いつか海外競馬場に出かけて、レースだけでなく、パドックの様子も味わってみるのが夢ですcatface

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河合紗希子

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