みなさまこんにちは、河合紗希子です。
突然ですが、みなさまはJRA東京競馬場のFacebookページをご存知ですか?
このFacebookページ、東京競馬場の情報が発信されているのですが、馬たちが呟くことが多いんですよ
誘導馬として活躍しているサクセスブロッケン、ミニチュアホースのエミちゃん、あおば、ネコパンチ師匠…。
みんなのおしゃべりがそれぞれとても個性的で可愛くて面白くて、私、いつもチェックしては癒されております。
そのページで見つけた今週の注目イベント。
乗馬センターオリジナルブラックサンダープレゼント!
スマートフォンでこちらの投稿に「いいね!」を押した画面を見せていただいた方に”乗馬センターオリジナルブラックサンダー”をプレゼント!
【日時】2/12(日)開門~先着200名様
【場所】東京競馬場 乗馬センター付近 特設テント
※おひとり様1個まで
JRA東京競馬場Facebook
うおおおーーー!!!
ブラックサンダーのパッケージに
乗馬センターの馬たちがプリントされているーーー?!!!
本気で要チェック中です。
これは行かざるをえない!!!
みなさまもぜひぜひ東京競馬場のFacebookをチェックしてみてください。
乗馬センターの馬たちの写真やつぶやきももちろんですが、東京競馬場のおもしろ情報が載っていたり、豆知識なんかもふえますよ
今週は自分の中で大きな変化があった一週間でした。
2月に入ってから、とあるきっかけでやる気スイッチがポチりと押され、色々と行動をはじめました。
昨年1年と今年の1月は、自分の中でこれまで続けていたことなどを一旦全て手放してインプット中心の時間を過ごしていたのですが、それらを具体的にカタチにしていくことにしました。
私は元来とても怠け者で、何かをやらないといけない状況に自分を無理やり置かないとどこまでもサボってしまいます。
そんな自分が自分で嫌で、17歳で夢を追いかけると決めた時から、無理やり逃げられない状況に自分を置くことでモチベーションを保つ方法をとってきました。
名付けて「キャパオーバーにする戦法」です。
サボることはしなくなりました。
でも、この方法はどこかで無理が溜まっていき、余裕がなくなり、しばしば気力の限界を迎えることがありました。
そんな時は、自分ルールをこなせない自分にイライラしてクヨクヨして…と負のスパイラルに入ります。
一昨年、この私の思考をぐるりと変えるような一冊の本に出会いました。
著者はハリウッドの演技コーチであるイヴァナ・チャバックさん。
ご本人の講演とワークショップを拝見する機会にも恵まれ、それをきっかけに私の芝居観のみならず、人生観にもかなりの変化がありました。
そして、必死に詰め込んできたものを一旦見直してみることにしました。
やるべきと思っていることよりも「すきなこと」を重視すること。
時には思い切りサボること。
自分が決めたライン以上に苦しいと思ったら逃げること。
そのかわり、自分の感情をきちんと見つめること。
そして、今度はそれらをアウトプットするための新しい試みに移ろうと思っています。
新しいことを自分に取り入れるだけでなく染み付いたものを取り去る必要もあると思うので、しばらくは少し辛いこともあると思うのですが、不思議と乗り越えられそうな気がしています。
それはどうしてかというと
嘘でも大袈裟でもなく「競馬があるから」だったりします。
一年少し前の自分になくて今の自分にあるのは、こんなに心踊ることが芝居以外にあったというのを知った喜びと、競馬場で馬の写真を撮るという趣味ができたことです。
私の祖父・保田隆芳は、競馬とは無縁の青果問屋に生まれましたが、馬が好きで一生馬と関わっていきたいという思いから競馬の世界にとびこみ、15歳で騎手になりました。
そして死ぬまで競馬ひとすじの人生を歩みました。
祖父の生き方に憧れて、私も好きなことを一生の仕事にしよう!したい!する!するべき!と、17歳のときに自分の夢を掲げました。
しかし、夢を追いかけ始めて、それが思っていたよりも大変なこと…思っていたよりではなくはるかに難しいことだということを知りました。
もっとも辛いのは、好きなことを仕事にしようとすることによって、一番好きだったはずのことがちっとも好きではなくなってしまうことです。
叶わない夢や思い通りにいかない現実と向き合っては、自分の思考に苦しくなって、何度も、もうだめだ、もう嫌だ、もうやめようと思いました。
この心境はいわば実らない片思いを常に続けているようなものです。
最高に辛いです。
でも今は、ちょっと違います。
限界を感じた時に一旦逃げ込むことができるところができたから。
競馬場に出かけるようになってから、仕事以外にも好きと思う気持ちをポジティブにとらえられるものを持つと、ヒトはかなり楽になれるのだということを知りました。
そしてその余裕は、強さのもとになったりするのですね。
逃げ込むことができる場所を持つというのは、守りではなくて攻めでした。
昔のこと。
祖父に何気なく聞いたことがあります。
「おじいちゃん騎手やめようと思ったことないの?」
祖父は表情を変えずに答えました。
「ないなあ。好きだったから。」
祖父は、一度決めたことは雨が降っても槍が降ってもくりかえし続ける人でした。
一緒に暮らして祖父の姿を見ていると、騎手現役時代のことはもちろん知りませんが、夢を叶えるために訓練を繰り返したのだろうということは容易に想像できました。
祖父のことを間近で見ながら、生まれながらに才能を持った人がいたとしても、努力の成果に匹敵するような才能はないのだなと思っていました。
しかし、あの言葉を聞いたときにはかなりドキッとしました。
「世の中には、壁を感じてもやめたいなんて発想が少しもうかばない人が本当にいる。」
それが天性のものかはわかりませんが、この思考を持てることこそが最高の「才能」で、そうそう持てるようなものではない気がしたのでした。
私には、生まれながらにそう思える才能はありませんでした。
でも、そう思えるための方法を、最近やっと見つけることができたような気がしています。
祖父が亡くなって随分経ちます。
でも、今でもこんなふうに、私は何かがあるたび祖父のことを思い出して、ちょっと背筋をただすのでした。
ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフを
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個人BlogやTwitterもつれづれなるままに運営ちゅうです。
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2017年02月08日
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