2月2日、都内でNARグランプリ2016の表彰式が行われました。
今回は会見でのコメントを中心に綴っていきましょう。
まずは、
2年連続で最優秀勝利回数騎手賞と最優秀賞金収得騎手賞を受賞した森泰斗騎手
「昨年は(目標としていた300勝達成)309勝できてほっとしました。
東京ダービーは今年の大きな目標のひとつ。
春に向けて3歳馬たちの勢力図が変わっていくと思いますし、
ダービーを狙える馬が出てきた時、
指名してもらえる騎手でいなければと思います。
気になる騎手はたくさんいますが、
中央では武豊さんは上手いなと思いますし、同期の(戸崎)圭太もすごい。
横山ノリさんも。
地方では、吉原くんや、真島騎手。
ジョッキーのスキルはひとつではなく、
みんなそれぞれに素晴らしい面があるので、
いい所を見習って取り入れたいと思っています。
今年の目標は、東京ダービー制覇、GI・JpnIジョッキーになりたいなど。
交流受賞も視野に入れたいですね。
一頭一頭と向き合っていい仕事をしたいですね」
リーディングジョッキーとして、多忙な森泰斗騎手。
健康管理のひとつとして、毎朝起きたらヤクルトを飲んでいるそうです
こちらは、特別賞を受賞したJRAの武豊騎手
地方競馬のダートグレード競走通算100勝達成が高く評価されての受賞です。
「ダートグレード競走100勝と聞いて、
たくさんいい馬に乗せてもらってきたんだなと思いました。
中央、地方、海外、競馬をするということは同じなので、特別な気持ちではなく、
同じ気持ちで乗っているかんじですね。
競馬の売り上げが伸びているという実感はありますが、
もっとファンが増えればいいなと思います。
僕自身は、ファンが増えていることに、応えていかなければと思っています。
今年は久しぶりにリーディングを獲りたいですね」
全競馬場で勝ち星をあげている武豊騎手ですが、
イベントで出場したばんえいでも優勝経験があるので「全場制覇」
普段は勝負服姿の騎手の方々。
スーツ姿は新鮮でとっても素敵
続いては、
NARの年度代表馬(同時に4歳以上最優秀牡馬 最優秀短距離馬も受賞)
となったソルテ(大井)。
表彰式ではチームソルテの皆さんも壇上に上がりました。
皆さんの力、想いひとつひとつが「年度代表馬・ソルテ」を育んでいるんですね。
会見に臨んだのは、管理する寺田新太郎調教師と、主戦の吉原寛人騎手
寺田調教師
「ソルテに感謝感謝ですね。
2015年のフジノウェーブ記念の時、ゲート裏で入れ込んでいたのを見て、
厩務員と話をして追い切りのローテーションを変えました。
それから馬が変わりました。
次はフジノウェーブ記念、そしてかしわ記念を目標にしています」
吉原騎手
「ひとつ勝てば変わる、もうワンパンチあれば・・・
と思っていたところでオープン特別を勝ってガラっと馬が変わりましたね。
足りないものが追加されました。
それが強さの秘訣で、負ける気がしないほどのソルテとの信頼関係になりました。
JpnIを勝てる手ごたえもつかめました」
右からの角度がいいんですよ、とおちゃめに笑ってポーズをキメた寺田調教師。
なごやかで祝福に満ちたムードの会見でした
全員はご紹介できませんでしたが、
受賞関係者の皆さま、おめでとうございました
表彰式の翌日は、
懇意にしているフラワーデザイナーとヨガインストラクターの
制作コラボに撮影で参加させてもらいました。
立春の日の青空の下、自然の中での撮影
自分の「行く先」を見つめ、顔を上げて進んでいる人々との交流に
とっても良い刺激を受けました