以前、カメラマンさんと話をしていて
「ですよね!」と盛り上がった話。
それは、武豊騎手ってやっぱりすごいということ。
レースはもちろんですが、
カメラマンに対する気配りも超一流なのです
武騎手ともなれば、
多数のカメラの前に立つことも多いスーパージョッキーなわけですが、
この時、「目線」がコチラに来ているかそうでないかで
写真の雰囲気に大きな差が出てしまうことも多々。
その時カメラマンさんと話した内容は
「武騎手の場合、口取りや表彰式でそれぞれのカメラの方を見渡してくれるよね」と・・・
普通は「目線、こちらにもお願いしまーす」と、
周囲のカメラマンさんと撮影のタイミングの譲り合いをしながら
手をあげて目線を頂くことが多いので
やはりそういうところも超一流なんだなぁ・・・と思います
これは2016年のかしわ記念 コパノリッキー
ここ、観客席はない場所(スタンドから業務エリアに差し掛かったあたり)です。
ゴールを過ぎてからカメラに向かってのパフォーマンスも素敵
こちらは2017年のNARグランプリでの記者会見の時の様子
NARグランプリの場合、司会者の合図で、左、正面、右
という大まかな「向き」での撮影になりますが、
その方向にあるそれぞれのカメラに向けて目線を配ってくれていたのです。
なので、シャッターを押していれば目線をキャッチできる
しかも自然なほほえみも
そういえば、今年のかしわ記念でのコパノリッキーの「目線」、
とっても微笑ましかったんですよ
ずっとこちらを見つめながら得意そうなお顔
目線といえば、
こちらは8月23日、スパーキングサマーカップ(SIII)を制したケイアイレオーネ
口取り撮影から戻って来た時のぐっと自信に満ちた表情が印象的でした。
この時、カメラを向けていたのは私だけだったので
きっと
「勝ったよ、すごいでしょ!」と
アピールをしてくれていたのだと思います
馬も私たちと同じ生きもの。
やっぱり自分を取り巻く雰囲気を理解して、
気持ちがちゃんと表情に出るんだなぁと思います。
カタログや記事など、騎手写真を撮る時には
クライアントさんから表情とポーズのリクエストをいただくこともありますが、
やっぱり自然体も大事・・・
なので、いろいろ話をして、表情がほぐれたところを撮ることが多いのですが、
とーってもシャイな方がほとんどなので
シャッターを押しているうちにこんな写真も撮れちゃいます
しばしカメラを見つめてくれていたのですが、
「うわー、ハズカシイ(笑)」と
手のひらの向こうの表情、めっちゃ笑ってます
これはこれで、なんかステキ
(記事が出る前なので、レタッチしてボカしました)
この写真の掲載記事についてはまた後日お知らせしたいと思います。