みなさまこんにちは、河合紗希子です。
先週の記事で乗馬に車で通い始めたことを綴ったのですが、あれからさらに何度かの自宅⇄乗馬の往復を経て、この1、2週間で一気に車での移動が日常に溶け込んできました。
今は乗馬帰りにちょっぴり遠回りのコースをチョイスして、いつもと違う景色を観ながら帰宅するのがお気に入りパターン
むしろ「運転」がちょっとした気分転換になってきています。
そんななか痛感したのは、新型コロナの影響で、この2年ほどは本当に必要最低限の外出しかしてこなかったんだなということ。
感染対策はしつつも神経質にはならない程度に…という心持ちで過ごしていたつもりでしたが、やっぱりそれなりに外に出ると気を張っていて、人がたくさんいるところをなるべく避けて動いていたし、移動中に景色を見るということを忘れていたなぁ、と。
車だとそのあたりは気にせずに目的地まで行けるし、マスクを外してもいいし、変わっていく景色を見ながら車を走らせるのがすごく楽しい!
気分転換ができると思考も整理されるし、思いがけないアイデアがポロッと出てきたりもして、外出というのは人間にとって大切な行為だったんだなと改めて思います。
乗馬の往復だけでなく、この週末はもう少し遠くまで運転を楽しんでみたいな、という気持ちも生まれてきました
…というのも、10月になり緊急事態宣言が解除されたことを受け、これまで臨時休苑・休館していた根岸・馬の博物館が再開したのです。
馬の博物館
神奈川県横浜市中区の根岸競馬記念公苑(根岸森林公園)の敷地内にある、競馬・馬事文化の関連資料を展示した博物館である。1977年にJRAにより開館。
同公苑は、日本で初めての近代洋式競馬が行われた横浜競馬場(根岸競馬場)を記念して建てられたもので、この施設では横浜競馬場の関係資料や、競馬競走の成り立ち、馬と人間の文化関係などを収蔵資料などで多角的に紹介している。また定期的に特別展示も行われている。
▶︎Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E3%81%AE%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8
▶︎馬の博物館HP
https://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/index.php
現在、この馬の博物館では、秋季特別展として、鞍上にて駆ける近代 御料馬・主馬寮・天覧競馬が開催中なのです。
鞍上にて駆ける近代 御料馬・主馬寮・天覧競馬
2021年9月11日(土)~11月21日(日)
11:00~16:00(入館は15:30まで)
大人200円、小・中・高校生30円
※毎週土曜日は小・中・高校生無料
※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介護者は原則1名半額)
明治天皇は、御料馬に数多く騎乗され、乗馬を楽しまれました。
競馬場へもたびたび足を運ばれ、天覧競馬が催されました。明治38年(1905)には、現在の天皇賞へとつながる帝室御賞典が、横浜・根岸競馬場からはじまっています。
馬との深いつながりは、大正天皇、昭和天皇にもひきつがれ、幼少の頃から乗馬にいそしみました。皇室をささえる宮内省内には、馬を取り扱う部署である主馬寮(しゅめりょう)と御料牧場が設置されます。主馬寮の職員は、天皇や皇族方がお召しになる馬車をひき、御料牧場では良質な馬づくりにはげみました。また、日本競馬黎明期には先達となる騎手を輩出する一方、江戸時代からつづく古式馬術の使い手としても活躍しました。
本展では、馬とともに駆け抜けた明治・大正・昭和の歴史にスポットをあて、馬の博物館と宮内公文書館が所蔵する資料を中心に、近代の皇室と宮内省に伝わる馬文化を紹介します。
▶︎馬の博物館HPより転載させていただきました
https://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/event/event_20210820_1.html
10/1(金)から秋季特別展「鞍上にて駆ける近代 御料馬・主馬寮・天覧競馬」を開催✨宮内庁宮内公文書館との共催展です。歴代天皇の御料馬や天覧競馬など、近代皇室と馬文化について紹介します。
— 馬の博物館【公式】 (@hanimakun) September 30, 2021
詳細はこちら↓https://t.co/2lkydZ8DMy pic.twitter.com/4swYrldPCg
皇室と馬との関わりというのは以前からものすごく興味があったテーマで、まさに私が見たい・知りたいことが詰まっていそうな特別展!
子供の頃に母から、海外から新たな大使が日本にやってくると、まず天皇陛下に信任状を捧呈する儀式を皇居で行うことになり、その際の東京駅からのお迎えは馬車か自動車から選ぶことができる…という話を聞いたことがあります。
馬車をチョイスできる国というのは多くないらしく、ほとんどの大使は喜んで馬車を選ぶそう。
当時は、馬車でのお迎えを日本が行っているというイメージが全くできず、しかも東京駅から皇居を馬車が往復するなんて!!!と大きな衝撃を受けました。
そしてその後、私の祖父・保田隆芳が騎手見習いとして厩舎に入門した頃の話を聞いたとき、厩舎入門時の若手は、初めは御料牧場に修行に出され、先生から認められるまでは何年も居続けて下積み時代を送るのがならわしだったという話を聞き、これまたびっくり。
そういえば競馬には「天皇賞」があるな…と、徐々に日本の皇室と馬との関係に興味を持つようになったのでした。
今回の特別展、主催が馬事文化財団と宮内庁宮内公文書館ということで、これはなかなか見ること・知ることのできない貴重な展示であることは間違いないのでは…!と、個人的にすごく注目をしています。
事前申し込み制ですが、宮内庁書陵部図書課宮内公文書館の方をお招きしての特別講演会などもある様子。
興味のある方は、ぜひこちらもチェックしてみてください
馬の博物館がある根岸森林公園は、根岸競馬場の跡地。
以前、馬の博物館で私の師匠である加藤みどりさんが朗読会を行った際に、お手伝いとして現地に同行させていただいたことがあります。
広くてそれはそれは気持ちのいいところで、近代化産業遺産に認定されている根岸競馬場の旧一等馬見所の佇まいも圧巻。
この週末は、車でちょっと遠出して、馬の博物館と森林公園に遊びに行ってみるのも素敵だなぁ…なんて思っています
ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフを
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