新ひだか町から、こんにちは。
昨日のマカヒキとキセキの走りに、胸が熱くなった方も多かったのではないでしょうか?
私はテレビ前でピョンピョン(ドンドン⁈)飛び跳ねて応援していました。笑
しばらく勝利から遠ざかっていたとしても、ただ懸命にゴールを目指し走る姿にパワーをもらえた日曜日でした✨
熱いレースを見たせいか、今回は自分の想いを書きたくなりました。
緊急事態宣言が解除になる少し前から現在まで、新ひだか町内の小学校の授業のコーディネートに追われる日々を過ごしています。
昨年は色々なことを諦めざる得ない状況だったので、学校から連絡が来る度にとても嬉しくなります。
馬産地ということもあり、牧場見学を希望する学校が多いです。
ただ、時期・人数・移動時間・内容など、実施にあたり課題があるのも現実です。
学校側は「生産牧場が普段どんな風に馬を育ているか知りたい」。
牧場側は「地域の基幹産業である軽種馬産業を子ども達に知ってほしい」。
ただ、生産馬は未来の競走馬であり高価な商品「経済動物」でもあります。
ペットとは違いますし繊細な動物である故、気楽に接することが出来る存在ではありません。
関係者以外の人が多く出入りすると、感染症などが起こる可能性もあります。
受け入れる牧場側が、何かあったら...という不安と、生産牧場の仕事の魅力を知ってほしいという葛藤で悩むことも少なくはありません。
子ども達にその事を言葉で伝えれば理解するとは思います。
ただ、直接自分たちの目で確かめ生の声を聞いた方が、理解や納得が深まるのではと考えています。
そして、馬から派生する色々なものに地元の子ども達が一人でも多く興味を持ってもらえれば嬉しいです。
まずは“知る”きっかけづくりから。
何事も知らないことが一番怖いことではないか?と、常日頃から感じています。
10/11㈪は高静小学校6年生80名が、服部牧場さんへ見学にいきました。
人数が多いので午前・午後と2回に分かれ授業を行ないました。
<放牧地にいる繁殖牝馬たちは子ども達に興味津々!>
はじめは分場に行き、当歳とふれあいを実施。
当歳を直接触るというのは、本当に貴重な機会です!
この授業の為にという訳ではないですが、日頃から行われている馴致のおかげもあり、馬はイライラすることなく逆に興味津々で子ども達とふれあいの時間を過ごしていました。
次に本場へと移動し、もうすぐ育成場へ旅立つ1歳馬とふれあいを行ないました。
当歳を触った時は「サラサラでフワフワしていてあったかい!」と、子ども達は口々に話していました。
1歳馬は「ツルツルしていて筋肉がモリモリだ!」と、触ることで成長具合を感じていました。
<1歳馬も子ども達の匂いを嗅ぎたがり、興味津々な様子でした>
見学途中に子ども達から、下のような質問がありました。
「この馬はポニーとは違うの?」
「乗馬クラブにいる馬と違うの?」
間近で見ても、1度では競走馬というものがピンとこない事もあります。
何度も繰り返し見たり聞いたりして、いずれ理解してくれたらよいなと。
種を蒔かずして、芽は出ない――。
そしてその芽がぐんぐんと育っていくよう、工夫を重ねて馬産地での活動を続けていきたいと思います。
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