8月2日に大井競馬場で行われたサンタアニタトロフィーは、達城龍次騎手が騎乗した2番人気シュアゲイトが逃げ切り勝ち。9連勝で重賞初挑戦Vを決めました。
管理するのは坂井英光調教師。JRAの坂井瑠星騎手のお父様としても有名ですね。
鞍上の達城騎手はデビュー28年目の44歳。
勝ち星も多くあげている騎手ですが、重賞は記念すべき初勝利でした。
「若くないので、どちらかというと恥ずかしいですよ。達城は初めてなんだって、みんなから言われるので、そういう部分では小っ恥ずかしいです。オーナーさんと坂井さんとみんなで勝つことができてホッとしました」と達城騎手。
達城騎手はとても多才な騎手としても知られています。
幼い頃に子役としてドラマや映画に出演したり、騎手になってからは通信制の高校と大学への入学。ドローンの空撮会社の代表も務めています。
母方の祖父・下山喜万多さんは川崎競馬場で騎手と調教師をしていた方。達城騎手が幼い頃に亡くなったため、祖父が競馬界で働く記憶はほとんどないそうですが、小向トレーニングセンター(川崎所属馬がお住まいの場所)で遊んだ記憶はうっすら残っているそうです。
騎手になってからはアメリカでの武者修行も行いました。ここまでの騎手生活は怪我との闘いもあり、50か所以上の骨折を乗り越え、不屈の精神で現役生活を続けています。
デビューから28年目での重賞初V。本当におめでとうございます!!!