みなさまこんにちは、河合紗希子です。
先日のこと。
カジリョウスケさんの写真展「憧憬」へ行って参りました。
カジリョウスケ 報道写真展「憧憬」
期間:2025年8月15日(金)~9月4日(木)
時間:10:00-19:00 ※最終日は16:00まで
会場:富士フイルムフォトサロン東京 スペース3
▶︎詳細は富士フイルムスクエアのHPをご覧ください
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250815_03.html
カジリョウスケさんHP
https://ryosukekaji.com/
写真には関係性がうつるといいいますが、ひととの関係性、そして馬との関係性も強く伝わってくる非常に美しい写真展でした。
個人的には、写真展でしか味わえないインパクトをじっくり堪能できたこと、そして、JRA北原広之選手と、競走馬から誘導馬・馬場馬術馬へと転身したオースミイレブン号の写真が観られてとても嬉しかったです。
カジリョウスケさんご本人が在廊されており、直接お話を伺えただけでなく、図録にサインも入れていただいてしまいました…嬉しい…!!!
カジさん、ありがとうございました!
B0サイズからA3サイズまで、写真展ならではの美しさとインパクト
※このBlogへの写真の掲載許可をいただきました
どの写真もとても美しくて素敵だったのですが、
私がひときわ心動かされたのは、りんごを挟んだ田原まや選手と龍蘭号の写真でした。
人馬の心の距離がありありと伝わってくる1枚で、ついつい観ながら顔が緩んでしまいました。
さらに実物の馬より少し大きめにプリントされた迫力と、瞳の輝きまで捉えられた繊細さが本当に素敵で。
紙のサイズは、B0を半分に切った大きさがB1、B1を半分に切った大きさがB2、それをさらに半分に切るとB3…となっていきます。
つまりB0サイズは、B5ノート32倍の大きさ!
この場だからこそ受け取ることのできる大きな迫力とインパクトです。
ところで、以前、とある大先輩と美術館に行った際に、絵画にはその絵との「適正距離」というものがあるということを教えていただいたことがあります。
適正距離を感じながら絵画を観ると、画家がその絵を描いた意図をより感じられるのだそう。
写真も同じなのかしら…と思いつつ、展示されている写真との距離をジワジワと変えて見ると…
…おや?!!
古賀千尋選手と写っているル・アンプルール号と…なんだか目があったような……?
もしや…
ちょうど実物の馬の背丈と同じくらいの高さに合わせてある…?!
そしてプリントの大きさも、馬の実物大なのでは…?!
ドキドキしながら写真を拝見していると、カジさんご本人から、まさにそのお話を伺うことができました。
展示には、馬の大きさや目線を感じてもらえるように写真展ならではの「体験型」の仕掛けがされているのだそうです。
そして、そっとひとこと。
「障害馬術のバーも、実際の高さと同じ160cmになるように展示しているんですよ。」
あーっ!!!本当だ…!!!
福島大輔選手とグラムアー号、人馬一体の障害飛越写真。
バーはまさに160cmの私の背丈ほどの位置にくるように展示されていました!
なんて格好いい写真なのだろうと見惚れてしまうこの1枚。
こんな高さの障害を人馬が飛び越えていくのか…!という衝撃が加わり、感動がさらに大きくなったのでした。
憧憬(しょうけい/どうけい)とは、あこがれること
現在は優駿、Gallop、Number、競馬ブックなどで執筆や写真掲載を行われておられるカジさん。
もともと競走馬の写真を撮っておられたカジさんが馬術に惹かれたきっかけは、JRA馬事公苑で馬場馬術を観たことなのだそうです。
写真展の紹介文には、《選手や馬に携わる人たちとの交流や競技への理解の深まりとともに競技への敬意と、そして彼らへの「憧れ」の気持ちを抱くようになっていきました》というひとことが。
私が「馬術競技」に触れたのは、今年の5月に放送委員として関わらせていただいたJRAホースショー。
まさに私も、ひとめみた馬場馬術の美しさに心を射抜かれ、一気に競技の虜になっていきました。
そして、あのとき確かに胸に生まれて抱いた大きな感情。
カジリョウスケさんの写真展を拝見し、ああ、あれはまさしく「敬意」と「憧れ」だったんだなぁと自覚したのでした。
サインを入れていただいた図録をめくりながら、はっきりと名前のついた感情にもう少し浸っていきたいと思います
ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフを「途 サラブレッド 2025」
同じく六本木の富士フイルムフォトサロンにて、カジリョウスケさんも参加される写真展が開催されます。
第10回競馬写真家グループ展「途 サラブレッド 2025」
期間:2025年10月24日(金)~10月30日(木)
時間:10:00-19:00 ※最終日は16:00まで
会場:富士フイルムフォトサロン東京 スペース2
▶︎詳細は富士フイルムスクエアのHPをご覧ください
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/251024_02.html
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