2014年06月30日

勇者、横山典弘。

今年の上半期を締めくくる初夏のグランプリレース、第55回G1宝塚記念(阪神競馬場2200m芝)が終わりました!

いつもだったら、水曜日あたりからかかりぎみになる私のテンションなのに、実は今回に限って、かなり前からいろんな思いが錯綜してしまい、自分でもどこから手をつけていいのかわからない。事のはじまりはこうでした。

「なんでゴールドシップ!なんでそんな危険な役目をうちの典さんが…!」

それだけは勘弁してくれ、ただでさえスタートがへなちょこの、しかも「大きな船出、再び」を期待されているゴルシに典さんなんか(なんかってひどい言い方ですね)を乗せたら、またあの「後方ポツン」とかになっちゃって、いきなり沈没したらどうするのよ…と思ってしまったのが正直なところ。

ちゃんと出るのとか走るのとかいわれるなんて、G1馬なのに今はなき(まだいます!)ペルーサみたいじゃないですか。とにかく、殿さまゴルシの機嫌を損ねないようにやんわり調教をしたり、湿った馬場大歓迎の愛馬のために、師が雨乞いダンスをやったり(未確認)と、もはや命がけ。

ゴルシを動かすのって本当に大変なことなんだとチラ見しながら、この件に関してはあえて見ないふりしようと決め、私の心は哀愁漂うウインバリアシオンにスライド!

ウインバリアシオン。同期に燃える最強馬オルフェーヴルがいたことでさんざん泣き続け、脚のケガに苦しみ、前走の春天ではようやくG1馬か!と思ったらフェノーメノに阻止されてしまうという応援し甲斐のありすぎる競走馬。

お山のてっぺんにいる強い男も好きですが、下積みが長く、苦労している男に惚れてしまうのも女心。どこよりも早い夏祭りのような宝塚記念で、華々しく勝ってほしいと心から願いパドック拝見。

・・・ウイン、どうした。元気がない。そんな気がする。一方ゴールドシップ。普通。この普通がいつもわからない…。

それでも私は、ウインバリアシオンとゴールドシップそれぞれ単勝、夢馬券はウイン、ゴルシ、ジェンティルドンナ、フェイムゲームの3連複ボックスで勝負。

そして結果はーーー!

見た目にもわかりやすいギアチェンを、自分のペースで段階的しながらに前へ行くゴルシ。

典さんは予告先発通り「馬の邪魔をしないように」乗っているだけのようだった。

騎手の方はよく「馬の邪魔をしない騎乗」とか「馬が気持ちよく走る」などを心がけるというけれど、乗ってるひとにだって感情はあるし、勝ちたい気持ちから生まれる焦りや怖さ、自分の想像とかけ離れたレース展開などによって、このことがとても難しくなると思う。だからあえてそんな風に言うのかもしれない。それができる勇気があるかないか。

「やっぱり典さん、勇者だなぁ…」

ゴールドシップ、手綱ゆるゆるにしてもらって、気持ちよ~く走ってらー!

稀代のクセ馬、フーテンの豪脚馬は、どんな海でもお構いなしとばかりに出航。サヨウナラ~

レース史上初の宝塚記念連覇は、準備に手間がかかったわりにあっさりと豪快に達成されました。誰が乗っても強い馬は歴代いたといわれますが、誰でもいいわけじゃない馬もいる。典さんは過去にも、何となくポヤンとして、このまま終わっちゃいそうなカンパニーをみごとに覚醒させた男。実績はご存じの通り。今回のような勇気ある騎乗は、日本中探しても、典さんじゃないとできないでしょうね。

応援していたウインバリアシオンは7着と、やはり元気のない結果に。いつもなら、最後の直線でじわじわ上がって、終いはグンと伸びるのに、今回はそれがなかった。

「チッ!オルフェいなくなったと思ったら、ゴルシかよ」と、うんざりしているかもしれないが、ちょっと休んで秋にまた活躍してくださいね。

2014627

「いいね~、この芝。しっとりしてて俺好み~♪」

「もう、いっちゃおーかな~~♪」

2014

「るん~♪ ひゃほぅ~~♪ 」

「誰よりもでっかいストライドで走ってやるもんねー」

2014_2

余裕のゴルシと「お願いします!」と言ってる典さん。今後はこの強烈な人馬一体コンビ?

写真撮影:3枚とも西田彰氏 (いつもありがとうございます!)

由香さん、おはようございます。
まず謝ります。典さんを信じれなかったことに。
例え典さんでも今回は厳しいと思い
頭で買えなかったこと。

ただ、今まで典さんを頭で買わなかった時に
どれだけ痛い目にあっているかは
自分が一番分かっているのに
それでも買えなかったこと。

でもレース後は清々しい気持ちになりましたね。
今まで数々のクセのある馬に乗ってきた
典さんにとってゴールドシップは
コミュニケーションのとりやすい馬だったのかな。

凱旋門行く話がありますがこのまま鞍上も…

ですかね(^^)

しょうさん、おはようございます!
いつもありがとうございます♪
いえいえ!私だって、典さんで大丈夫なのかと思いましたよ。
典さん自身も、ちょっとびっくりしたのではないでしょうか。
そこで奮起するのがまた典さんですね!素晴らしい騎乗で感動しましたよー!
ゴールドシップはきっとものすごく強い馬で、まだまだ底を見せてない気がします。できれば凱旋門賞→有馬記念でお願いしたいものです!!

コメントを投稿する

絵文字を挿入

コメントは管理者が公開を承認するまで反映されませんのでご了承ください。

競馬女子部 コメント投稿規約

  • (1)コメント投稿は、ご利用者ご自身の責任において行われるものとします。ご利用者がコメント投稿した情報は、ご利用者自らがその内容について責任を負うものとします。
  • (2)公益社団法人日本軽種馬協会(以下「本協会」)はご利用者に対し、コメントの掲載内容(他のご利用者が提供する情報を含みます)についていかなる保証も負わないものとします。そのため、掲載コメントによりご利用者が被害を被ったとしても、本協会はご利用者に対して賠償する義務を一切持ちません。
  • (3)コメント投稿は、本協会が選別した上で本ブログに掲載されるものとし、必ずしも投稿のすべてが掲載されるわけではなく、また掲載されるまでにはお時間をいただきます。投稿内容の一部を本協会が編集・追記・削除した上で掲載される場合があります。
  • (4)コメント投稿が実際に掲載された場合でも、ご利用者に対する本協会からの謝礼等はございませんので予めご了承ください。

以上

上坂由香

出身地
北海道札幌市
職種
エッセイスト

詳細を見る

最新の記事

記事一覧