ついこの間まで、7月なのになんでこんなに寒いのかと、ぶつぶつツイッターなどでクレームをつけていたところ、「うそうそ、まだ寒くて結構！」と言いたくなるような、いきなりの真夏日になった札幌市。

ずっと南にある台風の高気圧が、まったく歓迎しない湿度まで連れてきて、昨日あたりからめちゃめちゃ過ごしにくい北海道になっております。

本日はあいにくの小雨模様。

安平町のノーザンホースパークでは、日本最大級の馬のセリ『セレクトセール』が行われています。

今日は1歳馬の上場。

私はこの原稿を書かなくてはいけないので、会場に行きたいところを、やむを得ず自宅軟禁を強いられていますが、JBISのせり中継を大音量で流しながら、会場の熱気を味わっております。

早い時間からすでに、1億越えの馬が出ていますよ～。

母はニュージーランド牝馬チャンピオンのキングズローズの2014は、父ディープインパクトの青鹿毛牡馬。サトノの冠名でおなじみの里見治氏が落札。

現役の時にファンだったエーシンリターンズの2014の結果は、痛恨の見逃し！父はクロフネときたら、さぞかし素敵な価格がついたことでしょう。馬主は誰でしょうか！

ジョリーダンスの2014は父エンパイアメーカーですし、ミッキーアイルの母、スターアイルの2014はマンハッタンカフェを父に持つ牡馬で、8800万で競り落とされました。

超良血で人気が高いルーラーシップと母メジロドーベルの牡馬は、6000万。

この後も、ソニックグルーヴの2014は、今は亡きステイゴールドの血を持って登場します。

カタログとJBISの中継を見ながら、さらに現地から電話が何本も来たりして、目は変な方向に固定されるは、耳は面倒くさくて時々聞いてないわ（スミマセン）で大混乱しております。

私は明日の当歳、いよいよ満を持して登場のオルフェーヴルやロードカナロア産駒を目の当たりしてきますよ。今から白状しますが、私は猛烈なオルフェファンだったので、おそらく彼の仔を目の前にしたら感極まって涙腺うるうるになるような気がします。

「忘れがたき父母」

もうこの世にいないステイゴールドとオリエンタルアートの傑作オルフェーヴル。

どんなにヤンチャでも、今はこうして父になり、遺伝子を後世に残す男の中の男になりました。

私はこのステイ一家に心を奪われたひとりで、何度もステイに会いにゆき、オルフェを声が枯れるまで応援し、両親の相次ぐ訃報に耐え忍んでまいりましたが、明日の当歳1頭目から、オルフェーヴル産駒、カリフォルニアネクターの2015が登場。3代まで書かれた血統表を見ただけで感動しています。

一方、万能戦士キングカメハメハの血を持つ世界のロードカナロア産駒も人気を集めそうですね。曾祖母ウインドインハーヘア、祖母レディブロンド、母ガールオンファイアの2015の牡馬などは、生まれながらに信頼のラベルがお尻に貼ってあるような気がします。

そして私が楽しみにしているのは、ちょっとしたご縁があって応援馬だったリュシオルの2015で栗毛の牡馬。父はオルフェーヴルときたらもう、あー！神様ありがとうー！と叫びたくなるのです。リュシーの母はホワイトケイティーディド。最優勝短距離馬に輝いたスリープレスナイトが出現するなど、いかにも速そうな血統にわくわくしてきます。

まだまだてんこ盛りに書きたいところですが、明日の当歳の模様は来週の更新で。

セレクトセール中継はコチラからどうぞ！http://live.jbis.or.jp/select/