JBIS競馬女子部に参加することになってから、毎週月曜日の更新に何を書こうか、競馬に関することなら何でもいいと言われていても、そこはどうしてとりあえず、当たり障りのないネタを…なんて守りに入っていた私だが。
まさか、この日が来るとは――――!
ハイ、ここまで、いつもより短めの前置きで、今日のお題に察しがついた上坂由香ファンの方(いるのか?)も多いことでしょう。
ペルゥ@ーーーーーーーーーーサァ~~~!(巻き舌でお願いします)
この男、ついにやりました。しかもオープン戦というGの付かない中途半端な札幌の舞台でー!
長かった重労働である種付けシーズンも終わり、やれやれと言いながら渋茶をすすっていたゼンノロブロイ父ちゃんも、吉報をきいて思いっきりお茶を吹きだすペルーサの快挙!
「なに!ぺぺぺ…ペルーサだとぅー!」
8月8日に行われた札幌日経オープン(芝2600m)。
「ちゃんと出るか、出ないのか」
どこぞの芦毛と似たような問題を抱えたスタートがみごとに決まった5番人気のペルーサ。
その後のポジション取りに腹案のあったルメールさんは1周目付近で前にいた2番人気のタマモベストプレイをかわしてハナに立たせ、そのまま逃げ切り勝ちでレコードの赤文字点灯!
5年3か月ぶりの勝利は、JRA職員も椅子をひっくり返す勢いで、慌ててデーターベースに記録するという素晴らしいオマケつきです。
先週のアイビスサマーダッシュで、栗毛の美しいベルカント嬢が1年5か月ぶりの復活勝利をあげたお知らせに気をよくしたのか、はたまた、凡走だらけにもかかわらず、不思議と人気になるおのれの眠たそうな脚をみつめて、いい加減、根性焼きでもせねばなるまいか?と「…思っただけ笑!」だったのか。
とにかく、ペルーサは札幌でいいところをみせてくれた。競馬場も大いに沸いたことだろう。あー!肉眼でみたかったなー!
5年以上も勝ち鞍がなく、苦肉の策とばかりに戦術を変え、逃げて逃げ切るというペルーサらしからぬ勝利に、「感動の復活!」や「涙の歓喜」などといった重苦しいサブタイトルは似合わないようで、私はほんの少し涙腺が緩んだものの、やはり最後は、手を叩いて笑顔になっていた。
何考えてるかわからない、いちいち面倒くさい、ひと癖もフタ癖もある男って、時々ひょっこりかわいい顔をしたりするから愛さずにいられなくなる。
さらにいうと、「今まで辛抱強く頑張ってきた」なんてのは、ペルーサの場合に限って、陣営の関係各位や、馬券を買い続けたファンの辛抱を差すのであり、彼自身は、今まで楽しく競馬を走っていたにすぎないのである。薄暗いものが一切横たわっていないのが、ペルーサのいいところですね。
すこぶる調子がよさそうな8歳の馬を目の前にして、この勢いのまま次走は札幌記念だったら嬉しいなと思いきや、ここは心優しい藤沢師。「中1週はつらいだろうから」と、秋に照準を合わせた模様。古くはホクトベガ、エリモシックなど、それをやってのけた牝馬がいることから、わからぬ男ペルーサも、ひょっとして?と思ったのは、私だけでしょうか。
茶を入れ直し、ふたたびすすりだしたロブロイ父ちゃんも「ルルくん(ルルーシュ)はアカンが、ペルーサは行ってよし!」なんて、ぶつぶつ言ってたりして。
たまらなく強い競走馬もいれば、ペルーサもいる。
私はそんな競馬界がやっぱり好きだナー。
継続は力なり
ペルーサ君は…無言で
自分の馬体で、証明しましたね
久々の勝利までの距離 49000m
長かったですね
関係者様と、ペルーサ君の努力に脱帽です
心の底から、おめでとう!!
(*^▽^)/★*☆♪
種牡馬になれなくても…札幌競馬場で誘導馬に推薦されますね♪間違いなく(*^^*)
知彦 2015-08-10 11:59:19
知彦さん、はじめまして!
おこちゃまくさいペルーサも
もう8歳とベテランになりました!
美しい栗毛を生かした誘導馬もいいですね!
と、
その前に、秋の王道(秋天・JC・有馬)
をもう一度挑戦してもらいたいです!
上坂由香 2015-08-11 10:11:05