何度「みかんのあぶり出し」を試みても、今年は「凱旋門賞前哨戦」という文字が浮かび上がらない第51回札幌記念は、ルージュバック回避の影響をまともに喰らわず、そうはいってもやっぱりか!と思わせる大混雑の中で行われた。
まずはパドック。
尾花栗毛がひときわ目をひく美しい菊花賞馬トーホウジャッカルの尻尾が、夏の終わりを諦めきれない力強い日の光に照らされて眩しい。スペシャルウィーク産駒らしく、スリムな馬体は1番人気。強い馬が当たり前に強いレースをファンは熱望していた。
そして私の軸馬ラキシス。
脚もとの馬装やゆったりとした歩き方で、私はどうしても名牝ウオッカを思い出さずにいられない。
牝馬の夏とだいうのに、札幌の高い空に早くも2匹とんぼ(つながったやつ)が飛んでいた。
ちょっとー、そういうの、明日からにしてくんないかなー!ラキシスが見たらどうすんのよ!
穴馬探しに苦労した。
知人がヤマカツエースをワイドに入れるという。山勝?てへへ、これは絶好のオカルト馬券!入れましょう、気持ちよく!
とまーーれ~!が聞こえて、馬体重増減なしのディサイファに、ぴょこんと乗り込んだ小さなシイ騎手がさらに小さく見える。馬が大きくみせるということは、よほど調子がいいのだろうと馬券に投入。
この4頭の3連単ボックスで決定でござい~。
スタート後はハナに立ったトウケイヘイローのペースに持ち込まれる。追走しているのは人気馬2頭とディサイファで、もうこの際、ヤマカっちゃんの行方はどうでもよくなった最後の直線。
そのヤマカツエースが追い込んでくるわ、ジャッカルとラキシスは見えなくなるわ、いつの間にか、何を思ったか(失礼)ヒットザターゲットがあわや差し切ったか!と思わせるゴール前!
血みどろになりながらも、雑踏の中から競馬界の重要なエリアを覗けば、小島師がものすごくニヤニヤしているのが見えて昇天。やられたー。
優勝はディサイファ。そんなに差のないアタマ差でヒットザターゲットが2着。4番人気のダービーフィズが3着で、今年の札幌記念は馬連でも万馬券、3連単は23万越えの「小島祭り」という結果に。
狭いキャパで、混めばたちまち歩きづらくなる札幌競馬場において、ついに会えなかった女流馬券師リエちゃん、取ったでしょうか。
しかし、札幌のG2に、典さんが乗らないこのテンションの上がらなさと馬券の散り具合は悲惨なもので、完全オケラ街道を友人とふたり、帯広ばんえいショップで買った豚丼味のおかきを食べながら、
「私ら今、どこ歩いてんだろうね?」・・・いい年をして43年ぶり3回目の迷子!!!!
結局、競馬場から札幌駅までトボトボ歩くというアスリートな事件に。おかげで今朝はハコウした脚にシップを貼りまくっております。
さてさて、今日から馬産地静内では、サマーセールがスタート。
ライブ配信がはじまりました。
せり開始は12時あたりなので、今日は中継を見ながら脚の療養をしまーす!
札幌記念・・・
何だが訳のわからないうちに終わってしまった感たっぷりです・・・(笑)
札幌駅まで歩かれたなんて!(笑)
桑園まではよく歩きますが、札幌駅まではちょっとしたイベントですね(笑)
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亜由美 2015-08-27 09:14:12