2015年10月26日

サブちゃんの菊花賞。

全国1億2600万人強のJBIS競馬女子部ファンのみなさま。

大変ながらく!お待たせをいたしました!

やりましたー!我らがサブちゃんのキタサンブラックー!菊花賞制覇!

もう嬉しくって嬉しくって、こんなに泣いたのはオルフェーヴルの有馬記念以来ですよ。

毎度どうしようもないへなちょこ競馬を書き続けてきた私のブログをお読みの方は、もうお分かりかと思います。わたくし上坂、生まれも育ちもチャキチャキの札幌っ子。どこを切っても北海道が出てくるというしろものです。

前回の項で『道産子サブちゃん人情馬券』の下りを、おっかなびっくり書いて先発予告!無事に馬券も的中いたしました!

なんせもう、2冠馬ドゥラメンテが1頭いないだけで、とんでもなく迷うことになった第76回菊花賞(G1京都・芝3000m)は、出馬表をみてから「え!こんな馬いた?」はじめて目にした馬名に慌てふためきながら調べ倒しと大忙し。

スティーグリッツって、重賞も出たことないのに、なんでこんなに素敵な印がたくさんついているんだ(某スポ紙調べ)?てな感じの馬も数頭。今思うと、きっちり18頭集めたのが不思議になるくらい、ドゥラ不在のチャンスを狙って、無理やりやってきたのかもしれません。

菊花賞馬はとにかく『強い馬』でないと克服できない3000mの長距離戦。どんなけ歩数を譲っても、彼らの中に流れる赤い血潮が最高の追い風となる現実。私の応援馬キタサンブラックの母父は短距離王者のサクラバクシンオーとなると、1回泣くどころでは済まない状態でした。しかし、

「これが究極のギャンブルっていうヤツなんだな…」

競馬のギャンブル性を否定してきたわけじゃないけれど、ここで勝負に出るという姿勢を私はブラックの挑戦で学んだ気がした。

中山セントライト記念1着という関西馬。なぜなんだ。関東ばかりを走っている。

愛馬の応援で京都競馬場に旅立った友人が、

「キタサンはなぜ神戸新聞杯に出なかったのか」とラインでつぶやいていた。

もしかするとブラック陣営も、セントライトで勝つとは思わず、よもや勝ってしまったから菊の夢をみることができて、追い金を支払ってまで出走させたのかもしれない。なんにせよ、すべての幸運海路は本馬キタサンブラックが作り上げたものですね。

菊花賞馬キタサンブラック。父ブラックタイド。日高の名門ヤナガワ牧場出身。とても日高で生まれたとは思えない(失礼w)丹精な顔立ちで超がつくイケメン。レース前に決行された悪友M嬢との予想大会でも、

「キタサンブラックってどんな馬?」と訊かれ、

「トウカイテイオーの再来みたいな顔立ち」と言ってしまい、競馬歴が最近の彼女に

「余計わからん」と返されてしまった。

サブちゃんが馬主になったのは、私が生まれる5年前の昭和38年。勝負服は、サブちゃんの母校のラグビー部ユニフォームから由来しているというシマシマ!(ウィキより)。

え!サブちゃんはラグビー部だったか!今まさに日本がラグビーで湧いているタイミングにG1の栄冠をバーンとぶつけてくるところが、ブラックのスター性。

馬にまつわる時代背景や物語も、ブラックが菊花賞を制覇しないと知りえなかったエピソードですね。

別にみなさん、今さら知りたくないとは思いますが、私の馬券は、これまた予告通り3連複ボックスと保険の馬連にキタサンブラックの4番を投下!

岩田が何かしてくれそうなサトノラーゼン、モッサリして牛のように歩くベルーフ、セイウンスカイをもう一度の典エイリアン、ここはしゃーない入れましょう!のリアルスティール、神戸新聞杯1着で各馬より3馬身くらい評価を上げていたリアファルという買い目。

私としたことが、どっちも的中という大変な「まつり」になりました。

サブちゃんは前走後の公約通りに5万人のファンの前で「まつり」を歌い上げてくれた。

なんて素晴らしいのだろう。ほんの短いファンサービスの中で、サブちゃんは歌いながら嬉し泣きをしているものだから、こっちは2度目のもらい泣きですよ。こんな競馬があるなんて最高ですね。

こういってはナンですが、

「間に合った!!!」感がハンパない馬主生活50年以上のサブちゃん。御年79歳。長年堅実に馬主を続けてきたからには、なんとしてもG1の称号をとってほしいじゃないですか。

私と同じような人情競馬を期待していたファンも多いことでしょう。

あんな嬉しそうなサブちゃんをみることができるなんて、キタサンブラック、本当にありがとう!

レース中、4角を回ったあたりで馬群が壁になりそうな瞬間に、「きたむらぁ~~~!おらー!へたくそー!なにやってんだー!はやくはやくー!」と罵声を吐いたことをお許しくださいまし。

サブちゃんがいうように、北村宏司騎手の「馬を信じて乗った」うまい手綱さばきと、ブラックにとってはとても厳しかったと思う距離不安矯正カリキュラムが功を奏した今年の菊花賞。

これでようやく上坂も男になれました。まつりだ~おごりだ~。

明日は「まつり」を歌いながら、行きつけの焼き鳥屋で友人たちと祝勝会です。

行ってきましたよ京都競馬場‼︎
聞いてきましたよ‼︎ ま、つ、り‼︎
すばらしい!ありがとうキタサンブラック。
返し馬の時に一頭だけ誘導馬の後ろにつけて、トコトコ。行進みたいで可愛らしくってね、その後の返し馬もチェスの馬みたいな走りで…これは…いける、かも……と思っておりました。(実はここで、買い足しに行くべきだったと、後悔。)
感動をありがとう。馬券はダメダメでしたが、とても楽しい一日となりました。

アラブ馬が競馬場を走っていた時代は
北島三郎さんは、数々のアラブの名馬を保有してましたが
サラブレッドではGⅠ勝ちまで長かったですね
自分は清水先生のとある厩務員さんの奥様と知人でして、それがありキタサンブラックを応援してきました

単勝ガッツリ買い込み、久々に高額払い出し窓口でJRA印頂きました笑
これから利益分を、赤十字社に寄付しに銀行に向かいます

これが自分流の 祭り です("`д´)ゞ

懲りずコメントしますよ😉
ブラックタイドファンとしては
ここで勝ってくれ~~と思ってました。
母の父サクラバクシンオーの仔は
障害でも勝っていますから
距離は持つでしょう❗
あとはキタサンブラックが落ち着いて
走ってくれたら🎵
父ブラックタイドに初G1プレゼントしてくれました🙌🙌
兄ブラックタイドだっていい仔出しますよ🐎🐎

cbbさん、知彦さん、graさん、熱いコメントありがとうございます!こうして皆さんと嬉しさを共有できるのも、競馬の素敵なところですね!
今年の「一番強い馬」という菊花賞の栄冠をブラックが勝ち取って本当によかったです!今後、海外の話もありますが、楽しみですね!

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以上

上坂由香

出身地
北海道札幌市
職種
エッセイスト

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