全国1億2千万人(何気に増えている)の競馬ファンの皆さま。今朝のお目覚めはいかがでしょう~か!夢の中にユタカやルメールが出てきて、いろんなことになってしまったひとは、どれだけいたことでしょう。
阪神ジュベナイルフィリーズでメジャーエンブレムが4角から逃げ切り勝ちで2歳女王に輝けば、香港マイルでモーリスが完勝!香港カップではエイシンヒカリが豪快に逃げ切って、世界にその名を轟かすという、クリスマス前に盆と正月がきてしまうというお祭り日に!
興奮したのはファンだけではありません。
ジュベナイルを勝ったルメール騎手は、JRAに所属してから初のG1勝利とあって、勝利ジョッキーインタビューでは「小牧さんが京都駅にいってしまいました」と、最後の直線で突然見えなくなったキリシマオジョウにジョークを飛ばし、香港ではユタカが興奮しすぎて英語がまったくわからなくなるという珍事に。我が国の愛すべき素晴らしい騎手たちは、最後までつっこみどころ満載でした。
レースをふりかえってみると、まずは阪神ジュベナイルフィリーズG1(芝1600m)は、1番人気のメジャーエンブレム(父ダイワメジャー)が最高のスタートを決めてしまい、前走のようにかかってしまうのか?と思いきや、涼しい顔で3番手を追走。直線手前で先頭に立って後続を突き放し、2着の10番人気ウインファビラス(父ステイゴールド)に2馬身差をつけて快勝!
1頭だけ牡馬が紛れ込んでいるのはないかと思わせる大きな馬格とのびやかなストライドは、名牝ウオッカを髣髴させる素晴らしさ。気の早いファンは、日本ダービーのダの字が後頭部を直撃して星が出たのではないでしょうか(それ私)。
馬券的には2着のファビラス嬢を褒めてあげたい馬連ゲット。ジュベナイルフィリーズは、ウオッカをはじめ、ブエナビスタ、アパパネなどを輩出し、ここをステップに歴史的な競走馬になっていくという出世レース。そんな大物は誰なのか考えた時に、これ以上ないというくらい荘厳な馬名であるメジャーエンブレムを軸にして、あとはアルテミスS組の全頭流し。ひ~、よかった!
しかし、ある意味まったくもってよろしくないのは、香港の馬券が買えないってハナシですよ。
モーリスにヒカリ、ヌーヴォの連帯!まさかこんな日が来るなんて。
日本の競馬ファン100%の的中が見込まれたんじゃないですか?しかもオッズ!我が国の代表馬に2ケタって。日本の国民が潤うと、経済の活性化につながりますので、ここはひとつ早めに何とかしてくださーい。
先週はサンビスタの偉業で、日高全域の酒屋の酒が品切れになるという騒ぎの中、今度はモーリス(日高・戸川牧場出身)にエイシンヒカリ(新ひだか・木田牧場出身)と、馬産地ひだかの勢いは日本のみならず世界へ驀進!嬉し涙に美酒の味がしたことでしょうね~。
そんな中、私が個人的に一番褒めてあげたいのは、ヒカリの2着ヌーヴォレコルト嬢。
レースは後ろの位置取りで、最後は前にヒカリをみつけて猛烈な追い込み!差のない2着は本当に立派なもので泣けました。彼らのワンツーフィニッシュは永遠に語り継がれてゆくと思うと、ヌーヴォたん、またしても安定の2着だったけど、前の黒っぽい芦毛、あれはバケモノだから気にしない~。
世界一の牝馬はあなたです。