雪の影響が心配された先週末でしたが、土日の競馬も無事に開催。
今年最初の東京開催、土曜日の2R・3歳新馬戦では、タケノハーモニーの産駒ニガオエ(美浦 小桧山悟厩舎 父アドマイヤオーラ)がデビューしました。
タケノハーモニーといえば、往年?ファンには懐かしい1992年のエリザベス女王杯を制したタケノベルベットの初仔です。
2013年の夏、静内坂本牧場さんで、タケノハーモニーと当歳時のニガオエの取材をさせていただいていました
その時の写真がこちら
このおちびちゃんが競走馬としてデビューしたんですねぇ
生まれてから離乳するまではタケノハーモニーお母さんにべったりの甘えん坊さんだったとのこと。
離乳してからは、大井所属のビジュレーヌ(父タイムパラドックス 母ベルモントナウシカ)と一緒に仲良く遊んでいたそうです。
競馬場には生まれた時からニガオエを見守り続けている皆さんの姿も。
そんな皆さんのあたたかい思いを受けての晴れのデビュー戦。
せっかくなら、そんな皆さんが大切に撮ったものを・・・と思い、
愛情いっぱいの写真をお借りしました。
静内坂本牧場さんといえば、2002年の日刊スポーツ賞中山金杯(G3)を制し、
その後金沢で活躍したビッグゴールド(父ブライアンズタイム)が引退後の時間を過ごしていることでも知られています。
1月からはサカモトホースファミリーが、サポートホースの会としてスタートしたそう
まずは31歳のアンバーネックレスから、
続いては繁殖を引退したタケノハーモニーへ続いて行く予定だそうです。
アンバーさん、とっても品のいいおばあちゃまですよー
それぞれの立場で馬たちのためにできることをしていくのも競馬
こういった馬との時間の紡ぎ方もあるということを、
より多くの皆さんに知っていただければ嬉しいです
さて、1月27日に行われた第65回 川崎記念(JpnI)を制したのはホッコータルマエ(JRA 西浦勝一厩舎)
このレース3連覇、史上初のGI 10勝という偉業を達成しました
「丈夫な馬で、全てにおいて高いレベルを持っている馬」と幸騎手。
普段はしないというウイニングランですが、
この日は「テンションが上がった」そうで
さわやかな笑顔とタルマエを気遣うようなソフトな走りで、
スタンド前を駆け、ファンにその勇姿を披露しました。
ダート王者の座を不動のものとしたホッコータルマエですが
パドックではかわいい表情を見せるシーンも。
そんな親しみやすさも人気のヒミツなのかも知れませんね
厩務員さんのネクタイとメンコは“お揃い”です
今後はドバイでのリベンジを目指していきたいと西浦調教師。
ダート王の走りが楽しみです
そして、そんな川崎競馬場で、あのお馬さんが川崎記念当日に誘導馬デビュー
2012年、森泰斗騎手を背に京浜盃(SII)を制したパンタレイ(父フィガロ 現役時:川崎・林隆之厩舎)です
京浜盃(SII)
パンタレイが誘導馬になったことは、お仕事仲間さんに教えていただいて知ったのですが、
競馬場ゆかりの元競走馬がこうして戻って来て、次の競馬を繋ぐお仕事をしている姿は
見ていて嬉しくなりますね。
誘導馬として初仕事を終えた洗い場にて
さて、「光の春」2月になって少しずつ春の到来が近付いてきました。
明日は浦和、ユングフラウ賞(SII)。
花咲く春へ向けての駆ける3歳の乙女たちの走りにエールを送りましょう