昨日の中山は、観衆3万人強を集めたスーパーG2中山記念!
太目残りは成長分の1番人気ドゥラメンテ(父キングカメハメハ)が、昨年の骨折から9か月のブランクをもろともせず快勝!中山記念というより「ドゥラメンテ復活記念」になりました。
2着は私の贔屓馬4番人気のアンビシャス(父ディープインパクト)で、3着に2番人気のリアルスティール(父ディープインパクト)。馬券の方は「これでオヤツ買っといで!」みたいな馬連800円まで。懐かしい遠足を思い出しましたよ。バナナはオヤツに入るのでしょうか。
ドゥラ復活劇場で久しぶりにいい競馬をみせてもらったなぁ~と、涙腺をじんわりさせていたら、悪質な競友M嬢よりLINEが…
「ちょっとー。つまりさ、デムーロを買えば当たるってことだよね」
―――そーゆー、みもふたもない言い方をしなさんな、56才にもなって(あ、言っちゃった)
「あんね、ドゥラメンテは誰が乗っても強いんだよ!」と、返す私。
―――わぁー、エラそうにゆーてもーた。Mは聞いてない。
「でね、意外とコッソリ(競馬を)やってたつもりなんだけど、単身赴任氏に小言いわれたわ」
―――コッソリやるから言われんだよ。堂々とやりな。
「キミさ、馬券当たったら、当たったって言っていいなさいよ、だってー!」
『いうわけないよねーー!』×2(瞬時に同じ文字を打つ我ら)
もうそこからは、口から泡吹いて倒れてるスタンプなどをペカペカ貼りまくって了。どうしてもMとは、競馬の感動的な話にならない。いったい何を見ているのか。ドゥラメンテが骨折を乗り越えてやって来た、最近ではなかなかいないド根性馬であることをなぜ褒めてあげないのかなー。
昨年春、ダービーが終ってから骨折が判明し、もしかしたらこのまま引退ってこともあるぞなと心配していた9か月。札幌の冬より長い時間を費やしてようやく出てきて勝ったというのに。
ヒトの場合、骨折すると、そこの部分が治ると同時に太くなり、本来より丈夫になるというけれど、馬の場合はどうなんでしょうか?30代も後半、ミルコの長い騎手生活の中で「今までで一番強い馬」といわしめたドゥラメンテ。すでに彼の前には、世界へ通じる道が、みかんのあぶり出しのように見えてきました。馬体も大きくなり、斤量を気にしない馬っぷりのよさ。「ついに!」という悲願を達成するのは、彼らかもしれません。私が生きているうちに、世紀の一瞬がみられるかも!と思うと、この先の人生、8割方楽しくなりました。
ミルコの連勝街道をぴたりとマークしているルメール騎手。ちょいとクセのあるアンビシャスをうまくエスコートして、彼の持ち味を十二分に発揮させてくれました。着順というよりも、アンビシャスにとっては、ここ一番の競馬だったんじゃないでしょうか。
それにしても、ミルコのインタビュー。「本当によかったで」「強かったで」の「で」。もしかして関西弁?北の湖でも江川でも、あんまり強すぎると、たいていその選手が憎たらしくなるもんですが、ミルコの場合は何でしょう、まったくそういった気持ちになりません~。
さぁさぁ、今週は「ついに!」(今日は何度書いたでしょうか)弥生賞!
これまたスーパーG2になりそうな若駒揃いです。
リオンディーズにエアスピネル、マカヒキが出走予定。前走ノーステッキだったリオンとマカヒキがどうなるか。またまたミルコとルメのワンツーか。ユタカは何か考えているのか。いかにも何も考えそうもない典さんに限って、今頃どうにかしてやろうと勉強中か…。
予想。
弥生賞もミルコは「本当に強いで」と、関西弁をあやつるでしょう!