6月最終週の東京競馬場では
梅雨の晴れ間、芝を渡る風も夏の香りがしていました
2歳馬の話題も気になる季節ですね
今年ファーストクロップがデビューしたフリオーソ
産駒はここまで3頭が勝ち上がり、順調な滑り出しを見せています。
ついこの前まで現役で走っていたような気がするのに、
引退してもう3年半が経つんですね。
早い
引退レースとして出走した2012年の東京大賞典(GI)では
レース後、ボンネビルレコード(現在大井で誘導馬)との合同引退式が行われました。
帝王賞(JpnI)や川崎記念(JpnI)、フェブラリーS(GI)などの大舞台でさえも、
普段から「平常心だから特に気にしない」と話していた担当の波多野厩務員が
「引退レースだからさすがに気を遣っちゃって。
無事にレースに送り出して、恥ずかしい競馬をさせないようにっていう気持ちがあってね、こんなの出ちゃった(笑)。初めてだよ」
とストレスでできた口元の”できもの”を指さしながら苦笑いしていたのも印象的でした。
プロとしての責任感が、そういった形で表れていたのでしょう。
6月24日にはフリオーソの地元船橋の2歳新馬戦で産駒3頭がデビュー
1Rでは、2歳馬として早々に入厩していたルデマレ(林正人厩舎)が強い競馬で快勝
フリオーソ産駒初の新馬勝ちを飾りました。
山口達弥騎手騎乗
さらにこのレースでは、2着馬エチゴヤマト(山田信大厩舎)もフリオーソ産駒
これからは「父」としてのフリオーソが競馬界を熱くしてくれるのも楽しみです
現役時代の馬房での表情と同じ。おだやかな表情のフリオーソ (2013年夏 取材に伺ったダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスにて)
ちなみに、4月19日の記事で「お父さんはダレでしょう」とご紹介したのは
フリオーソ産駒のハニーコーン(川島正一厩舎)でした
フリオーソがデビューした頃、オーナーのダーレー・ジャパン・レーシング様から提供された記念品の中に
シャレを利かせた「Who?(誰)」という文字入りのキャップがあったんですよ
なお、6月22日の京成盃グランドマイラーズ(SIII)で重賞初制覇したレガルスイ(船橋・矢野義幸厩舎)については、
「南関フリーウェイ」の6月更新の記事で書かかせていただきましたので
そちらもチェックしてみてくださいね